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通夜や葬儀は父の会社の会社社長や役員の親戚たちが手伝ってくれた
お花の序列や来訪者は会社関係者がほとんどだろうから
父の会社の人しかわからないからだ
通夜を前にどんどんお花が届いてくる
どんどん
どんどん
とうとう葬儀場では収まり切れず
廊下や外などいろんなところまで花輪でいっぱいになった
通夜にはいろんな人が来た
親戚や昔の友人、地元議員や市長
私は大学から地元を離れていたのですべてに疎遠だったが
父は地元では名が通っていたので来訪者の多さや名士の多さに驚いた
いろんな人が昔お世話になったと言ってくれた
家庭ではあまり良い父ではなかったかもしれないが
仕事では人望のある人だったんだと誇らしくも思った
葬儀も同様の状態が続いたが
なんとか無事に終了した
最後に火葬場に行く
一番泣いていたのが父の姉で私の叔母だ
こんなに早く亡くなってかわいそうにと泣いていた
叔母は父の顔を撫ででは泣いて 撫でては泣いていた
通夜では怖くて触れなかったのだが
私も最後の機会と思い触れてみた
肌は冷たく
ゴムのような感触だった
最後の1週間
意識が亡くなってからは食事も取れていなかったとの事で
顔も私が知っている父とは別人のようだったのも
触る勇気が出なかった理由かもしれない
あと9日間で73歳になることろだった
祖父も68歳と短命だ
これには理由がある
父は国指定の難病にかかっていた
祖父も同じ病気にかかっていたのだが
一番父の死を嘆いていた叔母もその病気にかかっているので 遺伝系の病気
と疑われる
つまり 私もこの難病にかかる可能性があるのだ
父が病気に発症してから14年で亡くなった
父が難病にかかったと知ったのは10年ほど前
最初の数年は知らなかったのだ
これも母が私に言ってくれなかった大事なことだ
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