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2005.01.25
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 という 記事
 漢字とコンピューターを巡る問題はいろいろある。
 まず、その字体だ。
 記事に、「日本の漢字政策は、常用漢字が文化庁、人名用漢字が法務省、パソコンなどに使われるJIS(日本工業規格)漢字が経済産業省と縦割りで所管されている。」とあるように、コンピューターで用いられている字体は工業規格であって、それが漢字として正しいかどうかということは問題にしていない。
 「葛飾区」の「葛」、「徽章」の「徽」など、本来の字体とは異なっている。
 「葛」は、「ヒ」の部分が「L」と「人」を組み合わせた形、「徽」は「山」と「糸」の間に「一」が入るのが本来の形。(本来といっても、字源までさかのぼっていくとまた違うのだろうが、ここでは、辞書で親字として示されている字体)
 ワープロが出始めた頃は、縦横16ドットで印刷していたこともあった。24ドットでもきれいな方だった。
 そういう時代であれば工業規格として制定された字体を、一種の略字として通用させてもやむを得なかった。
 しかし今や48ドットなど当たり前だし、トュルータイプのフォントが当たり前になってきて、活字に近いきれいな印字ができるようになっている。

 もう一つ、「常用漢字」そのものの性格の問題というより、受け取る側の問題。
 「常用漢字」を金科玉条のごとく受け取り、それ以外の漢字は使わない、という姿勢が新聞にはある。(毎日新聞は、独自に常用漢字ではなくとも漢字表記する語を決めている)
 公文書をわかりやすい文章にするためには意味はあるかもしれないが、出版活動に制限を加えるためのものではないはず。
 漢和辞典でさえ「杜甫」に「トホ」と読みをつけていたりする。「李白」だと」「白」は常用漢字に入っているので、「李(リ)白」となっていたりする。
 漢和辞典をしょっちゅう引くような人なら「李白」ぐらい読めるだろうし、そもそも、漢和辞典には読めない字の読みを調べる、という機能だってある。
 むやみに常用漢字にとらわれるのはやめようではないか。





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Last updated  2005.01.25 15:15:01 コメントを書く
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