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はじめに
今回は、ソメイヨシノ(桜)の樹幹にいるサシガメの仲間”ヨコヅナサシガメ”について
可能な限り、その姿を掲載させてもらいました。
このヨコヅナサシガメの幼虫から、羽化して成虫になる間の生活の場が、ソメイヨシノの
樹幹であり、その生活の様の写真がブログの材料として利用できない・・・等があり、
以下の写真です。
兎も角ご覧願います。
ヨコヅナサシガメについて (カメムシ)
DSCN 5790 2021.04.19 武庫川べりのソメイヨシノの樹高1m付近で出合った。
この1枚が、ヨコヅナサシガメ(サシガメ科)の次のご紹介するような、群れでいる集団群の
発見につながった。
DSCN 5816
これらの集団は、順次、脱皮、羽化して、一人前のヨコヅナサシガメへ変化する。
羽化直後の様子 お借りした写真です。
羽化直後の姿だそうです。 この瞬間だけの姿らしい。
しばらくすると、以下の姿に変わる。
一人前のヨコヅナサシガメとなる
DSCN 6045
4月19日以来、5月7日までの観察に基づく情報としては、この地区で出合った上の写真の
幼虫の集団が、少なくとも4,5株のソメイヨシノの幹で見つかっているので、5月7日現在
出合う上の写真のヨコヅナサシガメは、4月19日に出合った幼虫の集団が、順次、脱皮して
羽化した姿のヨコヅナサシガメである・・・と見定めても良さそうです。
このソメイヨシノには、沢山の毛虫がいます。予想以上です。 DSCN6022
ヨコヅナサシガメの幼虫や成虫がいるソメイヨシノの幹高さ1m~2mよりは高い位置に
いましたが、私が観察している時間帯では、このサシガメが襲い掛かる・・・姿を見て
おりません。
今後の観察課題
① ヨコヅナサシガメが毛虫を襲い、吸液する様の観察
② ソメイヨシノやエノキ、クヌギ、ケヤキ、クワ、ヤナギなどの大木の上などで暮らして
秋から冬にかけて、幼虫がソメイヨシノなどの幹に集合し、
③ 春に羽化して分散する。晩夏に産卵する。
④ 羽化後に分散することは、近親交雑を回避する意味でも必至だとされている。 その様。
集団を離脱して、飛び立つ前の姿。
大胆にして、かつ、今後、理解しやすいこのヨコヅナサシガメのイメ-ジは
① 例えば,このソメイヨシノの枝先の葉の上で、単独で暮らしている。
② これらのソメイヨシノの樹幹で羽化した後、分散して生活し、交配、晩夏に産卵する。
とされているが、
大きな意味で、このソメイヨシノの大木の樹上で生活しているケ-スが多いのだろうか?
③ 幼虫が集まり脱皮する場として、ソメイヨシノの樹幹など紹介されております。
※ 幸い、この現場はアゲハチョウの”ジャコウアゲハ”が、5月、7月、9月と年に3回
羽化するとされている現場が近いので、通う頻度もあがります。 従って、これからもこのサシガメと出合いがあれば観察できそうです。
メスのジャコウアゲハ。オスは黒ですが、メスは黄灰色~暗灰色とされている。
ヨコヅナサシガメとは:
① サシガメ科
② 体長 L20~24mm
大型で光沢のある黒色のサシガメです。
③ 中国原産の積み荷に紛れ込んで九州地方に侵入し定着したと考えられている。
④ 東海地方が分布の限界とされていたが、2000年ごろから関東地方各地でも生息の確認が
相次ぎ
古いサクラ(ソメイヨシノ)の樹幹にその姿を確認できる。
⑤ 桜の他にエノキ、ケヤキ、クヌギなどの樹幹でも生息している。
以上は:農文協
カメムシ おもしろい生態と上手な付き合い方」 82~83ぺ-ジ参照
一般にもっと沢山の”ヨコヅナサシガメが”、この例と同じ桜のソメイヨシノの幹に集まる。
不思議なのは、ここからで,わざわざ集まった集団から離脱して
羽化後、離脱して飛び立っていく
いつでも飛びたてるヨコヅナサシガメ
飛び立ったヨコヅナサシガメは、どこに飛んで行ったか? 一例 ⇒ 樹上の桜の葉 らしい。
ソメイヨシノの株 (私自身は、このソメイヨシノの葉に集まるこのサシガメはみていない。
DSCN6058
おおよそ木の枝が出ている位置から下の樹幹にその姿が見られた
この幹には、ヨコヅナサシガメの餌となる、毛虫が沢山見られます。
5月10日(月)
今では、ソメイヨシノの幹にヨコヅナサシガメの姿は見つかりません。
樹上のソメイヨシノの葉が生活の場らしいので、これまでご紹介してきた武庫川のソメイヨシノ の樹上に、分散して毛虫を捕まえては,刺して吸液する生活が見られるはずです。
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