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有名な映画だが見たことがなかった。テレビで放送されたのを録画して見た。 なるほど、よくできている。面白い。内務省とGHQによって二度にわたり一部が削除され、原形をとどめていないらしいが、それでも面白い。 見ていて、「男はつらいよの車寅次郎のようだ」と思ったが、実際に、影響されているそうだ。 特に、主人公が未亡人に「ワシの心は汚い」という場面が内務省によって削除されたというが、これは「男はつらいよ・寅次郎真実一路で寅次郎が大原麗子に「あっしはきったねえ男です」というようなことをいう場面を想起させる。 子役が長門裕之だったのには驚いた。 どうしてこういうものはオリジナルが保存されていないのだろう。 黒澤明の「姿三四郎」もそうだ。 完全版が見てみたいと思わせる映画だ。
2021.11.13
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まだ若くて元気なハリソン・フォードが見られる。 有名な映画だが、まだ見たことがなかった。テレビで放送されたのを録画して見た。 無実なのに殺人犯扱いされ、死刑判決を受けた医師が、偶然から脱走し真犯人を突き止める。 そもそもが最初に義手の男が実在するかどうかきちんと捜査すればよかっただけの話なのだが、そういうところはさらっと流して、主人公をひたすら追う連邦保安官補サミュエル・ジェラード(トミー・リー・ジョーンズ)の執念が描かれ、主人公が二人いるという印象を受ける。 次々にピンチが訪れるが驚異的な幸運と体力で逃げ切る。 救援してくれる友人もいる。 ジョーンズは缶コーヒーのCMでなじみの顔。 台詞によると1年に及ぶ逃亡劇らしいのだが、季節の移り変わりはあまりわからない。日本なら四季を象徴する映像を印象深く挿入するところなのだが、そういうことはしない乾いた完成の映画だ。
2021.11.06
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「半地下」というと、ドストエフスキーだったか誰かのロシアの小説にあった、地下室で働く人々がわずかな隙間から外の世界を見ている話を思い出す。「地下」と「貧しさ」はリンクするものらしい。 話はよくできている。謀略の限りを尽くして富豪の家に家族で規制するあたりは、「そんなにうまくいくかね」と思うが、なんとなくそんな疑問を押し切ってしまう。 いつその生活が破綻するのか、ということに興味が移っていくのだが、絶体絶命の危機を乗り越えたかと思うと思いがけない危機があり、さらに、まったく予想していなかった結末を迎える。 体に染みついたものから逃れることはできず、社会的な階層の違うものは同じ世界にはいられないのだ。 全編にエネルギーがあふれている。見応えがある映画だった。
2021.10.06
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井上靖の自伝小説を映画化したもの。自分と母親との間にあったわだかまりや自分の家族、母の晩年を描く。 子供の時に、血縁のない女性に育てられ、母親に捨てられたという思いがあったが、それについて、認知症の症状が現れ始めた母親に確認したり、母親がどんな考えで自分を預けていったのか、妻から聞かされたりして真実を知る。 最後の方は、娘とも和解してなんだかハッピーエンド過ぎる。あんなに家族で語り合うものなのだろうか。 ただ、母親に認知症が進行し、環境の変化について行けなくなったり、徘徊が始まったりしたあたりからは、別の家族の問題が現れ、これはこれで大変だ。 主人公にかなりの収入があるから乗り切れた、とはいえるだろう。 映像がきれいな映画だった。
2021.10.05
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これは全編を見たことがなかった。 相変わらずハラハラドキドキの連続だが、冒頭は主人公の少年時代になっており、帽子の由来などが描かれている、 第1作の「アーク」というのが何なのかわからなかったのに比べると、この「聖杯」の方はまだわかる。 キリスト教社会ではことさら説明する必要がないような有名なものなのだろう。 ショーン・コネリーがなかなかいい。 主人公が躊躇なくドイツ兵をどんどん殺すのには驚いたが、殺さなければ殺されるのだから仕方がないか。 「暴れん坊将軍」だって、悪い君主の家来だと言うだけでバタバタ斬り殺されてしまっているもんな。
2021.10.03
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第1作は見た。相手はワイヤーアクションで飛び回るのに、真田広之は生身の体で刀を振り回して走り回っていたのが印象に残っている。 さて、この第2作なのだが、どうにも中途半端という感が否めない。 出雲と大和の対立が安倍晴明の時代まであったとは思えない。ヤマトタケルの時代ならいざ知らず。また、出雲の一族を恐れるといったって、あんな地位佐井村しかないのだったら、恐れるに足りないだろう。 また、見る人が、『古事記』の上巻や国譲りあたりまでの話を知っていないと理解できない設定になっている。物語を作る人が思っているほど、日本の神話は知られていないので、見ても何が何だかわからなかった人が多いのではないだろうか。 知識がない人には理解できず、知識があると違和感を感じるという中途半端な設定になってしまっていた。 2003年の映画なので、出演者が皆若い。深田恭子など、初々しくさえある。 中井貴一は、自分の野望のために我が子が特殊な者になるというのは、やはり中井貴一が演じた「どろろ」の、百鬼丸の父親のようだった。
