オッキークラコブ

オッキークラコブ

2019年09月27日
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9月27日(金)新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました(すみだトリフォニーホール)。

・シャブリエ:狂詩曲「スペイン」、ピアソラ:バンドネオン協奏曲(小松亮太)、ベルリオーズ:幻想交響曲

衝撃的な幻想交響曲でした。
シャブリエはおとなしめかつ極めてオーソドックスで、意外感と好感が混ざりながら今日の演奏会はスタートしました。
ピアソラは評価が難しいところです。会場の大きさが影響していると思われるのですが、バンドネオンの音が拡散気味で、他の楽器の音と同化してしまう部分がありました。特にピアノ、ハープ・ソロとの調和が聴き取り辛く、やや残念でした。しかしながら、バンドネオンとしてはとてつもない大曲・難曲を繊細な表現、濃淡も織り交ぜながら弾き切った辺りは見事でした。

さて、後半の幻想交響曲です。
特に弦に顕著だった通常では考えられないほどの抑制、ソロパートには全く興味が無いと思わせるほどのアンサンブル・調和への強い拘りが際立っていました。もしかするとホールにいたほとんどのオーディエンスが、迫力不足や物足りなさを感じていたのではないでしょうか?。しかしながら、そんな中で浮かび上がってくる音楽は時には物悲しく、時には語りかけて来るようで、内面への迫り方が凄いのです。今まで幻想交響曲に対しては、聴かせどころ満載で煌びやかでありながら何となく平坦な曲という印象でしたが、「そうか、幻想交響曲ってこんな曲だったんだ」と目からうろこが落ちるような、あまりにも見事なコントラストが浮かび上がって来たのです。1、3、4楽章は申し分無い中、特に1楽章は圧巻で早々にノックアウト状態でした。2楽章はあまりにも抑制が利き過ぎで、かつポルタメント気味な表現が随所にあったのはやりすぎ感がありましたし、5楽章は比較的平凡だったこと、加えてオーケストラは総じて各パートも決して好調とは言えず正直穴も目立ったのですが、総合的に言えば過去に聴いたどの演奏をも圧倒的に凌駕した、超希少パフォーマンスだったのです。





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最終更新日  2021年08月18日 20時33分54秒
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