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2010.01.29
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 産経新聞の、「 1945→2136 漢字は「無限の文字」 」という記事に、こういう文があった。
 誕生した場所が中国ということは間違いないが、いつ、誰が作ったかは正確には分からない。日本に伝来した時期も、紀元前、3、4世紀など諸説ある。一番の謎は総数だ。中国の代表的な字典で字体の規範とされる康煕(こうき)字典には、約5万字収録されているが、これで確定しているわけではない。8万語以上の字典もあり、異体字、俗字まで含めると何がなんだか分からない。20万語超説もある。新しい漢字も作ることができる。読み方も一つの字に何通りもあり、時代とともに変化していくものもある…と、いくら書き連ねてもきりがない。

 ここでは、「約5万字」「8万語」「20万語」と、「字」と「語」が同義で用いられている。
 もともと、漢字は一字が一語で、さらに、一字が一音節だ。
 「山」「川」「海」など、それぞれ一字一音節で一語を表している。

 このように、漢字が作られていた時期に存在していたものには、それを表す漢字を一字作っていた。
 たとえば、鳥でも「雀」「燕」といろいろある。魚も、さかなへんの漢字がたくさんあることからそれがわかる。
 ただし、これでは一つの概念に一字を作らなくてはならず、それこそ無限に漢字が増えていくことになる。
 やがてそういうことはやめて、新しくその存在を知ったものには、既存の漢字を組み合わせた表記を用いるようになった。


 また、一字一語だと、これだと同音異義語が多くなってしまうので、次第に二音節化してきて、「石」なら「石頭」というようになった。(「いしあたま」という意味ではなく、単なる「いし」)
 たとえば、「紅楼夢」の別名は「石頭記」だが、「いしあたま」の話ではない。

 このように、「字」と「語」は異なる概念である。
 この文のように混同するのは不適切だ。

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Last updated  2010.01.30 20:06:17コメント(0) | コメントを書く
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