2021.09.23
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3年前にも見て感想を書いているのだが、ヒロイン(和久井映見)が聾唖者であることと、最後の幻想的な場面以外はすっかり忘れていた。 前回の感想を読み直したが、やはり違和感を感じる点がある。 故郷の自然が失われたことに憤りを感じる男が出てくるが、どうも図式的すぎる。農村の暮らしというのが、どうしても都会に住む人の想像の範囲から出ていないような気がするのだ。 舞台は1990年で、父親は葉タバコを作っているが、この頃には珍しいのではないだろうか。 このように引っかかるところはあるのだが、しみじみと見ていられる映画であることは確か。 結局何も問題が解決しないまま終わるのもいい。
2021.09.16
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どんな映画化知らずに録画してみた。 なるほど。CGの技術は卓越しており、話もよくできている。 ただ、こういう映画を見ると、「アメリカ人は伝説を希求しているのだな」と思う。 ネイティブ・アメリカンには伝説や神話があったはずだが、それを踏み潰して白人国家を作ったアメリカ人には、「自分たちには神話・伝説がない」というコンプレックスが根強い。 「STARA WARS」など、まさに新たに作られた伝説だった。 この映画もそうだ。 ヨーロッパの伝説であるアトランティスを持ち出すだけでなく、アーサー王まで持ち出した。 アーサー王の伝説をまとめた「中世騎士物語」を著したトマス・ブルフィンチもアメリカ人だ。 映画の中身よりもそちらの方が気になった。
2021.09.07
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ずいぶん前にテレビで放送されたものだが、やっと見た。 ほとんど趣味で人生相談に答えていた老主人(西田敏行)の経営する雑貨店兼駄菓子屋の様子が描かれ、次に現代になる。 現代では、犯罪を犯して逃走中の三人の若者(山田涼介、村上虹郎、寛一郎)が、空き家になっている雑貨店に入り込む。すると、シャッターの郵便受けから相談の手紙が次々に投げ込まれる。なぜか1980年からのものばかり。 がそれに返事を書くと、過去と未来を隔てたやりとりが続く。 やがて、ある施設が相談の手紙と三人をつないでいることが明らかになる。 西田敏行と山田涼介が主役なのだが、二人が顔を合わせることはない。 謎解きの要素はそれほどないが、話がどのように進んでいくのか、と先が気になる。 少年たちの犯罪の動機が軽はずみすぎる点はあるが、非常によくできた話だった。公式サイト
2021.09.05
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この映画は公開時に見たのだが、子供を連れて逃げる場面以外何も覚えていなかった。 冒頭、何か恐ろしいものが出てくるぞ、と予感させるのだが、その正体をなかなか見せないあたり、定石ではあるがよくできている。 CGは今見てもよくできている。 時代を感じさせるのは、登場人物の中にやたらとタバコを吸う男がいることだ。 コンピューターのあるところではすわないのが常識。この当時には、ハードディスクに煙の粒子が入り込んでエラーの原因になる可能性が指摘されていた。 最後は生き残った人々が救助され、平穏な表情で島を後にするが、恐竜に殺されてしまった人たちのことはどう思っているのだろう。 見ていて飽きることがなく、非常に面白いのだが、不思議なほど見終わった後に何も残らない。 しかし、「面白い」ということを追求して成功している映画であることは確かだ。
2021.09.04
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ずいぶん前に録画したものをやっと見た。 海辺の町にある女学校の若い教師(石原裕次郎)と女子生徒(吉永小百合)、同僚の教師(浅丘ルリ子)の三人の恋愛模様。 原作は。石坂洋次郎は40年ぐらいまでは書店に石坂洋次郎コーナーがあったものだが、今はほとんど忘れられてしまっているようだ。 映画の話は原作とは大分違うようだ。 三角関係なのだが、結局はっきりした解決はせずに終わる。この後、こういうことになるのだろうと予測はさせるが、あまり救いはない。 大坂志郎がすでに中年になっている。この映画の後、30年たたずに亡くなっている。殿山泰司もそうだ。 昔の映画を見ると、映画の中身よりも、出演者が気になってならない。
2021.08.16
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久しぶりに見た。 なんだか納得できない話だった。 男は妻帯者だったのか。 おそらく中国人が見たらいろいろと変なところがあるのだろうが、物語としては成立している。 ただ、最後に男が死ぬことでいろいろ面倒なことが解決してしまうのいうのは安易だなあ。 それでも悲恋ということで紅涙を絞ったろうということは想像できる。
