ゲミュートリッヒな暮らし~Seit 2005
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職場における心の病の急増が指摘されている。この実態を重くみない人達の意見はあまりに無責任だ。最近の連中は社会に対する適応がなってないからだ、精神疾患は個人の問題だ、精神障害者は犯罪に走るから隔離しなきゃ駄目だ、このような偏見と当事者意識の無さこそ「うつ」の温床なのである。 例えば満員電車に乗るとする。国電の時代の混雑がいかに殺人的だったか、年配の方々は覚えていらっしゃるだろう。冷房もない電車に詰め込まれ、それでもみんなが我慢してたあの時代と、ちょっと肩が触れただけでいい年した大人が喧嘩沙汰になり、電車が2分か3分遅れただけで過剰なお詫び放送をしなければいちいちクレームの電話対応に追われる、という現在と、果たしてどちらが精神衛生上健康的だろう。環境が変われば人間の受ける感受性も変わってしまう。 確かに正規労働者の労働時間は長い。でも昔のサラリーマンの労働時間も長かった。しかしながら、やってる仕事のレベルが違う。電卓が職場に入っただけで大騒ぎしてた時代と、各個人が1ギガバイトのフラッシュメモリを当たり前のように扱う現在とは、単位時間あたりに扱う情報の量が違い過ぎる。出張一つとっても、昔は汽車で1日かかることが多かった。 職場で終身雇用制度が崩壊した。昔は社宅があって運動会があった。家庭に居てストレスを感じない(例外もあるが)のと同じく、職場に居てストレスを感じる発想が少なかった(例外もあるが)。ところが今や、人事評価制度で敵はライバル企業でなくて隣の席の人間になった。全面的お付き合いをする義理も何もない。そして仕事ではコンプライアンスコンプライアンスと上はうるさく言う。そのくせ上は労働基準法を遵守するなどとお笑い種だ。 うつ病にかかり、個人の問題なんだと社会的に隔離され、生活を破壊された多くの人達の犠牲によって、ようやくこの問題が真剣に経営の問題として取り上げられるまでになった。メンタルヘルスマネジメント検定は、まさに時代を反映した検定と言えるだろう。記念すべき第1回の検定を受けてきた。この検定は大阪商工会議所が中心となって運営されている。公式テキストが発売され、検定は概ねテキストの内容から出題される。10月8日、新宿の工学院大学で受検 10月8日、新宿駅西口の工学院大学で受検してきた。大阪以外に全国各地で検定が実施される訳で、ここが東京会場ということになる。受検者は予想以上にたくさんいて、関心の高さを知ることが出来た。午前に2種ラインケアコース(管理者コース)、午後に3種セルフケアコース(自分自身のケア)の検定が行われ、時間が重複しないから両方受検してきた。実は1種マスターコースというのもあり、経営者レベルのコースもある。これは5年毎の資格更新制度という厳しいものである。1種の受検者もたくさんいることが分かった。ここまでのレベルとなれば、わたしのような「趣味でやってる人間」とは違い、おそらく全社的取り組みの一環として受検しているものと思われ、全く敬意を表するまでだ。 2種・3種とも過去問題などあるはずが無いから、どんな問題が出るか分からなかったが、だいたいテキストの内容に沿っている。ただし、労働安全衛生法の知識は多めに入れておいた方がいいのかも知れない。商工会議所の検定試験は、どこかのホームページで模範解答をサービスで出してくれてるが、残念ながら今回は見つけることが出来なかった。結果発表は11月中旬の見込み。↑こんなテキスト
2006.10.09