梅林庵

Thursday, September 10, 2020

　午前4時起床。晴れのち曇り。

　朝のうちに襤褸を纏い、地下足袋を履きました。数年来、野菜屑や魚の骨などを捨て置いた梅林下が、頃合いのよい土になっていました。覆った草を引くと、蚯蚓（ミミズ）や嫌な恰好の虫がウヨウヨ。解（ほぐ）していくと、栄螺、牡蠣、北寄、貝の殻が出て来ました。畑野浦のAちゃんや釧路のKAZUさんに頂いたものでした。それらとまだ形の残っている木屑などを除け、鍬で土を手箕に掻き込んで一輪車へ。冬野菜を植えるところに広げました。別の菜園には牛糞を撒き、それぞれをトラクターで鋤込みました。汗びっしょりになりました。土中の生きものは写真に馴染まず割愛します。代わりは花壇を舞うアゲハチョウ（モンキアゲハ？）です。アスクレピアスの一つ一つに口吻を差し込んでいました。

　こちらはイボバッタ。勝手口の靴脱ぎに見つけました。イボという名を冠するとおり、緑色の連中に比べ器量よしとは言えませんが、それだけになんとはなし親近感を覚えます。

　シャワーを浴びての昼ご飯はこれ。妻がヨガに出かける前、握ってくれました。胡瓜の辛子漬けがいい感じでした。3つ頬張りました。

　上記写真の坂を登りました。この先に鶴見半島の尾根を越える峠があるのです。名を「ひょっとん峠」といいます。尾根筋に小さな風力発電機がありました。無風、廻っていませんでした。

次の写真はそこからの眺めです。中央の島は沖黒島と地黒島。右手遙か向こうは蒲江・仙崎、水平線は日向灘・太平洋です。グアム・サイパンは見えませんでした。

　眼下に目を落とすと間越集落。僅か数十人の暮らす漁村です。月1回、第3日曜日、定置網に漁獲の活魚・鮮魚を販売する朝市が立ちます。鮮度抜群且つ格安。訪ねた折り、大分市方面から買い出しにやってきた板前さんを見たことがあります。知る人ぞ知る、なのでしょう。

　ひょっとん峠で郵便集配の方に行き遇わせました。景色を眺めながら一服していました。峠下に小さな海水浴場があるのですが、この夏はコロナの影響で遊泳客が少なかった旨を問わず語り、話してくれました。

　中浦ではリーマン時代に同僚だったD君と行きあわせました。彼は現場廻りの部所に移動となり、そこに七つ道具を持って大きな消火栓を開栓していました。お疲れ様。10分ほど談笑。かつての仲間、各人の近況を知りました。偶には出先に寄ってよ、そう言われ、有り難う、元気でね。写真はそこのベンチに憩う野良たちです。時折、通行する車に魚を貰い、生活しているとのことでした。

　帰宅してシャワー。プシュッ。今夜の当てはキビナゴと野菜天。もちろん茄子が混じっていました。バタンキュー。

今日の一句

握り飯紫蘇味効いて夏の往く

今日のラン

サイクリング40km

今日の酒

SAPPOROゴールドスターレギュラー缶1　冷酒2合　赤ワイングラス2