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2006.02.08
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カテゴリ: その他の読書録
日本テレビ。2004.9.1

 惜しい。もったいない。
 作り方によってはもっと売れるのに。
 そう思わずにはいられない本だ。
 この本を手にする人はどういう人かといえば、「鉄腕DASH」を見ている人だ。
 明雄さんってどんな人だろう、DASH村ってどうなっているのだろう、という興味で手に取るのだ。
 本の構成は「初めての田舎暮らし」「畑の知恵」の次に「明雄さんとDASH村の出会い」「明雄さんの人生」となっている。
 DASH村との関わりを冒頭に持ってきて、番組人気を利用すればいいのに。読む方としても、DASH村のことや、明雄さん自身のことをもっと知りたかった。
 内容は、ほかに「色の知恵」「暮らしの知恵」で、田舎暮らしのマニュアル、昔の生活の紹介になってしまっている。これでは、明雄さんの知識の紹介でしかないし、田舎暮らし入門になってしまっている。

 「DASH村の明雄さん」にすればよかったのに。明雄さんの一代記に徹すれば、それはそれでいい本になったはず。
 と、不満はいろいろあるのだが、いろいろ興味深く、また、私が子どもの頃のことを思い出しながら読んだ。
 太田空真という人は、名前からすると、出家でもしているのだろうか。
 「明雄さんの農業に対する姿勢は、この四季語源や仏の教義と一致しています。」(p25)という文章にも同じことを感じる。

 明雄さんへの聞き書きという体裁で、ほとんどは、質問と、それに対する明雄さんの答えになっている。
 言葉は共通語に直してある。
 一カ所、引っかかったのは、「辻の棒」という語。
 縄をなうのに、水につけたワラを「辻の棒」で叩くというのだ。(p175)
 これは「槌の棒」ではないだろうか。
 「つち」が「つぢ」になるのは、福島県では当たり前のことだ。口頭で「つぢのぼう」と言ったのを、「辻の棒」と聴いたのではないかと思う。
Dash村開拓記

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Last updated  2006.02.08 09:57:58 コメントを書く
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