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正月も1月6日を迎えましたが、遅ればせながら我が家の今年のおせち料理を
紹介いたします。今年も全て妻の力作です。
おせち料理は漢字で『御節料理』 。もちろん正月料理の事で、節日(節句)に作られる
料理のことから御節と呼ばれているのです。
最初に『栗きんとん』
黄金色に輝く財宝にたとえて、豊かな1年を願う料理。
日本中どこにでもある栗は、山の幸の代表格で、 「勝ち栗」と言って、縁起がよいとして
尊ばれて来たのです。
そして『黒豆』。
「豆=まめ」は元来、丈夫・健康を意味する言葉。
「まめに働く」などの語呂合わせからも、おせち料理には欠かせない料理。
『昆布巻き』。
巻かれているものは今年は身欠きニシン。昆布は「喜ぶ」の言葉にかけて、正月の鏡飾りにも
用いられている一家発展の縁起ものなのです。
『田作り』。
小さいながらもお頭付きです。妻が一つ一つ苦い腸の部分を取ってくれたのです。
五穀豊穣を願い、 小魚を田畑に肥料として撒いたことから名付けられた田作り。
片口鰯の小魚を使った田作りは祝い肴のうちの1品。
別のお重には煮物が。
『シイタケ』
シイタケは、季節にあまり関係なく発生することから、「四季茸」と言われることもあり、
この言葉が訛って「しいたけ」になったという説もあるとのことですが、おせちとの関係は?
『蓮根』
孔が空いていることから遠くが見えるように先見性のある一年を祈願。
『里芋』そして『八ッ頭』
里芋は子芋がたくさん付くことから、子宝を願って。そして八ッ頭は同じく小芋が
たくさん付くことから、また八には末広がりの意味をかけて子宝、子孫繁栄を願うのです。
『筍』
タケノコは「雨後の筍」ということわざがあるとおり、ものすごく成長の早い植物。
成長を願っての1品。
『牛蒡』
細く長く地中にしっかり根を張る牛蒡は縁起のよい食材。「細く長く幸せに」を願って
いるのです。
『蛸(たこ)』
タコは八本の腕を使って抱きしめ、締めつけ、吸いあげる・・幸せを吸いあげる・・・。
チョット無理がありそうですが。
『数の子』。
子宝と子孫繁栄を祈る1品。数の子はニシンの卵。二親(にしん)から多くの子が出るので
めでたいと、古くからおせちに使われました。
我が家は正月のみに食べる料理?
『伊達巻き』。
「伊達」の由来は華やかさや派手さを表す言葉で伊達政宗の派手好きに由来
することの他、諸説あるとのこと。
見た目の豪華さで定番となる。巻き物(書物)に似た形から、知識が増えることを願う
縁起物なのです。
『いくら』。
美しく輝く粒を財宝に例えたり、子孫繁栄を願って食べられているのです。
そして別皿の『なまこ』。
切る前の形が俵に似ている事から俵子とも呼ばれる豊作への願いが。
そして締めは『雑煮』。
今年も同僚が自ら餅つきしてくれたものを、たくさん届けてくれました。
餅は昔から日本人にとってお祝い事や特別の日に食べる「ハレ」の食べ物。
関西地方では丸餅、寒冷地や関東周辺は角餅を使うと聞いていますが・・・。
よって我が家は角餅。残念ながら写真は撮り忘れしました。
今年も夫婦二人分の多品種少量。元旦に祝うおせち料理には、それぞれの料理に
理由があり、子孫繁栄や豊作、長寿など、様々な願いを祈ったものが多いのです。
今年の正月も、これら1つ1つの料理にこめられた願いをかみしめながらおせち料理を
楽しんだのです。
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