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平安時代の中期に「南無阿弥陀仏」を唱えて人々に念仏を広めた六波羅蜜寺の開祖である
空也上人の像である。 空也上人が「南無阿弥陀仏」を唱えるとその一音一音
(南・無・阿・弥・陀・仏)が阿弥陀仏になったという伝説を彫刻化している。
彫刻自体は、鎌倉時代前期の作で、運慶の四男・康勝の作である。
左手には鹿の角のついた杖を持ち、布教のために履きこんだ草履で大地をしっかりと踏みしめ、
痩せてはいるが民衆と共に生活 した空也上人の力強さを表現している。
布教だけでなく、橋を架けたり井戸を掘るなど「市聖」と呼ばれ民衆から慕われた空也を
生き生きと表現していて、その 写実的な表現からは空也の死後250年ほど経ってから
制作されたとは思えない生命力が感じられるのであった。




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