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2011年03月11日

巨大地震

テーマ：地元再発見！(983)

カテゴリ：地元３３９

まずは慎んで亡くなられた方のご冥福をお祈りし、不明な方が一刻も早く所在が明かになる事を祈り、被災された方にお見舞い申し上げます。

それにしても凄く揺れたな。羽生に生まれて、ずっと羽生に暮らしてきたが、あんなに揺れたのは初めてだ。あとで知ったが、羽生は震度５強だったんだって。揺れ出してすぐにラジオをつけた。東京でも揺れていると言っている。間もなく揺れが激しくなってラジオが切れた。停電になったなと思いつつ、どうやっておっかさんを避難させるか考えた。おっかさんの手を取るも、拙者自身が柱につかまってないと立っていられない。揺れがおさまるまでも長かったな。
揺れもおさまり、まずはケータイで妹の無事を確認した。表に出てみると、見渡せる信号機は全て消えている。大規模な停電のようだ。とりあえず近所の皆さんとも無事を確認しあって一安心。万が一を考えてヤカンや鍋に水を満たし、近所のスーパーに買出しに行ったが、停電でどの店も閉店になっていた。

電気が切れると何も出来なくなるな。唯一の情報源はラジオだった。うちの辺りは被害が少なかったようだが、ラジオではずっと津波の情報が流れていた。駅に行ってみると電車は止まっていて、改札に復旧の目処がついてないと書いてあった。防災放送では、全力で停電の復旧にあたっていると言っていたので、すぐに回復すると思っていたが・・・甘かった。

暗くなって唯一の情報源の電池が切れた。買置きを探そうにも暗くて見つからない。どうしようかなぁ～と思ったけれど、ポケットにライターがあるのを思い出した。電池はすぐに見つかった。ライターがこんなふうに役に立つとは。愛煙家で良かったよ。

夕食の時間、灯りは仏壇から拝借したロウソクで凌いだ。コンロは使えたのでラーメンを煮る事は出来たが、億劫になって、おっかさんと煎餅を食べた。家の前を通る車のライトでも、しばし明るくなったが、車の通りが少なくなると文字通りの闇夜になる。なんと心細いことか。

９時頃、さいたま市で仕事している妹からメールが届いた。万策尽きて迎えに来て欲しいという。闇夜にラジオを聞きながら車を走らせてさいたま市に向かうものの渋滞にハマる。ケータイがつながりにくいので、メールで連絡取りながら向かった。やはりケータイのメールは難しい。京都大学の受験生のは神業だと再び思った。走っている途中、スーパーアリーナが開放されたとの情報を得て、メールで知らせた。暫くしてスーパーアリーナに着いたから無理せず引き返してくれとの返信がきた。道半ばで家に戻ったが１２時近かったな。
翌日おっかさんを介護施設に送ってから妹を迎えに行ったが、往復４時間以上掛かっちゃったよ。

余震が結構ある。立っている時は大丈夫だが、椅子にかけると揺れているような錯覚に見舞われる。なんか変な感覚である。これは暫く続きそうじゃ。こんな経験は２度とゴメンだな。