2021.07.15
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一体何十年ぶりに見ただろうと思いながら見た。 若いときにはわからなかったことが今回はわかって納得できたこともあった。 あの好色な署長はフランス人だったのだ。なるほど、だからああいう結末になるのか。 ただ、フランス人は好色というアメリカ人の偏見があるような気がするが、ただのレジスタンスのシンパというだけでは盛り上がらないのでこういう設定にしたのだろうか。 ハンフリーボガードが30代には見えないし、欧米では実年齢よりもずっと若い役を演じるのが普通のことらしいが、ちょっと無理があるよね。 歌舞伎のような者と思えばいいのかな。
2021.07.08
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この映画が公開されたとき、興味は持ったのだが、とても見に行く気力が無く、見ないままでいた。 今回、テレビで放送されたので、録画して見た。 フレディの半生記である程度事実に基づいているようだ。クィーンの末期はメンバーが不仲であったことなどはかなり忠実だろう。主役はフレディをきちんと再現している。 ただ、シピソードが細切れで、クィーンのことを全く知らない人が見たら、何が何だかわからないのではないだろうか。 私は、クィーンの最大の失敗はアメリカに渡ったことだと思う。
2021.06.06
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前に一度見たことがあって、面白かった記憶だけがあった無一度見てみた。 例によって何も覚えていない。堺雅人の演じるいい加減な演劇青年が、銭湯である男(香川照之)のロッカーの鍵を手に入れたことがからとんでもないことになる。 鍵を盗まれた男は頭を打ったことで記憶をなくし、広末涼子演じる雑誌編集者と知り合い、それまでとは全く違う人生を経験することになる。 よくできている。前回の自分の感想を読み直したが、感想は変わらない。 前回はわからなかったが、「メソッド」というのは演劇の方法論のことだった。
2020.10.03
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ジャッキー・チェンのアクション映画ではあるが、体を使うアクションは少なめ。また、若い人の出番が多い。 インドと中国の合作映画というそのあたりからへんてこりんな映画。失われた財宝を求めて世界を駆け巡るという「インディー・ジョーンズ」のような映画なのだが、映画の中で自分たちで「インディー・ジョーンズみたいだ」と言ってしまっている。 ラストはインド映画らしくみんなで楽しく踊る。 結局の所、秘宝を巡る争いがあるということはわかるのだが、どういう過程でそうなったのかというようなことはなんだかよくわからない。理屈も何もない。その場面その場面が楽しく面白ければいいという映画。しかも、それがちゃんと成功しているのがすごい。
2020.10.01
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大ヒットした映画だとは知っていたが、原作は読んだことがない。 秦の始皇帝の若い日の話。 なかなかよくできていて、CGを多用しているのだろうが、映像には迫力がある。 橋本環奈や長澤まさみが演じた役もよくできている。 「国境の無い国を作りたい」というのは、日本の戦国時代の天下統一のようだが、日本は結局江戸時代になっても小国の合同体のようになっていた。中国はどうだったのだろう。 呂不韋は名前だけ出てくる。 歴史を知らなくても読んで楽しめる原作なのだろう。映画もヨーロッパの話だと言われても違和感を感じないようにできていた。
2020.06.06
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実話を元にしているのだそうだ。気楽に見ていられる明るい映画。 ただ、どうしても精神論が中心になってしまう。どうすればダンスがうまくなるかという技術的な面をもっと描いてもいいのではないかと思うのだが、それでは話が盛り上がらないのだろう。
2020.05.17
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テレビで見た。 なるほどこういう映画だったのか。かつて埼玉が虐げられていた時代があったということ現代(つまりみらい)から振り返る。 ずいぶん思い切って埼玉差別を描いているのがいい。 最後はちょっとうまくいきすぎ。
2020.05.10
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「累」といったら三遊亭圓生の「真景累ヶ淵」だよなあと思ったが、ちゃんとそれを意識したものだった。姓が「淵」という細かいところにそれが現れている。 もともとの「累ヶ淵」とは全く違う話になっていて、作者の工夫が感じられる。 残念ながら演劇の世界のことは知らないので感情移入しにくいところもあるのだが、土屋太鳳も芳根京子も熱演で見応えがある。
2020.03.25
