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六本木・森アーツで開催中の「歌川国芳展」に立ち寄って来ました。
地下鉄・六本木駅改札出口から六本木ヒルズ森タワーに向かう地下通路。
地下道からエスカレーターで地上に上がって来ると左側にある滝の広場。
待ち合わせするのは、解りやすいビューポイント。
青空に立つ54階建て六本木ヒルズ森タワー。
ブランド街のショッピング・モール、オフィス、上層部は展望台の東京シティビューや
文化施設や美術館などで構成される森アーツセンター、森美術館があるのです。
TOHOシネマズ 六本木ヒルズ。
柱には様々な国芳の作品による案内が。
江戸時代末期を代表する浮世絵師の一人。 画想の豊かさ、斬新なデザイン力、
奇想天外なアイデア、確実なデッサン力を持ち、 浮世絵の枠にとどまらない広範な魅力を
持つ作品を 多数生み出した絵師。
坂田怪童丸は坂田金時の幼名。この真っ赤な体の男の子は皆さんよくご存じの金太郎。
また、鯉は滝を登って竜になると言われています。つまり、ここに描かれているのは、
やがて英雄と竜になる二者の幼い姿。
男の子の健やかな発育を願う端午の節句に楽しむのにぴったりの図柄とのこと。
展示場入り口。比較的空いていた。1500円を払い入場。
もちろん場内は撮影禁止。
よってクリアーファイルを購入。
タイトルが「みかけハこハゐいがとんだいゝ人だ」という有名な作品。
人間の身体を組み合わせて人の顔をつくってしまう「だまし絵」みたいな作品。
一人が手を放してしまったり、ちょっと力を緩めてしまえば一気に崩れてしまう顔なのです。
クリアーファイルに白紙をいれると、黒い外郭線のみが現れてくる仕組み。
最近話題になっている作品。
江戸時代なのに・・・スカイツリーが描かれているのです!
絵の左奥は対岸の江戸・深川辺りで、他の建物を圧するような細長い構造物が二つ見える。
左側の低い方は当時存在した火の見櫓とされ、その右の巨大な組み立て式の塔は
実在しなかったというのです。 国芳の予言?未来予想図?
遊び心のある多くの作品や、身近な動物たちを擬人化して世の中を風刺したような
数々の作品を楽しむことができたのです。
そして幕府の財政が逼迫し世情が不安定だった当時、その閉塞した社会状況を打破する
ようなパワフルな数々の武者絵も。
鑑賞後、土産物売り場へ。
六本木ヒルズ森タワーから見た東京タワー。
今年は歌川国芳の没後150年とのこと。
現代もなお私たちを圧倒してやまない「破天荒の浮世絵師」、歌川国芳のパワーを実感し、
その芸術世界を堪能できたのです。
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