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June 7, 2018
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カテゴリ: 吉田鋼太郎
みなさん、こんばんは。数々の話題を呼んだドラマ おっさんずラブ が終わりましたね。
スペシャル版の頃もツイッターはあって呟いてたんだけど、ここまでの反響はなかったなぁ。

二週連続でツイッター世界一だったそうですね。SNSとインスタの盛り上がりもすごいものでした。SP版からまさかここまでくるなんて。本当にみなさんお疲れさまでした。
いいものを見せて頂きました。

スペシャル版をただ伸ばして使うのかな…だったら嫌だな~と思っていたら2話くらいでSPのエピソードを全部使ってきて、かつ「親への挨拶とかやる」というコメントが入ってきたので、これはSPより深い所に入ってくるんだな、と思いました。

それぞれの登場人物について、おくればせながら書いてみます。

★春田創一………田中圭
ダブルファンタジーの番宣映像と今回の春田とは全く違ってました。見事に色気を消してました。ラストシーンの「んなわけないだろっつぅの」はサービスかな。鼻にかかった声がセクシーです。


ですが一方で、BLお馴染みの魔性のノンケの要素も持っています。考えたらすごい話です。
それまでノンケだった部長を10年間片恋させ、かたや年上の恋人を持っていたゲイの牧にも好かれる。本人より容姿や能力が上の男たちがなぜか彼にひきつけられるというのはBLの定番。本人が無意識なだけで、見る人が見れば魅力があるわけです。今回の場合の春田の魅力は「ピュア」でしょうか。それは良くも悪くもであって、優柔不断は優しさに繋がり、何でもストレートに言って時には牧を傷つける言動があっても、嘘はない。長所と短所は表裏一体ですね。
でも、へたれな男の何でもないひとことが、思い人の心臓を打ち抜いてしまうのですから、やはりヒーロー、いいとこ持っていきます。

★牧凌太…………林遣都
営業成績もよく、家事もできて、多分セックス経験も豊富でうまい。ルックスもいい。あの目でうるうるされたら、その辺の女子は敵ではないはず。端から見れば「どこに不満(不安)が?」と思いますが、驚くほど自己肯定感が低い。それは、人に見せている部分というより、見せていない部分に原因がある。幸いにして家族は現在、牧がゲイであることに対して特に違和感も嫌悪感も抱いていないようです。でも、最初からストレートに受け入れられたわけではないでしょう。これまでにもいた恋人と続かなかった理由の一つは、自己肯定感の低い牧が一歩引いてしまったからでは。当然相手は牧の気持ちを尊重して引いていくでしょう。恋愛に関しては不器用です。
だからこそ、同性愛経験の先輩でもある(という言い方は変でしょうか)武川は放っておけなかったのでしょうし、可愛かったのだと思います。
林遣都くんの芝居は素晴らしかったです。春田と違って部長と牧は内面の声を出しません。それだけ表情演技が肝になるのですが、彼が出てくると思わず画面に見入ってしまいました。
ほとんど本心を出さずに、こらえて、こらえて、ずっと耐えてきた牧だからこそ、最高の幸せを手に入れた時の笑顔が輝いて見えました。

★荒井ちず………内田理央
異性愛恋愛ドラマだったら間違いなくヒロインでした。鼻っ柱が強くて、しょっちゅう主人公と喧嘩していて、でも周囲は「喧嘩するほど仲がいい」と間違いなく思っている、友達以上恋人未満の安定のポジションです。春田の母親は「いつか二人が一緒になってくれれば近くに住んでくれるかも」くらいの事は考えていたかもしれません。ちずも周囲の空気は何となく感じていたはずです。お互いのいい所も悪い所も知っているから隠すことはないし「向こうから頼んでくるなら結婚してやるか」くらいは。牧の登場さえなければ、もう少しモラトリアムを楽しんでいたでしょう。
牧に「告白してもいい?」と聞くシーンは「ちゃんと断ってから告白するのはいい」という意見もちらほら見受けましたが、私はちょっと意地悪に見ていました。告白はあくまでちずと春田の問題なので、牧を巻き込む必要はなかったと思うのです。わざわざ恋人に断るというのは、いくら「気持ちの整理をつけるだけ」と言っても、宣戦布告と同じです。断るかな、と一瞬ちずは思ったのではないでしょうか。つきあいが始まってそう長くはないのですから、牧の立場なら、「彼はもう僕とつきあってるんだからやめてくれ」と言ってもよかったのです。ですが優等生の牧は「いいですよ」と言います。その時のちずの台詞は「やっぱり完璧だね。牧くんは」これは決して牧をほめた言葉ではないと感じました。牧の強がりを見抜いていて、一発勝負に出たと思います。主任が言っているように、恋愛って、そんなに綺麗なものではないです。