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青函トンネル着工からの物語。 もちろんフィクションなのだが、こんなに時間がかかっていたのかと驚いた。 一区切りがつくまで25年。 気になるのは家庭を犠牲にすることが美徳であるかのように描かれていること。 これは昔はそうだったのだ。NHKの「プロジェクトX」もそうだった。 見応えのある大作で、いい映画を見たという気持ちは残るのだが、いかにもいかにもという感じがしてしまう。 どうしても「黒部の太陽」と比べてしまうが、主人公への思いを抱き続ける吉永小百合など、東宝だなあと思わせるところがある。
2020.03.22
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高倉健の205本目の主演映画だそうだ。本作が遺作であり、大滝秀治の遺作でもあるそうだ。 刑務官の主人公が妻(田中裕子)を亡くし、妻の遺言に従って富山から長崎へ向かう。 妻は、刑務所に慰問に訪れていた歌手だった。歌う場面が何度があるのだが、必ず宮沢賢治の作った「星めぐりの歌」を歌う。 理由は説明されない。 佐藤浩市、草なぎ剛、ビートたけし、綾瀬はるかなど脇役が豪華だが、それぞれ目立ちすぎることなく物語は静かに流れる。 出会う人々が皆それぞれ事情を抱えているというのはいかにもドラマなのだが、それをあまり不自然に感じさせないのがさすがだ。
2020.03.15
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ファミリーレストランでアルバイトをしている17歳の女子高生(小松菜奈)。バツイチでさえない45歳の中年男の店長(大泉洋)。 主人公はかつて陸上選手として活躍していたが、アキレス腱断裂がきっかけで陸上から遠ざかっている。なぜか店長に恋心を抱き、思い切って告白もする。 当然、店長は戸惑い悩む。 店長は店長で、捨て去ったつもりでも捨てきれずにいる夢がある。 この二人を巡る人間関係を描きながら、物語は淡々と進む。 それぞれ自分の世界で次の段階に進んでいくところで明るく終わる。 なんとも表現しにくい映画だが、こういうのは悪くない。
2020.03.09
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「荒野の七人」のリメイク。 設定を変え新しい話にしているが「七人の侍」と「荒野の七人」へのリスペクト精神にあふれている。 作りたくなるんだろうなあ。技術の違いなのか、画面の色が違う。アメリカで撮影したからなのか。 リーダーが黒人で、東洋人(イ・ビョンホン)やネイティブ・アメリカンが仲間に加わっているところが現代的。 敵にも味方にもネイティブ・アメリカンがいるのも、取り上げ方が画一的でなくていい。 敵のガトリング銃まで後一歩というところで、タバコに火をつけようとすると、力尽きた(と思わせた)男のために敵が火をつけてくれるのもいい場面だが、それが伏線になっているのには感心した。 最後の最後、エンドロールになって「荒野の七人」のテーマ曲が流れる。 制作者の思いが伝わる映画だ。
2019.11.10
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宮尾登美子の小説を元にした映画。 女衒として大きな力を持つ男・富田(西田敏行)、父親がだらしないために売られた娘・牡丹(南野陽子)、その娘に惚れた侠客を自称するやくざ・仁王山(高嶋政宏)。 この三人を中心にした物語なのだが、なぜか富山の一人息子の回想として語られる。 少年には知り得なかったことが多い。 この少年が成長した後どういう人間になったかということが描かれるわけではない。 男女の複雑な気持ちの絡み合いを描いた映画。
2019.11.03
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三谷幸喜の監督脚本作品。 まだ子どものいない夫婦(田中直樹・八木亜希子)が家を建てることになる。 妻が、デザインを大学の後輩(唐沢寿明)に、施工を父(田中邦衛)に頼んだことからトラブルが発生する。 両者自分の好きな家を建てようとして譲らず、夫婦が板挟みになる。 夫の母親(野際陽子)も勝手なことをいう。 「みんな」とは夫婦を振り回す周囲の人のこと。 対立しながらも互いに認め合うようになり、これでめでたしめだたしかと思うと最後に一波乱がある。くすぐりをちりばめながら定石通りに物語が動いていくので安心して見ていられる。 世代間の対立のようでもあるが、自分の仕事に妥協しない頑固者の対立の話。 不思議なのは、香取慎吾や真田広之が、誰が見ても分かるのに出演者としてクレジットされていないこと。どうしてこんなことをするんだろう。
2019.10.12
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有名な映画なのに初めて見た。 ミュージカルとして舞台化されているのは知っていたが、映画も前編ミュージカルとは知らなかった。どんな短い台詞もすべて歌になっている。 ただ、踊ることはない。歌っているのは俳優ではなく、歌は当てている。それでもカトリーヌ・ドヌーブの若くて美しい姿の魅力が褪せることはない。 どうしてこんなことを考えついたんだろう。面白い発想だ。 4部構成になっているのも舞台風。最初から舞台劇のように作ろうと思っていたのだろうか。 ハッピーエンドでもなくアンハッピーエンドでもない。 もめる相手はいるが、悪人は一人も登場しない。 今でも斬新な映画だ。
