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2009.07.12
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 報道とはどういうことだろうと考えさせられる記事があった。
 産経新聞の「 竹刀が消えた相撲部屋 “愛のムチ”必要論も 」というもの。
 プロ格闘技の世界なのだから、竹刀でたたくぐらいは当然と思っていたのだが、そんなことは許されなくなっているのだそうだ。
 それはそれで時代の流れ、ということで、相撲界の中のことだし、他人がとやかく言うことではない。

 きになるのは記事の書き方だ。
 「いまの子は頭がいいから、怒られない、たたかれないとわかると、いうことを聞かなくなる」と指摘する声もある。苦悩する一部の理事からは、力士指導のあり方について、師匠会などで話し合うことを望む声も上がっている。

 「いまの子は頭がいい」では、「昔の子は頭が悪かった」ということになってしまう。
 昔の力士に失礼ではないか。
過酷な鍛錬の結果、「プロとアマの差が最も大きいのは相撲と将棋」「あらゆる格闘技選手の中で最強なのは力士」といわれるほどに、大相撲は高い競技レベルを獲得した。

 いったいどこのだれによって「いわれ」ているのか明示して欲しい。こんな書き方ですむなら、どんな嘘でも「いわれる」を文末につけることで書けることになる。

 土俵の上で相撲のルールであれば最強だろうとは思うが、「あらゆる格闘技選手の中で最強」とは思えない。
 ボクシングのルールではボクサーが強く、レスリングのルールではレスリング選手が強い。
 本当に何をしてもいい、という全くルールのない状態なら、他人への配慮が全くできない人間が強いだろう。
 プロレスラーの場合、相手に致命的なダメージを与えずに倒す工夫をしているので、ついつい相手に配慮してしまうだろう。

 記者には、報道には客観性と論理性が必要だ、ということをよく考えてもらいたい。

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Last updated  2009.07.12 10:48:17
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