三田のいのしし 見て歩き日記

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2018年07月04日
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カテゴリ: 花と園芸

前書き

ウツボグサとミヤマウツボグサが国内のあちこち、低地と高い場所を選び抜いて存在する

らしい・・・と言う情報があるものの、その見分けが難しそうでこのブログの上でも悶えて

おります。

見苦しい纏めですが、通してご覧頂けらば幸いです。

〇 § Δ


ウツボグサの花 2018.06.13(水)

福島大池の外周道路と棚田の境にて

1年ぶりの観察です。

  1. ポイントはその葉にギザギザがあるかないか

  2. 草丈の観察
  大原に出現する草丈の低い”ウツボグサ”との比較観察の絶好の機会だと思ったが、昨年現場へ

  その次に 行ってみたら草刈されていた。
  ※ 「季節の野草・山草図鑑」日本文芸社刊 172ペ-ジ ウツボグサの項
        ・・・変種にミヤマウツボグサがあるが、本種より草丈が低く、葉に粗いギザギザがあり

         判別できる。

  大原の背の低いウツボグサと福島大池の背の高いウツボグサを比較して素人なりに考える機会

  に恵まれたと思います。  

この日も含めて撮った草丈が長いウツボグサの写真




所謂靫(ウツボ)にあたる花の部分



茎は四角、葉には鋸歯、ギザギザがある。しかし草丈は40cmぐらい

2017.05.26撮影

素人目には”線形または広線形”に見えます。しかし、根元から花までの間のすべての葉が

この形であるかどうか、2018年度の観察ポイントの一つです。

2018.06.18 2回目の観察にて

花の下の葉にもギザギザ、鋸歯が見られる。


長い四角な茎とその葉 この写真で鋸歯、ギザギザが葉に見えている。

シソ科ウツボグサ属の野草であることは間違いないが、素人目にもその草丈が違う物が

二つの場所で見られるので、こうしてせっせと観察。撮影してその写真を積み重ねて

おります。

大原で見たウツボグサ 2018.06.30

くどいと言われそうですが、大原の農道の脇の草むらにウツボグサをまるで”じっくりご覧
ださい”と言わんばかりに刈り残している所に出合った。

この辺り一帯にウツボグサが2か所生えていると思われた。其の1か所がここ。

この花穂は長さがほぼ8cmにもなっていた。

この写真でもその茎が四角であることがわかる。ウツボの形になっている花穂は8cmにもなり

どうやら咲き終わりの時期に近付いているらしい。

この茎をメジャ-で計ってみたら約50cmだった。約と言うのも根元は様々な草の繁茂で正確な

把握ではないからだ。

根元に近い葉はこんな形をしており、5cmの長さだった。


花穂の真下の葉

根元に近い葉に比べて、やや細長く見えるが、やはり5cmの長さだった。

福島大池のウツボグサの葉は、鋸歯がはっきりしていた、このウツボグサは緩やかな鋸歯、

もしくは鋸歯が無いように見える葉だった。

〇 §

昔、ウォ-キングのコ-スの一つで、ホトケノザやヒメオドリコソウ、オオイヌノフグリなど

の出会いを求めて歩いていた先の一つにこのウツボグサの出現があった。

昨年から草丈が30~40cmもある例をみたので、以下に載せた草丈の短いウツボグサのことを

思い出したらた。

  これに対して2013年などに撮った大原の2か所のウツボグサ 2013.08.06



   草丈が低い 鋸歯がある。ギザギザ 2014.07.21

  草丈は20cm以下とみられる。

  葉の形は”長めの卵型”・・・上述図鑑の表現の引用です。

  この花の写真を見ると、その下の葉は”線形又は広線形”に見える


大原地区では2か所、ウツボグサが自生しているのに出合えるが、いずれも田んぼの岸又は
   水路の土手などであまり勝手に踏み込むことができない。

   花の下の葉は細長い形であり、ウツボグサの全てに共通の形だ袋までは思っております。

   比較的肥えた土壌の地域ながら草丈は20cmぐらいまでだった。

国道176号線沿いで,JR福知山線の線路脇の土手と大原の山際の田の岸に少数見られた。 

 いずれも草丈は低くておおよそ10cm~20cm内外。

 ”色 大きさ 開花順で引ける季節の野草・山草図鑑” 172ぺ-ジによると、この条件の

 ウツボグサは「ミヤマウツボグサ」

 しかしながら、ヘラオオバコなどでも分かるが、肥沃な場所とそうでない場所で大きさが

 驚くほど変化するのでこの大原のウツボグサが”ミヤマウツボグサ”であるかどうか?

 素人にわ分からない。


ネット検索で「ウツボグサ」と「ミヤマウツボグサ」の見分け方を学んで いたら、靫が何の事だか

わかりません・・・と言った感想をお持ちの方も いたので、靫(ウツボ)についてひとこと

日本の戦国時代以前の戦いで、弓矢が有力な武器であった時代に、弓は手 に持つとして、矢は
「容器」に入れて担ぐことが便利だった。

その入れ物 = 壺(ツボ)やなぐい

靫(ウツボ)


取材をしておりませんから、推測ですがこれが靫(ウツボ)だと思います。

勿論素材により、時代に応じて形も様々に変化したはずです。

昔、つぼやなぐい(靫、ウツボ)で戦いに明け暮れた祖先達の思いが今でも大事に受継がれて

残っていると思わせるパレ-ドの一コマ。三輪神社 秋祭りのパレ-ドにて

パレ-ドの中で靫に入った矢と弓を持った子供たち

年代は不明ですが、三田市三輪神社の秋祭りに登場した少なくとも5人のお子さん達から

弓矢が持つ重要さを大切にしている様子が見てとれます。

実戦部隊が身につけたもの。

「靫」の形や材料は時代と場所により変化していると思われるが、ウツボグサ の花を見た時、
この三輪神社の弓入れの靫の形状がその理解を助ける形状で
あると思った。

2013.10.13(日)定例の秋祭りのパレ-ドから、撮影

布団太鼓も魅力的


三輪神社の秋祭りにて 背景は社務所

◎ ◆ 〇


あとがき

2018.06.18 午前

関西に震度6と言うかなり大きな地震が発生しました。

幸いこの三田市界隈は比較的実害が少ないと思われましたが、大阪北部が震源地 であり 大きな

被害が出ております。

お見舞い申し上げます。

後書き-2

福島大池とその周りの農地、あるいは大原の田はいずれも年に1回か数回草刈りの対象になります

ついでに書けば、有馬富士公園内のアケビなども剪定の対象となる。

従ってその観察は間に合うかどうか若干スリルを伴う。

福島大池のウツボグサの草丈も目視で30~40cmあるのでひとまず普通のウツボグサとみているが

一度 メジャ-で計ってみたい。

結局、草刈り中の現場に行きつき、残っていた1株をメジャ-で計ってみたら29cmだった

今一つ その葉は根元と花の近くの物で違った形の可能性があるのでこの辺もじっくり見てみたい。






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最終更新日  2018年07月04日 09時04分04秒
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