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2005.12.09
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カテゴリ: 江戸時代を知る
光風社選書。光風社・1987.10.20

 江戸時代の江戸の概説書。
 「江戸のすがた」「江戸と幕政」「江戸と市民」の三部構成。
 項目別なので、同じ逸話が何度も出てきたりするのはしたかがない。

 最初のうちは固い印象を持ったが、なれると読みやすい。
 庶民の日常生活ではなく、江戸という都市を行政面から描いている。

 江戸の消防というと鳶火消しが浮かぶが、武家火消しから鳶火消しに至るまでに、商店の店員を招集する「店《たな》人足」の制度があり、それが実用的ではないので、各町で鳶に頼んで町火消しを運営していくようになったことなども詳しく書かれている。
 まさに、民間でできることは民間で。消防に関わることを幕府の負担で、という要求もなかったようだ。

 日本橋に魚河岸の記念碑があるそうだ。

 任侠の気風は魚河岸の若い衆がつくりあげたものだとか。
 なるほど、長谷川伸や久保田万太郎に、実際に渡世人の知り合いがいたとは思えない。
 主人公の正確は魚河岸の若い衆だったのだ。

 幕府は、魚河岸から不当に安い値で鮮魚を取り上げたりしているが、虫でも庶民を苦しめている。
 大奥で虫の音を楽しむために、鈴虫や松虫の上納が中野杉並一帯の農民に割り当てられていたのだそうだ。(p97)
 相手は生き物。虫売りが養殖していたものもあったろうが、数をそろえるのは大変な苦労だったろう。

 「こんなすじゃらか[#「すじゃらか」に傍点]の「すじゃらか」がわからなかった。

 この本、なんと都道府県選挙管理委員会連合会発行の「選挙」という雑誌に連載されたものをまとめたものなのだそうだ。
 そんな雑誌があることに驚いた。

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Last updated  2006.03.29 14:20:25 コメントを書く
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