オッキークラコブ

オッキークラコブ

2020年07月02日
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7月2日(木)新日本フィルハーモニー交響楽団のコンサートに行ってきました(サントリーホール)。

・フィンジ:弦楽オーケストラのための前奏曲、ヴォーン・ウィリアムズ:テューバ協奏曲(佐藤和彦)、ベートーヴェン:交響曲第 6 番

下野デビューなのですが、やや不思議感もある独特な「田園」でした。
フィンジは室内楽的な響きを持たせながらスッキリと仕上げていて、洗練された素晴らしい演奏でした。オケはブランクを感じさせない安定感を見せました。
V・ウィリアムズの佐藤は、一楽章こそ本調子とは言えなかったものの、楽章を追うごとに安定感を見せ、二楽章の美しさや三楽章の存在感の発揮は見事でした。伴奏もまとまりあって全体的に聴き応えがあり、なかなか聴く機会のない貴重なこの曲を堪能することができました。

さて「田園」です。一楽章は品格があって奇麗な音楽だったのですが、奇麗すぎてやや軽い印象で物足りなさが残りました。それ以外は全体的に抑制された表現で、ビブラートを控え気味に響きを抑えていたこともあり、普段よく耳にする豊潤な響きのある田園とは一線を画していました。特に二楽章は顕著で、弦を抑えつつ、かと言って木管も際立たせることは無く、何とも渋い印象でした。下野の狙いが最後まで何となく掴み切れずに終わってしまったのですが、悪い印象だった訳ではなく、抑制した中に雄大さを感じたりもして不思議な感じでした。この不思議感を払拭すべく、再度下野を聴いてみたいと言う興味が強く湧きました。





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最終更新日  2021年08月18日 20時53分54秒
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