2019.10.11
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シリーズの中でこれだけ見ていなかった。 渥美清の死後、過去の作品を編集し直したもの。 社会人となった満男の回想から始まり、リリーの登場した映画をつなぎ合わせて一つにまとめている。 話の展開に無理がなく、自然な展開。 満男と泉はどうなったのかは全く触れられていない。 満男が吉岡秀隆になってからの話も使われているのだが、リリーが出てくる場面では、中村やはとの満男だけが出てくる。 吉岡秀隆の満男は現在のさえないセールスマンとして登場するだけ。 くっついたり離れたりを繰り返す寅さんとリリー。何となくそれなりに二人とも幸せなのだろうと思わせる。
2019.10.01
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三船敏郎と鶴田浩二の顔合わせで監督が岡本喜八という不思議な顔合わせ。 ヤクザものというよりギャングもの。どう違うといわれても困るが、東映ヤクザ映画のような地べたを這いずり回るようなところはなく、垢抜けている。 伝統的なヤクザ一家とビジネス優先の振興暴力団が抗争を繰り広げる荒神市にやってきた刑事が三船敏郎。汚職事件を起こしていながら懲戒免職にならないのは変だろうと思うのだが、それは伏線。「荒神市」というと次郎長三国志の荒神山を連想するが、時代劇のような雰囲気はない。 一方、みなしごで、伝統的なヤクザ一家の親分に育てられたものの、ヤクザではなくバーの経営者になっている鶴田浩二。妻が交通事故で亡くなっているが不審な点がある。 ハメットの「血の収穫」のような話になるのかと思うと、伝統的なヤクザの親分は殺されてしまう。 全体におしゃれで、天本英世らの三人組の殺し屋がいかにも絵に描いたような殺し屋姿で、しかもキャバレーのショータイムで口パクで歌ったりする。ユーモアのテーストもあり工夫が感じられる。 こういう感性は日本映画には珍しい。
2019.09.23
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映画の存在は知っていたのに見たことがなかった。 なんとなくATGかと思っていたが、東宝だった。松竹に多く出ていた檀ふみが出ていたのも意外。 さらに驚いたのは原作が当て、石川達三だったこと。 なるほど、屈折した若者を描く人でもあった。「僕たちの失敗」というのもあった。 森田童子の歌のタイトルの元ではないかと思う。 物語は今見ても理解できる。 しかし、今見ると、風俗に目が行ってしまう。 学生運動もヒッピーもすでに死語だ。 桃井かおりが女子高生には見えないが、実際に女子高生の年齢の人を出ていたらかえって現実味がなかったろう。背伸びしている女の子ということなのだ。 ショーケンはこういう役もやっていたのか。 成り上がりたい屈折した若者にぴったりだ。
2019.09.12
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DVDなどのソフト化されたものはないらしい。 藤原ていの原作は大陸から日本に引き揚げてくるまでの苦難を描いたものだったはずだが、映画は引き上げてきてからの苦難を中心に描いている。 製作されたのが1949年という、まだ生々しい記憶があった時期。 冷たい人もいれば、見ず知らずなのに親切にしてくれる人もいる。 引き揚げ者の引き上げてからの苦難を描いたものは珍しいのではないか。
2019.09.08
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有名ではあるが見たことがなかった。 耳の聞こえない夫婦の物語。苦難ばかりではなく幸福なこともある。小林桂樹って若い時はこういう人だったのか。高峰秀子も表情がいい。 ヒロインの母親は理解があるが、姉と弟が自分のことしか考えていないというのはリアルな設定。 悲劇的な終わり方が衝撃的だ。 ヒロインの視力が落ちてきているというのは伏線だったのだろうか。 この映画で最も優れているのはタイトルだと思う。語調がよくしかも気高い気持ちを感じさせる。
2019.09.07
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開始からしばらく白黒画面が続くので、クレージー・キャッツの映画で白黒もあったのかと思ったが、「ハッスル・コーラ」という新商品の効果を示すための演出で、コーラを飲むとやる気がわいてカラーになる。効き目が切れると白黒になる。 しかし、コーラ販売に本腰を入れ始めるとカラーが続く。 「無責任」はいつものように主人公が無責任というわけではなく、ハッスル・コーラ販売のために子会社を作ってクレージー・キャッツのメンバーに押しつける親会社が無責任なのだ。 メンバーの努力で状況は好転するが世の中は不条理なもの。 しかし、その不条理に「NO!」を突きつけるという意外な展開だった。 こういうパターンもあったかと感心した。
2019.09.05
