オッキークラコブ

オッキークラコブ

2019年11月02日
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11月2日(土)BBCスコティッシュ交響楽団のコンサートに行ってきました(オーチャードホール)。

・シベリウス:「フィンランデイア」、チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲(レーピン)、シベリウス:交響曲第2番

さすがレーピンは貫禄十分でしたし、また一人、注目の指揮者が増えました。
「フィンランデイア」はポップな仕上がりで、オケは重厚感が薄いものの個々のレヴェルは相応で好印象でした。元々のホールの構造か「Proms」の演出による舞台構造の要因かはわかりませんが、音が後ろに逃げていくように聴こえ遠い感じがするのは気になりました。

レーピンは力強く優美で、線が太く圧倒的な存在感でした。初めて聴いた時にR・シュトラウスのソナタの出だしで、芯が通っていて突き抜けるようなのに滑らかな音に驚愕したことを今でも思い出します。それ以来当初イメージしたよりは繊細な印象を受けてきましたが、今日のチャイコフスキーはストレートにグイグイ来る感じでした。先達を思わせる濃厚な表現や、たまに暴走気味に走りオケとの乱れを生ずるところなども堪らなく味を感じさせ、CDで聴いたオイストラフを彷彿とさせる場面が見られました。前述の通りオケの音は後ろに逃げ気味ですが、レーピンは別格で体全体に重く迫って来ました。全体的に素晴らしかったのですが、強いて言えば情感豊かな2楽章が最も強く印象に残りました。

後半のシベリウスは快活なイメージで重々しさはありませんでした。ダウスゴーは完全なバランス型で調和重視でした。曲としては各パートの印象的なフレーズが満載なのはご存じの通りですが、強調しているところはほとんど見られず、さりげなさのオンパレードで不思議な感覚でした。しかし、物足りないということは全く無く、聴いて行くうちに絶妙な味わいに気付かされました。要は、オケのレヴェルが相応に高くダウスゴーの音楽観を体現できていた証であり、非常に質が高く充実感のあるシベリウスであったのです。





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最終更新日  2021年08月18日 20時37分17秒
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