関西ひとりジョーズ紀行
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京都の夏の風物詩のひとつ、五山の送り火。曜日に関係なく、毎年8月16日に行われます。京都を囲む三方の山に「大」の字をはじめとして、「大」(2種)、「妙」「法」「鳥居」「船」の5つの鮮やかな文字・形が浮かびあがります。ただ、そのすべてを見るには京都は広すぎました…。午後7時、京都駅に降り立つと、すでにあたりは多くの人でごったがえしていました。JRの新快速も臨時で増発するほど。みな、山に近づこうと北に向かいます。バス乗り場は長蛇の列。今回はタクシーの運転手に聞いた話をもとに、北へは上がらずに五条大橋へ。そんなに人は多くなく、橋の欄干によりかかる人が一列ほど。しかも、地元の人のよう。おお、これは穴場か? 鴨川を吹く風に心地よくあたりながら、午後8時からの点火を待ちました。ほどなくして、右手に大の字が浮かび上がりました。五条大橋から見ると斜め右手。大の字がゆがんで見えます。んー、確かに鮮やかだが、迫力がイマイチ。15分後に「妙」と「法」が点火されるはずなのに、文字が全く見えない。すると、地元らしきおっちゃんが「あのビルの向こうや。双眼鏡がないと見られへんわ」と教えてくれました。これはまずい、ということで、タクシーに乗車。川端通りを北上して、この日限りの歩行者天国になっている出町柳になるべく近づこうとしました。ある程度の渋滞を予想していましたが、以外と進んで、一駅手前の丸太町まで北上できました。出町柳に着いたときにはもう午後8時50分。送り火の点灯時間は一文字当たり約30分。最後の点火が8時20分ということは…ジ・エンド。ということで、「大」を横目に北上して、終わってしまいました。でも帰りの京阪電車は思ったよりも混雑していなくて、よかったです。これがもっと北上していたら、南下に時間がかかったかもしれません。一文字しか見られなかったのはちょっと残念ですが、幻想的な雰囲気は伝わってきました。送り火の点火職人がいたりとか、単純に見えることにも職人の世界があるみたいで、そういう裏側を見る機会があればいいなあと思いました。悔しかったのは、きょう会社の後輩が「松ヶ崎まで行ったら、4つ見えましたぜ」と言っていたこと。次回は「より多く、より近く、より少ない人気の少ない場所」での観覧ができるように、がんばります…
2005年08月16日
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