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2005年10月08日
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カテゴリ: カテゴリ未分類
 それは、看護師になりたての頃・・・。

 喉が腫れて、痛かった。
 炎症が強すぎて、いつも喉が渇いているような感じで・・
 何をしてもさっぱり良くならないので、さすがに怖くなって耳鼻科受診。

 症状を説明する。ふむふむと頷く医師。
 じゃ、診察してみましょう・・と言う事で、あ~ん。としたところ、

「ありゃりゃりゃりゃ」

 と、医師。


 さっそく、ちょっとびびってしまった。
 なんでも、扁桃腺ではなく、アデノイドが腫れているらしい。
 アデノイドのことを、医師は「扁桃腺の親戚」と説明してくれた。

「でもね・・」
 医師はちょっと考えながらそういった。
「子供ならともかく、大人はこんなに腫れることないんだよね・・悪いものだといけないから、一回検査しましょうね」

 悪いものなの?
 癌とか??
 ドキドキしながら、検査の予約を入れてもらった。
 そして、改めて後日来院。

「じゃ、麻酔かけますね。」


 スプレーと、ゲルのキシロカインを使って鼻の穴に麻酔をかける。
 で、いったん中待合室で待機。
 今回の検査は、まず鼻の穴から喉にかけてファイバーを入れる。その後、喉の組織を採取して癌細胞とかがないか検査に出すという段取りで、念入りに麻酔をする様子。 
 多分、次はもっと奥の方まで麻酔するんだろうなぁ・・・。
 鼻の穴の感覚が鈍くなってきているはずなんだけど、普段鼻の穴の神経に気を配った事もないから、麻酔がかかってるのかも良くわかんない。


「じゃ、もう一回麻酔ね。」
 というやいなや、 ズボッ と私の鼻の穴に巨大綿棒が差し込まれた。
 えっっ??
 と思っている間に、もう片方も ズボッ とやられた。
 綿棒でかすぎ。
 しかも、10センチはあろうかと言う「棒」付きで、当然その棒はミョーンと鼻の穴から延びている格好で・・・。(しかも両鼻)

 こりゃ、人様には見せれんな・・。

 そう思った瞬間。

「はい、じゃ、中待合でお待ちください」

 かる~くそういわれました。

 まじですか?
 これ、立って歩いたら、鼻から落ちませんかね?
 そう思いながら、恐る恐る立ち上がり、中待合へ。
 診察室のドアを出た瞬間、ちょっとたじろいだ。
 そこは診察を待つ患者さんが結構な数ひしめいていた。

 気のせいかもしれないけど、みんなの視線が集まる。「げっっ」。
 多分、「私に」じゃなくて、私の鼻の穴に突っ込まれて、なおかつ外に飛び出している「綿棒」に視線が集まっている。
 で、皆さんやさしいのか、即座に「見てないふり」というか、「見ない努力」をしてくれた・・。
 そりゃ、二十歳そこそこの若い娘が、両方の鼻に巨大綿棒突っ込まれ出てきたら・・不憫だわね・・。

 中待合室は、一気に異様な緊張感につつまれた。
 みんながみんな、「見ない努力」「気がつかないふり」を「必死で」してる。そんなオーラみたいなものがびしばし伝わってくる。
 私はわたしで、そんな皆さんに逆に遠慮して、「見られても、構いませんよ。大丈夫ですわ・・」っていうオーラを出そうと、背筋を伸ばして堂々と座って見せたりした。(無駄な努力・・・?)

 とにかく、だいぶ待ってようやく診察室によばれ、中待合を後にした。
 中待合室の緊張が一気に消え去ったのを背中で感じた・・・。
 (みなさん、おつかれさまでした)

 で、ようやく検査。

 鼻からファイバーを入れられ、喉の様子をモニターで見せてもらった。
 何やら撮影ととかもして、いよいよ「喉の一部の採取」に取り掛かる。

「ちょっと、ミシミシっていいますよ~」

 医師が爽やかにそういった瞬間。本当に体の中からと言うか、頭の中からというか、「ミシミシ」という音と、喉が引っ張られるという不思議な感触がした。

 まさに、初体験。

 ちなみに、ファイバー入れられる時も含め、ちょっと痛かった。
 あんなに、「綿棒」頑張ったのにね。

 で、その日のイベントは全て終了。
「麻酔は数時間はかかってるから。後、ちょっと出血するからね~」

 と、軽い感じでコメントをもらい帰宅。
 その途中、何やら冷たいものが垂れてくる。

「なんじゃ?」
 と思ったら、何と鼻水。
 鼻の穴が麻痺しているせいで、鼻水が落ちてくるのだ。
 そう、「たらぁ~っ」とたれるのではなく、雨のしずくのように、「ポタッ」と落ちてくるのだ。
 びっくり。
 鼻の穴にも、ちゃんと役割があったのね。
 鼻の穴に感謝しつつ、「鼻の穴機能」回復まで、鼻栓をして対処。
 あと、血の混じったタンが出て、全て終了・・・でした。

 もう全てが初体験。
 貴重な出来事でした。

 ちなみに、細胞診の結果は特に異常なしで、「体質」っていう言葉ですべてが片付けられました・・・。
 ちゃんちゃん。





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最終更新日  2005年10月08日 21時28分49秒
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