★栗林歌麻呂……金子大地
連続ドラマ版からの登場です。春田が苦労させられる新人枠として投入したのかな?と思っていましたが蝶子さんとの出会いでオトコマエ度が一気に上がりました。年上の女性と恋愛できるイケメン男子って最高じゃないですか。職場の長の元妻とつきあうことに何のこだわりも恐れも持っていない、若さがあるから出来るのかな。

★瀬川舞香………伊藤修子
連続ドラマ版からの登場です。職場に必ず一人はいる噂好きの世話焼き女性の典型。やや二次元的でもあります。人は悪くないが余計なことを言ったりして言った相手を混乱させる。そんな彼女にも恋愛が用意されていました。
ちなみにこれだけセクハラおっさんずがリアルタイムで騒動を起こしているにもかかわらず、天空不動産のこの営業所はそういう心配がなくていいですね。女性にとって理想の職場です。まあ、トップが部長だからでしょう。


連続ドラマ版からの登場だと思います。スペシャル版ではおにいちゃんいたっけ?くらいの印象しかない。
連続ドラマではだまされてしまい、窮地を牧と春田が救ってちずがぐっとくる、というエピソードを作るきっかけになっていました。妹思いの優しいお兄ちゃんです。

★武川政宗………眞島秀和
連続ドラマからの登場です。最初は二次元的キャラだなーと思いました。
「牧は俺がいないとダメなんだよ」と言ったそばから「俺は牧がいないとダメなんだ!」と本音を告白して春田に土下座するまでのタイミング早!もう少しタメを取ればいいのに!
「相手の幸せのためなら自分は引いてもいいとか…どっかのラブソングかよ…ッ!!」と言いながら自分のやってることがまんまラブソング。

テーブルの下で牧に手を絡めたり、いきなり自分のおでこで熱を測ったり、
見えない所で恋人にはベタベタしたいタイプ。むっつりスケベ…なんてところが二次元的だなと。

ただ…なんだかんだいっても不動産業界って保守的だと思うんですね(あくまでも想像ですが)。なのでクローズドゲイにならざるを得なかったはず。だから一方的に春田に交際宣言された牧の気持ちを思いやることもできたんでしょう(まあ牧は自分より春田の事を心配していたようで、杞憂でしたが)。相手を探すのにハッテン場行くようなタイプにも見えないので恋人は多くはなかったと思う。なので、こっぴどく怒ったのに真面目に仕事をする様子を見れば人柄はわかりますから、就活生の牧は可愛くっていろいろ教えてあげたんだろうなぁ、うん、いろいろ(笑)。

ラスト近くになって、主任は年齢相応の三次元の人に帰っていったように思います。それは演じている真島さんの匙加減でしょう。「ダブルファンタジー」でまたもや妻を田中圭に取られるなんてお気の毒で見てられない。

★黒澤蝶子………大塚寧々
連続ドラマ版からの登場です。吉田鋼太郎さん主演の「東京センチメンタル」で元妻役をやってたのがはまったかな。
第一話に二人の結婚記念を祝う会食が出てくるのですが、その席で蝶子さんは「これからもよろしく」と言うのに武蔵は言い淀む。ああ何かあるんだ、と視聴者にだけ思わせる演出です。
SP版でははじめから離婚していたので、これから彼女が事実を知っていく過程を一切見なかったのです。

今まで30年間夫婦として連れ添ってきた人が、その10年間は別の人をずっと恋し続けてきた。それも男性を。すんなり離婚してくれたはずがないな、と思いましたがやはりその通りで、憎しみが夫ではなくライバル・春田に行くのも当然でした。どんなにいい人でも、やはり憎しみは奪った相手に向かいます。それだけではなく、生活はどうするか、とか離婚にあたって本当にいろいろ考えたはず。子供がいるのかどうかは話が一切出なかったのでわからないですが、老後を二人で過ごすことを考えていたはずなのにそれも白紙。自分で店をやっているようですが、その収入だけではあのマンションには住めないから家を探すわけで、慰謝料はもらってもいつかはなくなる。
これから体力が落ちていく一方なのに、いきなり生活、人生、という敷かれているはずの道がどちらも先が見えなくなってしまい、相当消耗したはずです。それでも恋する夫を送り出したり応援できたり慰められる貴方は本当に強い。いい夫婦関係を築いてきたのだな、と思わせます。もっと嘘つきでずるい夫ならよかったですね。

