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February 28, 2008
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カテゴリ: 学び・気付き
今日は 上海のしんせん館 が発行しているフリーペーパーから、「ケーキに合う珈琲って何だろう?」という内容の取材を受けました。



ケーキ と珈琲を試食試飲していく中で、取材に来てくれたOさんIさんが、



「当たり前のことがどれだけ大切かわかりますね…」



と言っていたのがとても印象的でした。






当たり前のことが当たり前でなくなって、おかしなところでこだわりだ!こだわりだ!と言われている状況には疑問を感じてしまいます。



今なんかファミレスでもこだわりを謳う時代です。



ファミレスのこだわりが良いとか悪いとかは別としても、



「ファミレスにこだわりか…」って、僕はちょっと引っかかってしまいます。








決して良い意味ではない固執しているだけ、こだわりと謳えばそれでいいとか、



独りよがりになってしまっているような感覚を受けてしまうんです。





珈琲は、職人的だったり、奥が深い世界だと思われているせいか、



今ではこのこだわりという言葉がさも当然かのように使われていて、



使っていないところのほうが少ないぐらいかもしれません。



使われるだけならまだしもいいですが、



当たり前のことでもさも特別なもの的な意味合いで表現されたりしているのを見ると、



どうしても違和感を感じずにはいられません。






今日も珈琲の話をしていく中で、



「珈琲はですね、まずはこれをやって、これが大切で、こんな風にすると、こういう珈琲の液体ができるんですよ…。はいちょっと飲んでみてください」



「あぁ美味しい!いやーさすがこだわりの珈琲ですねー!」







「え、そうなんですか…」



「えぇとですね、こういう珈琲を作ろうとすると、これは最低限やってあげたいことなんですよ。なんでかと言うと、この珈琲豆というのは…」



と、



珈琲の焙煎 だったり、 ドリップの方法 だったり、珈琲業界のあんなことやこんなこと、一般の方には勘違いされていることだったり、勘違いしている専門家はどこでもいることだったり、どんな業界にも表と裏があって珈琲業界でもそれは同じであることというのを飲み比べをしながらちょこちょこお話していったわけです。







「こういう話を聞くと、当たり前のことがどれだけ大切かわかりますね…」



という初めの言葉に繋がるんです。





別にやっていることは特別じゃなくても、十分にいいものは作れるわけです。



極々当たり前のことの積み重ねだけで、十分満足のできるうまい珈琲ができるわけです。



それはこだわりとかの特別感のあるものではなくて、当たり前に大切なことということなんです。



というか、



そんな当たり前のことすら知らない、できない、わかってない珈琲屋は、やっぱりどうかと思うわけで、当たり前のことをさも特別なことのように過剰な表現をするのも同じぐらいどうかと思うわけです。



ただこれは、もちろん需要と供給のバランスの上で成り立っている関係性なので、



お店側だけの問題ではなく、買う側にも問題があるわけです。



お店側としてはお客さん求めているものを提供する、そしてお客さんが満足してくれていたらそれが一番だと思うのですが、



いろいろを事情を知ってしまった人間からすると、え!ちょっと!それはどうなの!と思ってしまうところも多々あるわけです。



やっぱりお客さんにももっと成長して知識をつけてもらわないと困るわけで、おかしな珈琲屋が野放し状態になってしまっては、美味しくもない珈琲が基準ラインになってしまって、もしかしたら美味しい珈琲が飲めなくなってしまうこともあるかもしれないですから。






で、こういう話をすると、だいたい何割かは決まって、



「おまえの言うことだけが正しいのか!」



って言ってくるんですけど、全然そんなこと言ってないんで勘違いしないでください(キッパリ)





僕の中では知識が増えるということは、それだけ判断基準が増えるということで、



判断基準が増えるということは、それだけ自分がいいと思えるものに近づけるのではないかと思うんです。



2つの選択肢から選ぶよりも、3つとか4つとかから本当にいいものを選べばいいよりいいものに近づけますよね。



5つの選択肢があったとしても、自分の価値基準の中でいいと思えるものがなければ6つ目を見つけようとしますよね。



たしかに、無駄な知識を増やすとそれだけ迷うこともあるのですが、その迷う、つまり考える(自分の頭で)という作業がとても大切で、それは考えることを人任せにしないということで、時間はかかるかもしれませんがのちのちには自分好みのものを選べるようになっているのではないかと思うんです。



自分で考え、自分で決める。



これは誰しもやっているように思っていても、どっか広告に踊らされていたり、ウンチクに惑わされてしまっていたり、自分で決めているようで決めていないことも多いように感じてしまうわけです。(珈琲以外では僕も同じですが…)






はい。



なんか、話がそれてしまいそうなので戻しますが、



「当たり前のことを当たり前にすること」



ということは、とても大切なことではありますが、こだわりというほどのことではないわけです。






じゃあ、結局のところで、最終的には何を判断基準にしたらいいのかとといえば、



やはり、珈琲の液体を飲んでみることです。



これ以上のことはありませんし、これをやれば間違いはありません。





ここまでを理解してもらった上で言えば、



今まで語ってきた珈琲のウンチクなんてどうでもいいわけです。ウンチクに価値はありません。



「珈琲のウンチクを聞くと、この珈琲がさらに美味しくなる」



とはOさんIさんも言ってましたが、大切に作られた良い珈琲があってのウンチクならまだしも、この順序が逆になったときのウンチクなんてものはおかしいわけで、そんなウンチクにはなんの意味もないわけです…










まぁ、ここに書いてあることを読んでも、



結局は目の前に珈琲があって、



「さっき言った珈琲がこれで、こっちと飲み比べをしてみると…」とリアルに話をしていかないと、



伝えたいことの半分も伝わらないんだろうなーと思いつつ、



今日も「味の説明がリアルに伝わらないのって切ないね」って、話をしていたわけです。




でもまぁ、



一人、また一人と徐々にでも確実に増えていき、



今までよりも少し珈琲に興味を持ってもらえたらなんとなく嬉しいわけです。



道のりは長くて、商売としては間違っているのかもしれませんが(汗)









今日書いたことへの、反論、異論、疑問、意見などあればいくらでも聴かせてください。
全て読ませていただきますし、野村の時間のある限りしっかり対応させて頂きます。
内気な人間なので「バーカバーカ」だけのメッセージは勘弁してください。

こちらからお願いします





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最終更新日  February 29, 2008 03:15:36 AMコメント(0) | コメントを書く


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