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サモ・ハン、ジャッキー・チェン、ユン・ピョウを生んだ中国戯劇学院をモデルにした映画。 子供の頃のジャッキー・チェンが母親に連れてこられるところから始まる。 最初は誰だか分からないのだが、見ているうちにジャッキーだとわかる。 幼少期も思春期になってからも、特にジャッキーとサモ・ハン役の子役がよく似ている。 おそらく物語はほとんど創作ではないかと思う。学院には女の子もいたはず。 京劇の場面ばかりが出てくるが、武術も厳しく仕込まれていたはずだ。 フィクションの部分が多いのだろうが、物語としてよくできている。 子供たちには子供たちの世界があり、師匠には師匠の苦悩がある。 タイトルは学院にいた七小福と呼ばれた子供たちだが、半分は師匠の物語。真の主人公はサモ・ハンの学院時代の香港の芸能状況なのかもしれない。 伝統演劇の人気が下火になり、映画の仕事をするようになるのだが、師匠としては満足できない。 以前は伝統園が木の世界で活躍していたが、今はスタントマンで生活している男(「霊幻道士」のラム・チェンイン)のエピソードが切ない。 実際にはかなり早いうちから映画の仕事もしていたはずだが、物語としてはこの方が胸を打つ。 師匠を演じるのがサモ・ハンで、少年時代の自分を厳しく打ち据えたりする。年長者だっただけに、師匠の気持ちもいくらか理解していたのだろう。 意外だったのは監督がサモ・ハンではなかったこと。 おそらく、自分で監督してしまったら映画として第三者の立場から描くことができなかったのではないだろうか。
2019.09.01
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随分前に放送されたものだがやっと見た。 子供だったら、鎌倉って神秘的な土地だと思い込んだことだったろう。 出演者の堺雅人も高畑充希もぴったりでいい。 なかなか私好みの雰囲気で楽しく見ていたのだが、黄泉の国へ行ってからは雰囲気が変わってしまった。鎌倉が舞台のところは映像も良かった。 映像が、「スター。ウォーズ」のようになっている。 特撮のためにこの部分の話を作ったのかという感じがする。 また、妻の体を借りていた女性はどうなってしまったのか分からない。 それだけが残念。
2019.08.31
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アニメ版は見たことがない。実写版がテレビで放送されたのを随分前に録画したままだったのだが、やっと見た。 全体がミュージカル調で登場人物も多くにぎにぎしい。 セットが豪華なのでそれだけでも見応えがある。 わざわざ実写化するからにはそれだけのできばえにならなくてはならないのだが、成功している。 子供を連れて見に行くにはいい映画だ。
2019.08.28
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サモ・ハンの監督主演作。 中国の東北地方、黒竜江省に実在する綏鎮という町が舞台になっている。ただ出演者は香港の人ばかりらしく、みんな広東語で話す。 かつて人民解放軍で武術を極めたが、ある事故が元で一人で暮らすことになった老人が主人公。 認知症が始まっているというのが切ない。 とにかく感心するのがサモ・ハンの映画を作る能力の高さだ。 どうしてこういうことができるのだろう。数多くの映画に出演したから、というだけでできるわけでない。 年老いたとはいえ動きはしっかりしている。大勢の敵と戦う場面では、伝統的な武術よりも擒拿を多用している。軍隊で身につけた実用的な戦い方ということなのだろう。 カット割りが細かいので一つ一つの技がどのように決まっているかがわかる。もちろん現実にはあんなに人が飛んだりはしないはず。 ボイスレコーダーが出てきて、それが伏線になるのだろうと思いきや予想した展開にはならない。 老人が三人並んでいるところが何度も出てくる。一人はどうしても石天に見える。もう一人も見覚えがあるなあと思っていたら、エンドクレジットでびっくりした。石天とカール・マックとツイ・ハークだったのだ。 ああ、「悪漢探偵」が懐かしい。 暴力的な場面が多いのは気になるが、映画というのはこういうふうに作るものだ、と教えられた気がした。もちろん私は映画作成には縁がない人間なので、私の仕事に役に立つわけではない。 久しぶりに香港映画を見た。
2019.08.26
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吹き替えではなく字幕で見た。 今まで何度もテレビで見たが、もしかするとオリジナルサイズのものは初めて見たかもしれない。 最初の方に墓場の場面は記憶になかった。テレビ版ではカットされていたのか。 「七人の侍」の設定を使っている場面もあるが、オリジナルのエピソードが多い。 集まった七人それぞれにそれぞれの過去があって行動を共にしていることがしっかり描かれている。農民の裏切りなど、話もしっかりしている。 ただ、農民とガンマンには身分の差はないはずなので、身分違いの恋というわけではないよね。生きる世界が違うということだろう。 西部劇に多いことなのだが、屋外の場面であっても夜の場面はスタジオになる。なにか理由があるのだろう。 初めて見た時から気になっていたことなのだが、一度は別れながらも最後に駆けつけるハリー・ラックという男。もっと窮地を救うような活躍があってもいいと思うのだが、何となく現れてあっという間に死んでしまう。ちょっと物足りない。
