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2012.04.23
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 先日のNHKスペシャル「滝桜」で、富岡町から避難してきた人たちが紹介されていた。
 滝桜から歩いて20分の所に住んでいるということだった。
 かなり辺鄙なところだ、ということは想像がつく。
 仮設住宅の映像からすると、三春ダムのすぐそばらしい。

 一年経てば、二年経てば帰れるというのなら、辛抱できるだろうが、この先どうなるかわからない。

 見ていて思い出したのは、小松左京の『 果てしなき流れの果に 』だ。
 その中に、未来の話として、国土が海中に没してさすらっている民族が、新天地を求めて宇宙に旅立つ場面があった。
 鳥居か何かがシンボルマークになっていて、日本人だということがわかるようになっていた。
日本沈没 』の後日談のように見えるが、こちらの方が『 日本沈没 』よりも前に書かれている。
 小松左京の中には、国土を失う日本人という話がかなり前からあったらしい。

 さて、富岡町の人たち。
 国土を失った日本人と同じではないか。
 避難先に同化して生きるか、集団移転で、富岡町のコミュニティをどこかに作るか。

 選ぶのは一人一人の判断に任せ、政府と東京電力は最大限の援助をして欲しい。

 新しい土地で進学したり就職したりできる世代はまだいいのかもしれない。
 半ば楽しみとして農業や漁業に従事していた人たちはどうしればいいのだろう。
 新しい農地、新しい漁場を与えればいいというものではない。
 求めているのは「故郷」なのだ。


ここ
 このpdfファイルは数字を増やせば次のページを見ることができる。
 「滝桜」にまつわる地元の実情が率直に語られている。 

公式サイト

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Last updated  2012.04.24 09:56:23
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