秋が深まってくると日本酒が一層おいしくなります。この時期は、ヒヤで飲んでも良し、また少し寒い夜は温めて飲んでも良し、ということで、日本酒は冷やしても、温めても、また熱くしても、いずれも美味しく飲める世界でも類のないお酒だと思います。
さて、今回ご紹介するのは「純米原酒 会津中将」というお酒です。銘柄に「会津」と入っているので、お分かりでしょうが、会津若松と言えば福島県ですね。

このお酒を造っているのは、福島県会津若松市にある鶴の江酒造株式会社というところです。江戸時代の1794年の創業ということですから、伝統のある酒蔵ですね。ちなみに鶴の江という名前ですが「鶴」は、名城会津若松城の別名「鶴ヶ城」の鶴から取り「江」というのは湖のことで猪苗代湖を現しているそうです。
また「会津中将」というのは会津藩の始祖である保科正之の官名が中将であったことにちなんでつけられたとのことです。この保科正之という人は、徳川2代将軍の徳川秀忠の子供で3代将軍の徳川家光とは兄弟ですが、母親が正室のお江の方ではなく、身分の低い女性だったそうです。
とはいえ、この保科正之は、非常に優秀な人だったらしく、3代将軍家光にとっては頼りになる側近の一人だったようです。なお、苗字が徳川家一族の「松平」ではなく、「保科」というのは、正之が幼少のころに預けられたのが保科家だったからで、その後、正之の子孫が「保科」から「松平」に改めています。
さて、お酒のお味のほうですが、純米酒ならではのお米の濃厚な風味があり、口に長くとどまっているような濃さを感じるお酒です。このお酒は、米と米麹だけを原料として作る純米酒本来の味を感じます。
会津地方も寒い地方ですから、酒造りには適している地方だと思います。まだまだ福島県には美味しいお酒が沢山あると思いますので、いろいろ試してみたいと思います。
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