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2005.01.12
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カテゴリ: その他の映画
 私が生まれる前の旭の主演映画。
 相手役は浅丘ルリ子。
 白黒。

 昭和18年、山陰地方の大地主の息子・順吉(小林旭)は、女中に来ていた山番の娘・小雪(浅丘ルリ子)と恋に落ち、親のすすめる見合いを断り、家を出て、宍道湖のほとりで二人で暮らし始める。
 順吉は京都の大学に通っていたインテリで、読書会を開く仲間がいる。読書会の仲間が皆、仕事を持っていることに主人公はあこがれを抱いており、このあたりで、社会主義にかぶれているのかな、と思わせるのだが、それがはっきり出てくるわけではない。
 肉体労働を始めてから、仲間に「思想に裏付けがなかったことになっちゃうもんな」などと言われるのがせいぜいそれらしい。
 やがて順吉は招集を受けて出征し、残された小雪は、看護人や肉体労働をしながら一人で暮らすのだが……。
 とにかく浅丘ルリ子が可憐で、丈夫そうでもない体で働く場面がいじらしい。
 かつて順吉の婚約者になっていた女との再会もあるが、その女がその後どうなったかは描かれていない。

 死んだ花嫁を、積み上げた布団に寄りかからせての華燭の典というのは、現実に見たらこの世のものとは思えないだろうが、出席者は皆落ち着いたもの。
 式の後で、順吉が、村の衆に「これまでの封建的なやり方を変える」というようなことを宣言する。
 これを見て、あっと思った。トルストイの「 復活 」だ!
 もちろん、話の筋は「復活」とは似ても似つかぬものなのだが、一脈通じるところがある。現実には、この後が大変なのだが、そこまで描いては悲恋が台無しになる。
 これで終わるから悲恋を描いた名作となるのだ。
 この映画は悲恋の定番として、1966年に舟木一夫・和泉雅子で、1975年に 絶唱 (山口百恵&三浦友和版)【TOBE-9513】 =>20%OFF!《発売日:00/10/25》 で再映画化されている。





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Last updated  2005.01.12 10:04:15
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