hongming漫筆

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2022.02.13
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カテゴリ: その他の映画

 山形出身の少女タキ(黒木華)が、縁あってある家に女中奉公することになる。
 その一家は会社役員の主人(片岡孝太郎)と妻(松たか子)、まだ幼い長男の三人。
 妻の人柄は良く、タキに優しく接し、タキもよく働き、長男が小児麻痺にかかると毎日医師の元へ連れて行き、マッサージ法を覚えて懸命に長男の世話をする。
 その甲斐あって長男は元気に育ち、幸福な一家のように見えるのだが、主人の会社の若者(吉岡秀隆)の登場が波紋を起こす。
 タキだけが秘密に気づき、煩悶するのだが、主人は全く無頓着でなにも気づかない。
 日中戦争は始まっており、太平洋戦争へと突き進んでいく時代なのだが、タキの記憶では、社会全体に明るい高揚感があり、闇物資でトンカツの材料が手に入ったりしている。
 孫は、そんなはずはない、と言うのだが、タキの記憶の方が実情に近いだろう。

 タキの死後、孫はタキが生涯隠し続けていた秘密を知ることになる。

 直接映画の内容とリンクしているわけではないが、これを持ってきたのはなかなか良かった。
 少女の目を通した昭和史、というよりも、いつの時代、どこででも起こりうるような小さな事件が「小さいおうち」で起こり、そのことが少女の人生に大きな影を落としていた、という物語。





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Last updated  2022.02.14 10:38:14 コメントを書く


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