梅林庵

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2019年08月01日

サイクリング、焼酎に酔いトラとバタンキュー

(4)

カテゴリ：サイクリング

Thursday,August 1,2019
盛夏　暑中お見舞い申し上げます。

　午前2時半起床。書斎、といっても息子の勉強部屋だったところですが、の窓を開け放しました。日中の暑気が嘘のよう、冷気が流れ込んできました。日中のランニングに火照った身体に心地好い。早起きが理由の一つです。
　太陽が顔を出すか出さないうち、基礎英語を聴き終えてサイクリングの恰好に。今日から8月です。ツール・ド・佐伯まで70日余り。月替わりを契機、少なくとも2日に1回はロードレーサーに乗りたい。写真は木立の水田を横目の写真です。熟れた稲に私のシルエットを投影。

　番匠川河口から佐伯湾をショット。

　船曳網の漁船が網を曳いています。向こうに霞む島嶼は鶴見・大島です。今、付近の網代で鶏魚が入れ食いとの報あり。誰か釣りに行った人、魚を待ってます。

　この後、堅田川を遡り岸河内まで。小さな峠を越えて竹角へ。堅田街道を下り、小島を廻って帰宅。1時間半、35km。帰り着いたら、菜園に妻の姿。水遣りと収穫でした。私は勝手にサイクリング。彼女に野菜の世話をさせるのは申し訳ないのですが・・・。でもそれは彼女の楽しみでもあるのです。毎日、これくらいの収穫があるのです。植えた野菜の実る気分、育てた者だけが味わうことのできる快感ですから。

　日中、見残したツール・ド・フランスの表彰式をチェック。コンコルド広場が舞台でした。シャンゼリゼ通りとその向こうに夕焼けの凱旋門。刻々と変わる街の色合い。見入ってしまいました。やはりパリはパリです。30代に一度訪ねたことがありますが、もう一度行ってみたい。
　それとは別、1ヶ月近く続いたレース番組で、いい感じのゲストを見つけました。フローラン・ダバディというフランス人です。40代中盤の男性。痩身、眼鏡。ウィキによると、父親は作家・作詞家でミシェル・ポルナレフの曲を作詞、仏では有名とのこと。本人はパリの語学学校を卒業、日本語を含む7カ国語を話すことができるそうです。口調は、サンデーモーニングに出演の姜尚中氏に似ています。彼にひかれた理由は、レースの展開予想とは別、画面に流れる映像、自然や文化遺産、について深い造詣をもって語るリズムです。風土や生活様式にもいい感じのコメントをします。大袈裟ですがフランスの文化人とはこういう人のことを言うのだろうな、そんな気持ちになりました。
　余談です。ダバディ氏、一時期、サッカー日本代表監督だったトルシエのアシスタントをしていました。そう言われてみれば、日韓W杯のピッチでトルシエの通訳としてテレビ画面に登場していたな、ツール～の解説画面、彼の姿に重なるものがあります。

　午睡。午後3時を過ぎて着替えました。何時ものコースをラン。時刻が時刻でした。気温は優に30℃を超え、暑いのなんの。此処に辿り着いて、一息つきました。

　帯工の落水が涼を醸します。

　帰り道、KのK坊が噴霧器を背負っているところに行き遇わせました。造船会社の設計部門を退職、自適の生活を送る、私より10歳近く年上の男性です。除草剤を撒いていました。暑いですね、声を掛けたら
「Hちゃん（私のこと）よい、お前、そげな恰好（ランニングにショートパンツ）で木陰に涼んでいたら、山蛭が落ちてくるぞ。あんくみぁ動物の体温を感じてポトリするんじゃーが。気をつけなぁいけんぞ。ほいての、今年ぁおまい、蝮が特別多いわい。先日、墓廻りの草刈りをしたら出て来た。長靴を履かんでボソ（藪のこと）には入られん。それじゃーな。暑いき～ぼつぼつな」
彼も薪ストーブの愛好家です。そうと知って親近感、付き合いが始まりました。

　家に戻ってシャワー。プシュッといきたいところでしたが、酒保のビールが底を突いていました。三楽をロックで。当てが間に合いません。先日、来客のために半解凍していた鹿刺のあるのを思い出しました。そのブロックを切りました。これで背中の1本分を終了。もう1本分あります。誰か食べに来ませんか。