★黒澤武蔵………吉田鋼太郎
難しいキャラクターだったと思います。漫画みたいな二次元キャラクターなら「仕事の時はきりりと理想の上司」「好きな男性の前では乙女」なんて破天荒なキャラも、背景や効果音などで目立たせることができたと思うのですよ。それが実写で出てこなければならない。
59歳で髭もあってガタイのいい男のまま、吉田さんは、仕草や声音で見事に乙女を演じていました。

10年前にシンデレラ体験をしたことから激しい恋に落ちた武蔵。でも、その思いは妻にも会社にも秘めておかなければならないものだった。初めて男性を好きになった武蔵の混乱ぶりは、牧とはまた別の苦しみがあったことでしょう。武川のように相談する相手もいない。

春田に一方的に告白し「妻とはちゃんとするから待ってくれ!ありがとう!」と後を振り返らずに去っていく。当初はコメディシーンと受け取りましたが、本当は一気に言ってしまわないと勇気が持たなかったのでは?そう考えると、いろいろな事を派手にしたのは、一歩後ずさってしまったら、もう二度とできないと思っていたのではないか。何せ、今回が初めての男性への恋なのだから。手順は踏むけどマニュアルはない。ダメなら相手が反応するだろう、くらいの気持ちで。ただ、部長にとって想定内だったろうけど、春田は拒絶しない人だった。

そこまでわかっていたのなら、なぜ一年間プラトニックだったのか?それこそ誰かではないけれど
襲うチャンスはいつでもあったはず。部長があくまで春田の前では乙女(受け)だったからなのか。まあ、部長の配慮ということにしておきましょう。

人生経験を経ている人って損。いろんな事が見えてしまう。その人に見えていないことすら全部。牧は「長さより深さ」と言ったけれど、長い人生ならではの経験値も捨てたものではない。牧の事も春田の事も部長には全部見えていた。それでもかすかな希望を消せなくて、披露宴はキャンセルしないで結婚式までこぎつけた。せめぎあっている部長の心を思うと切なくて仕方がない。でも選んだ相手はいずれも素敵な人だったのだから、人を見る目はあるはずです、部長。
同棲発覚した六話のラストでは架空インスタが炎上したそうですが、最終回の部長の決断で株は爆上がり状態でしょう。

ああ、こうしてみると、みんな本当に愛すべき人たちだった。映画化や続編を希望する人もいるだろうけど、この気持ちのまま終わりたい。スピンオフだったら見たいかな。

さて、ここからは7話。
episode7 Happy Happy Wedding!?
物語は1年後。春田創一と黒澤武蔵はなぜか同棲生活を送っていた。

 そんなある日、本社から黒澤のもとに「上海を拠点とした新規プロジェクトのメンバーに、春田を指名したい」との打診が舞い込む。驚きながらも、転勤を決意する春田。ところが直後、そんな春田がさらにふっ飛ぶ、驚きの展開が起こる。なんと黒澤が、一世一代のフラッシュモブ作戦で春田にプロポーズ!?

 この話はまたたく間に、春田と1年前別れを決めた牧凌太や幼なじみの荒井ちず、そして黒澤の元妻・蝶子や牧の元彼・武川政宗らも知るところとなり…!? 混乱の中、春田の頭に素朴な疑問が浮かぶ。

「結婚って……何!?」

 だが、考えても考えても、明確な答えは見つからない。一方、彼を取り巻く人々の胸にも、さまざまな思いが交錯し…。

 まっすぐな恋にときめき、戸惑い、時に涙しながら、それぞれの道を進んできた登場人物たち。33歳ダメ男・春田が、未曽有のモテ期を経て、最後に選ぶ答えとは…。

春田創一………田中圭
牧凌太…………林遣都
荒井ちず………内田理央
栗林歌麻呂……金子大地
瀬川舞香………伊藤修子
荒井鉄平………児嶋一哉
武川政宗………眞島秀和
黒澤蝶子………大塚寧々
黒澤武蔵………吉田鋼太郎








披露宴会場に一人でキャンセルの話をしに行った部長を見た時「ああキャンセルしたっていうのは春田を行かせるためのウソか」と。11年上司で1年同棲して押しに弱い春田の本心がわかっていても、やはり一縷の望みを抱いていた部長が切ない。





恋敵にも思い人にも優しすぎる大人の二人でした。二人が屋上で手を触れたショットと意味ありげな部長の視線で「あれっ!?」と一瞬思わせる演出も良かった。










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最終更新日  June 7, 2018 12:00:08 AMコメント(0) | コメントを書く


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