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昼過ぎの飛行機で東京から九州まで飛んだ
空港から電車で移動し、地元に着いたのは 夜
周囲は暗くなっていた
駅に母が迎えに来てくれた
実家には寄らずに、そのまま葬儀場に直行
葬儀場には親族が集まっていた
僕の部屋に横たわる父
コロナ禍で昨年は実家に帰れなかったので
1年半ぶりの対面となる
まさか久しぶりの対面がこんな形になるなんて
父とはいえ、亡くなった人に触るのは少し怖い
そして、とうとう触れなかった
あまりこういう場に立ち会ったことがないので、この後の流れがよくわからない
今夜は親族で交互に見守り
ろうそくを一晩中絶やさないようにしなければいけないらしい
とはいえ、現代では火事のリスクを抑えて 電子ろうそく
になっている
火が消える心配もないし、火事になる心配もない
ただ夜通し、ご遺体を見守るだけだ
葬儀場の人からこの後の流れをの説明を受けた
明日が通夜で、明後日が葬儀
それまでに
遺影の写真を用意したり
通夜の食事を決めたり
葬儀に使う材料の仕様を決めたりしなければいけない

コロナ前だとお通夜の夜はお酒やお寿司を頼んで
みんなで個人を偲んで飲んだものだが
コロナ禍ではそのような接触は控えなければいけないので
お弁当を用意して黙食だそうだ
お通夜では何人来て、何人分の食事が必要か
棺桶の仕様はどのグレードか

祭壇の大きさは
などなど
父は地元の親族経営の中小企業の社長、会長を務め
商工会長や業界協会長のような役職に務めていたことがあるので
葬儀にはそれなりの来訪があると思われるため
あまりにも貧相なものには出来ない
とはいえ家計にそんなに余裕があるわけではない
地元とはいえ中小企業の社長だったのに
何でそんなにお金がないのか私も不思議でたまらなかった
少し父の人物像に触れてみる
父は昔ながらの田舎の家庭に育っており
父の家族とは生涯仲が良かったのだが
自分の家庭では面倒見の良い父ではなかった
この家のローンがずっと家計を圧迫し続けていた
面倒くさがりで家族旅行に連れて行ってもらった記憶は少ない
その割に自分は協会の付き合いで旅行には定期的に行っている
本人もあまり旅行は好きではないらしいが
それでも欧州など○○業協会の旅行と銘打って自分は旅行に行っていた
ゴルフと麻雀が好きで、若いころはよくゴルフに出かけていたが
晩年は麻雀ばかりしていた
定年退職後も月に十数万円は小遣いでもらっていたにも関わらず
麻雀での浪費は家計を圧迫し
よく小遣いがなくなったと言っては母から追加で小遣いをもらっていた
定年退職後もそれなりの年金をもらっているのに
何でここまでつつましい生活をしているのか
母は晩年よく父と結婚したことを愚痴っていた
ろくに旅行にも連れて行ってもらっていないし
結婚生活でいい思いをほとんどしていないらしい
妹は母に離婚する事を薦めていたそうだ
ただ、専業主婦の老後の母が生計を立てていくのは
大変だろうし生涯離婚はしなかったのだが
なんで母がここまで父との結婚生活を嫌がっていたのか
死後に母から話を聞くまでは分からなかった
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