オッキークラコブ

オッキークラコブ

2019年07月02日
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7月2日(火)NHK交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。

・シャブリエ:狂詩曲「スペイン」、ロドリーゴ:アランフェス協奏曲(大萩康司)、ベルリオーズ:幻想交響曲

井上道義の大ファンになってしまいました!
まずはシャブリエですがオケの力量・総合力を感じさせ、さすがN響と思わせる立ち上がりでした。
2曲目のロドリーゴですが、大萩のギターは滑らかで繊細な美しい音色であったものの、ややアランフェスのイメージを強く意識しすぎたせいか優しいアプローチが弱さを感じさせました。それによりオケの伴奏の見事さのほうが目立ってしまったのはいくらか残念でしたが、アンコールのディアンス:タンゴ・アン・スカイは大萩の力量を存分に味わえ、何とも聴き応えがある素晴らしいパフォーマンスでした。

さてベルリオーズです。
極めてオーソドックスでテンポの揺るぎや奇をてらったアクセンなどは見当たらず、堂々としたど真ん中な「幻想」でした。指揮振りはパフォーマンス系でハチャメチャと思える場面もあるのですが、よく見てみると決してパフォーマンスではなく、指先にとどまらず全身を駆使することでオケに伝えたいイメージを表現していたのです。何となくおおざっぱに見えるのですが、聴こえてくる音楽は細部にまでこだわった極めて質の高いもので、スコアへの入念な対峙がひしひしと感じられました。時としてトリッキーな解釈から品格が感じられない演奏に出会ってしまうリスクのある曲ですが、今日の井上からは指揮振りとは裏腹に、内面は常に冷静で緻密に構成された上質な「幻想」が披露されたのです。因みに、N響の質の高さも想定以上でした!
先日のショスタコーヴィチと合わせて強烈なダブルパンチにより、完全に降参させられてしまいました。





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最終更新日  2021年08月18日 20時27分54秒
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