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Dec 10, 2003

おすすめ！”10歳若く見える姿勢としぐさ”

(10)

カテゴリ：お洒落・憧れ・美容

　山岡有美さんの”１０歳若く見える姿勢としぐさ”草思社の最初の部分。別に３０代に見せようと思って購入した本ではないよ。常日頃、年令に逆らって若返るのではなく前向きに年を重ねて行きたいと思っているから．一種の開き直りみたいに聞こえるかもしれないが、これまた意識しているのとなすがままでは、生き方にも影響すると思う。

　体力には二通りあるそうだ．”行動体力”（運動能力）と”防衛体力”（抵抗力、免疫力、精神ストレス、生理的ストレスに対する力のこと。
行動体力を鍛えれば、防衛体力もついて区る、というのが著者の考え。
　気になる言葉；生活年令
　その人から受ける全体的な印象、肉体的体力的な年令をはかる物指し．肉体面だけではなく精神的な年令も含まれる。これが、差が出るのは、３０代、４０代頃から、その日との生活、生き方を反映させるもの。特に４０代は人生の折り返し地点でもあり、人生の前半の生き方が精神面にも肉体面にも色濃く現われる．これが５０代、60代となるとますます顕著である。

　前回も触れたが、私のお世話になっている喫茶店の５０代後半のマスターいわく
’最近の若い子達に、品性の話をしても通じないな。もう死語になったか？”
　街行く高校生から２０代前半のいわゆる”ぴちぴち年令”の王道を行く男女達をみていても、はつらつさ、機敏さ、緊張感、恥じらい、礼儀（取り繕うのはうまい）、マナーを感じない。そうやって育てた私たちのせいかもしれないが、本来の人間の姿はどこにいったのかしら？

　若くてきれいは人生のほんの1/８の時期。この時期こそ、背筋をのばして、筋力をつけて、知識、精神を鍛えなきゃ残りの人生、大丈夫なの？って感じ。

　山岡さんいわく、特に生活年齢は、後ろ姿や足元に表れるとのこと。
確かに、鏡をみているのは、顔、胸から上のバランス。気合いを入れて全身。でかけると時に、ターンなんぞして全身をチエックするぐらい。素敵な人だな！と思って振り返ると、そこにあるのは、素敵と思った人の後ろ姿（がっかりする事が多い）。逆に後ろ姿の美しい人って、どんなひとかしら？と興味を引き付けられ、ほーーーっと思った事も。

　マンゥオッチングの好きな私は、わざわざ、何気なくチェックする事もしばしば。最近私のお尻も重力に逆らう事なく、ごくごく素直に下垂しているような気がする。鍛えねば！と反省。
　森光子さんのエピソードが書かれている。
　私も過去に彼女のインタビューをみたことがあり、若い役をこなさなければならないときは、”振り返り方で年令がでるのよ”とおっしゃったのがすごく印象的だった。お年を召している方は、体全体で振り返るそう．若い方は、頭で、きゅっ！振り返るそう。
　ところが、現役高校生を、呼んだときの反応は、けっこう前者だったりする。どっこいしょも、笑えるうちが花。本当に定番の台詞になったら悲しい。

　歩幅も、腕の引き上げも、振り向く様も筋力と、関節の可動域の大きさだ。ちょこちょこ　と　機敏は全く違う。
”優雅でゆったり”と”のろま”は明らかに違う。

　高齢の（失礼）方で、美しい人に出会うと私まで幸せな気分になる。顔にあるしわやしみの問題ではない。そういうものは、ないほうが無気味だけど、全体の持ち味でそんなちっぽけな事を気にさせない印象を与えてくれる。それからいえる事は、みなさん、独立した、強い精神を持ってらっしゃる。ツアーをくんで旅行もいいが、目一杯お洒落をして行かれるのだろうが、たいてい、その中で美しいと思った人に出会った事がない。
　さり気ない服装、日焼けの跡、履きこなされたスニーカー、最低限の荷物、そして、機敏な動作と体力、心の余裕が感じられるし見事だと思う。
　どうせ、同じ年令を生きるなら．どっちがいい？私は、今、気持ちも持ち方一つで変わるなら、ちょっと努力してでも、筋力をつけ、いつまでも若くいたいなと思う。（、、といいながら、フラメンコのレッスンくらいで、日常も歩いていないし、、気持ちを変えなければね！！日々反省）

　先日握手をしていただいた阿木燿子さんだって、水泳中毒になった頃もあったわとコメントが書かれてあったし（彼女もフラメンコをやっている）やはり、動ける体は有効に活用しなくてはと思う。とにかく、素敵な女性だった。
　今の私にはない“凛とした美しさがあった”

阿木さんから、（勝手に）美しさのパワーをいただいたと解釈して、頑張ろう！！目標を持つのは自由。

　正しい位置に関節を、骨をセットする。

これだけの事が、今はとってもできてない。体の中の筋肉．辿り着くのはピラティスかしら？
自己流ではできなさそう。
　秋になくなったおばは寝たきりになる８０代後半まで着物を着ていた。筋トレなんかしないのに姿勢はまっすぐだったし、立ち居ぶるまいが美しかった。人に見られている緊張感をいつも感じていたからかな？（自意識過剰の方が美しくなれるというのもわかる）
　そうよ、明治の時代に、筋トレとか、骨盤の歪みとか、矯正とかそんなのなかったわよね。でも、明治の人は姿勢がしゃんとしているイメージが強い。
やだ！これって、時代に逆行して、現代は、原始人に戻りつつあったりして、猫背で、顎が前にでてきて、前屈みで上目遣いで。。。。。
原始人には戻らないわよ！　

　幸い、ほめられた経験というのは生きているもんで、小学校のとき．先生に姿勢がいい。とほめられた。以来、私はそれを長所に持ってきている。少し習ったバレエのおかげだと思う。一度身についた事は忘れない。
　　さて、後半じっくりこの本を読もう。レジに持って行くのが恥ずかしいタイトルだけれど、お勧めの一冊です。

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Last updated Dec 4, 2004 04:30:29 PM
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誰もが笑顔になれる言葉"HappyBirthday!"のBlogは22年になりました。コンセプトは，” 自然・癒・香・茶・”+発酵です。” 一度きりの人生，礼と感謝の気持ちを忘れずに自分らしく生きています。平穏無事でいられるよう祈りを込めた自分史・60代編です。私から発信できるものは小さなことですが共感していただけたら幸いです。そして出会えたことに感謝です。insta 〜kissako_tea sweetea_maman

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