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1999.01.13
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カテゴリ: 欧米露の本




 「外套」は昔子供向けの本で読んだが、「鼻」は初めて。
 こういう話だったのか。どちらも150年以上前に書かれたものだが、諧謔を帯びた描写に驚かされる。それまでロシアこういう小説の伝統があったわけではないようなので、これが登場した時にはみんな驚いたことだろう。
 解説によれば、ドストエフスキーは「われわれは皆ゴーゴリの『外套』の中から生まれたのだ!」と言っているそうだが、内容といい、描写法といい、斬新なものだったのだろう。
 訳は1938年のものをもとに1965年に少し手を入れたものということで、下宿の女主人を「主婦」と書くなど、今からみれば古めかしいところもあるが、わかりにくいというところはない。
 ただ、仕立屋がハンカチに外套を包んで来たのには驚いた。「ハンカチ」とは風呂敷のような大きなものまで含まれるものだったのか。





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Last updated  2005.04.01 20:42:07
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