2019.08.19
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決して博打に負けることのない強運の主人公。ただ、犬が近くにいると体調が悪くなる。 よんどころなく就職した会社が詐欺に遭い、仕返しのため、また、知人の中国人兄妹を救うためにマカオに向かう。 香港クレージー作戦につづいての香港ロケだが、二本撮りだったらしい。忙しいのにそんなに頻繁に海外ロケはできなかったろう。 ヒロインは浜美枝で、最初から婚約者として登場する。 驚いたのが脚本が池田一朗だったこと。「荒野の素浪人」や「荒野の用心棒」など時代劇で随分この人の名を見た。後に隆慶一郎の名で小説も書いた。何冊か読んだ記憶がある。 随分長く仕事をした人なのだなあ。
2019.08.18
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いつものパターンなのだが、毎回いろいろ工夫を凝らしている。 父親からはゴマをすって出世することを求められても、実力で勝負すると言い切る主人公。 ところが会社勤めが始まって現実を知った途端、ゴマすり人間に変身。 ヒロインは浜美枝。やはり美しい。 大社長の令嬢が中尾ミエ。歌ったりはしない。チャーミングで演技も自然。 なかなか見応えのある映画だった。 日系三世のアメリカ人の役で藤田まことが出ている。若い。もちろん他の出演者が若い。 驚いたのが、最後に浜美枝と植木等のキスシーンがあること。吹き替えじゃないよね。
2019.08.15
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家族とは何だろうというテーマではあるのだが、答えがあるわけではないのが現実的。 精神的な結びつきだけで成り立つわけではなく、金銭だけで結びついているわけではない。 結局はカネかよ、というわけでもない。 特に終わりの方はドキュメンタリー風になっていて、リアルさが増している。 海外でも高い評価を得ているということは、こういうことは万国共通なのかもしれない。
2019.08.13
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桜井センリも石橋エータローもいる時代で、植木等主演ながら、それぞれちゃんと出番がある。 浜美枝、中尾ミエ、淡路恵子がヒロインで、最後はそれぞれがメンバーの一人と結ばれる。 コミックバンドとしての見せ場がたっぷりあり、クレージー・キャッツの芸風を知ることができる映画だ。 時代としては、海外渡航自由化などが影響しているのだろう。それでも海外へ行くというのは大変な出来事だったはず。 香港が舞台なのだが、広東語ではなく北京語を話す。中国語は指導してくれる人がいたらしく、カタカナで書いたものを覚えただけという感じはしない。 とんかつ屋やホルモン焼きの店を経営していた連中が、ひょんなことから共同で香港に日本料理の店を出すことになる。 出資者を集めるあたりまではいつものように調子よく進むのだが、香港に渡ってからはうまくいかない。しかしそれも乗り越える。という話なのだが、あらすじを紹介してもしょうがない。 同時上映が「海底軍艦」だったというのには驚いた。 方や戦争を意識させない、未来の飛躍へ目を向けた映画で、方やまだ心の中では戦争が終わっていない映画だ。
2019.08.11
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勝新太郎と高倉健の共演作があったとは知らなかった。 配給は東映でも大映でもなく東宝。制作は勝プロ。 芸術祭参加作品ということで力が入っているのだが、凝りすぎてややわかりにくい。 刑務所で知り合った二人の男と、一緒に行動することになった女(梶芽衣子)。 梶芽衣子が大人の女でありながら、チャーミングさも残している。 最後はバルチック艦隊の宝物探しになる。「冒険者たち」みたいな話だなと思ったら、実際に意識したものらしい。 もっと力を抜いて娯楽作に徹底してくれたら楽しく見られる作品になっていたのではないかと思う。
2019.08.08
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クレージー・キャッツのメンバーが全員出演している。 植木等が中心ながら、全員で会社を興し一緒に進んでいく。 こういう映画を見て驚くのは、出演者が豪華なこと。 加東大介や柳家金語楼はほかの映画でも見ることができるが、八波むと志を見ることができる映画は少ない。 淡路恵子と松村達雄まで出ている。 物語は、もめ事仲裁業という、時代劇にありそうな設定の仕事をクレージー・キャッツが請け負って会社を大きくしていく。 若い中尾ミエが加わって会社を動かしていくのだが、中尾ミエがうまいのには驚いた。 最後になって突然中尾ミエの婚約者役で坂本九まで登場する。 これを見た人は、出演者を見ただけでも満足だったのではないだろうか。
2019.07.21
