梅林庵

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2019年05月23日

サイクリング、二八

(10)

カテゴリ：サイクリング

　田仕事ではありませんが、取り付いた山仕事に決まりがついたので、一杯注そうとの招待でした。夕刻、拙宅へ迎えに来てくれるとのこと。親方の奢りです。私、日本酒も洋酒も好きですが、一番好きな酒は只酒です。嬉しいな。よし、それまでに腹を減らしておこう。ということで、午後はキャノンデールに乗ろう。2時間の輪行でした。以下の写真はその切り取りです。1枚目は鶴見・吹の地先にある野地です。

　番匠川河口にある清掃センターです。向こうの山並み、左のピークは霊峰尺間嶽。

　松浦漁港の手前、消波ブロックで潜水漁をしていました。アワビ・サザエです。佐伯湾はボンベ禁止。漁師は素潜りです。水中眼鏡とシュノーケル、あまちゃんの世界です。

　トンネルを抜け、有明にさしかかりました。ここには日本水産（株）中央研究所大分海洋研究センターがあります。ジュンさん、どうしているかな。おっ、速見丸だ。瀬渡しを生業。余談です。今から30年余り前、加藤剛、大原麗子、中井貴一、紺野美沙子、植木等が出演した映画「新・喜びも悲しみも幾年月」のロケが佐伯で敢行されました。舞台は豊後水道に浮かぶ水の子灯台。その折り、速見丸が役者さん達を乗せて気張ったそうです。

　こちらは小学校跡に立地した大分大学鶴見臨海研修所跡です。売りに出されていました。寂しい限りです。

　中浦隧道を抜けると敷場です。潮の香りが強くなりました。海が開け、水平線が弧を描いているよう。右の島嶼は佐伯湾の入り口見張り番、大島です。其所に暮らしたシミ君夫妻、今はどうしているのかな。元気かな。手前には真珠母貝の筏が浮かんでいました。

　次の写真は養殖筏に餌をやる餌船です。船腹にたっぷりの鰯や鯖を抱え込み、船上でミンチをこさえます。筏に横付けしてそれを投餌。群がるブリの飛沫は圧巻です。

　婦人がヒジキを干していました。磯場に主人が刈ったとのこと。乾いたら海藻加工業者へ渡すそうです。

　この後、小浦中越ふれあいトンネルを抜けて米水津へ。湾を半周、浦代峠で一汗かいて木立に戻りました。今日の輪行はギアの切り替え頻繁を心がけました。乗る度、硬いサドルですがお尻の痛みに慣れてきました。
　シャワーを浴び、微睡みました。午後5時、親方が迎えに来てくれました。後部座席にフミちゃんが座っていました。彼も親方の小取りです。チェーンソーは持ちませんが、荷役をします。私より年上かな。補聴器をつけ、親方の弁によると視力も弱いとのことです。彼は働き者です。といっても毎日ではありません。普段はぼんやりの生活だそうです。気の向いた一月に数回、数時間を遊び半分、親方の手伝いをするとのこと。5時過ぎ、二八に到着。今日も陽のあるうちに一杯です。写真は先を歩く親方と後をいくフミちゃんです。