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いつもの、要領の良さと幸運でのし上がっていくパターン。 冒頭には居合いの場面があり、主人公の名は「小野子等」で名に「おのこ」と入っていて男を強調している。全体が男の方が女より偉いという姿勢で貫かれており、よくこんな設定でできたなと思うが、亡き母をずっと思い続け、母親の遺影に話しかける場面が多いなど、バランスはとっているということだろうか。 ヒロインは当時は日活所属だった浅丘ルリ子。岡田眞澄も出ている。そのためか、いつもとはちょっと雰囲気が違う。 最後は社長になりヒロインと結婚しているところまで描かれている。シリーズはこれで一区切りということだろうか。
2019.07.02
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「ゴリガン」という言葉を知らなかったのでどんなものかと思って見ていたが、きちんとした説明らしいものはない。 「ごり押し」というような意味で使われているような感じがする。 事故に遭って受けた脳手術によって超人的な頭脳を持つことになった主人公が、ランダムに選んだ会社を相手に駆け引きして成功を収めていく。 偶然によるところが大きいのは「無責任」シリーズと同じ。 よくまあこんなに似た感じの映画を量産したものだ。 なぜこの時代の映画を見るのか、というと、結局は当時の風俗や出演者の若い頃の姿を見るのが目的なのだ。 浜美枝が美しく理知的なのが救い。 そうだ、ルーキー新一が出ている。こういうひとがいたことはかろうじて覚えている。こういうのも懐かしい。
2019.06.23
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綾瀬はるかが出ているというので見たのだが、なかなかの佳作。 入院している老人(加藤剛)が語る未完のシナリオの話。 昭和35年。映画監督を目指す若者(坂口健太郎)は、古い映画を好んでみている。 ある日、白黒映画の中からヒロイン(綾瀬はるか)が現実の世界に飛び出してくる。 白黒映画の中から映画を見ている若者の住む世界を見て憧れていたのだ。 しかし、白黒映画から出てきたヒロインには色がない。彼女だけ白黒。メイクで肌に色をつける。 色の名を知らぬヒロインに色を教え、ヒロインは少しずつ色のある世界になれていく。 主人公の書いた書き割りに極彩色の彩りを加えてめちゃくちゃにしてしまうが、とにかく色を使ってみたかったというのは黒澤明の「どですかでん」のようだ。 当然互いに惹かれ合うのだが、若者は社長令嬢に思いを寄せられ、ヒロインは人間のぬくもりに触れてしまうと消えてしまうという設定。 ここで予想されるのは、ヒロインは元の世界に戻る、奇跡が起こって触れ合えるようになるという二つの結末だが、どちらでもない。 若者が加藤剛の若い頃の姿で、孫がいるというのでとにかくだれかと結婚はしたのだろうと思うのだが、孫がいるというのが伏線だった。 加藤剛の遺作。映画を愛する世界の映画が最後の仕事というのは幸運なことだったのではないか。 何度も登場する古い映画館の建物に見覚えがあり、クレジットを見ていたら足利市とあった。 行ったことのあるところだ。 過去のブログにその映画館の写真を載せていた。
2019.06.21
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シリーズ最終作だが、これまでのものとのつながりはない。 主人公は優秀な保安官として落ち着き、美しい妻もいる。 そこへかつて命を助けられた男が救援を求めてくるが、すげなく断る。しかし、そのことと犯罪者に恩情をかけたことが大変な悲劇を生み、またもや盗賊の一味と戦うことになる。 自分と、自分の伝記を書こうとする男以外は、刑務所から連れ出した5人。それぞれ主人公を恨んでいるのだが、逃げられない状況を作ってしまう。 もはや、実践で役に立つような男は刑務所にしかいない、ということなのか。 仲間を失うものの女と子供だけが残された村を救出し、伴侶も得てめでたしめでたし。 驚くのは、夫を亡くしたばかりの女も、妻を亡くしたばかりの男もすぐに新たな相手を見つけて結ばれてしまうこと。 ドライだなあ。
2019.06.10
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SF風の味付けをしたコメディ。 香取慎吾と綾瀬はるかの夫婦が営む宇宙にあるハンバーガーショップを舞台に、癖のある宇宙人が騒動を繰り広げる。 ドラマと言うよりは舞台劇として作られたもののように見えるが、そう見えるように作っているのだろう。 綾瀬はるかはこういうのもうまいと感心。 気楽に楽しめる面白い映画だった。
2019.06.08
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Greeeenのデビューと「キセキ」ヒットまでの実話を元にした映画。 バンドとしてデビューしながらも挫折した兄が、弟の才能に気づき、デビューさせる。 父親からは医師になることを求められた兄弟でありながらそれぞれの道を選ぶ。 特に斬新なところがあるわけではない。それだけに安心して見ていられるし、デビューまでの曲折も知ることができた。 驚いたのは、映画の中の歌は出演者が自分で歌っていること。 そうとう練習したことだろう。
2019.06.01
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