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拙者は大阪生まれの相模原育ち、そして嫁さんは北海道余市出身~家族・親戚もあちこちに住んでゐるのは云うまでもない。距離的な問題だけではないのだが、地域毎に家族・親戚を集めてお食事会を開くのが一番妥当だろうと云う結論に至った。本日は、実家最寄りの相模大野で近隣の親戚を招いてのお食事会だ。ブラッテンバウ(集合住宅)の前の桜も青々と茂り、少々初夏の雰囲気。嫁さんは髪を結う関係で美容室に行くので、また1時間早く家を出て行った。拙者は嫁さんの一番踵の高いハイヒールを持って後から出発する。国電で新宿へ出て、小田急に乗り換え、かつてよく見た景色をしみじみと眺め直す。もちろんそう云う時は、かつてこうして車窓を眺めていた時代の「気分」が戻ってくる。決して、何時も希望に満ちていた時代では無かった。むしろ前途が見えない、悶々とした時代が圧倒的に長かったと思う。相模原在住時代は、明らかに下積み時代であった。さて、電車は相模大野駅へ着いた。駅ビル「ステーションスクエア」は何時見ても壮観だ。相模原市南区を代表する駅に相応しい。コンコースで嫁さんと合流して、駅からコリドーを通って伊勢丹相模原店へ向かう。此処の7階にあるレストラン「○○亭」は、半個室みたいなスペースがあり、此の種のイベントには最適な感じ。ささやかながら、事前に引き出物の用意をしておいた。お菓子はあらかじめ調達しておいたバウムクーヘン。年輪を重ねていく縁起の良さから選ぶ。お菓子の他に、阪急百貨店のカタログギフトを付ける。池田泉州銀行カードで買ったら得だからと云う理由もあるが、根は大阪人(阪急沿線人)としての或る種の自己主張なのかな。懐かしの阪急百貨店両親以外の参加者は久しぶりの再会となった。久しぶりなもんだから、随分と時代を巻き戻さないと話が通じない。先ほど、前途が見えない悶々とした時代が長かったと申し上げたが、正に其処から話を始めなければならない。「なんで貴方がそんな目に遭わなければならないのか?」と一人が聞いた。今となっては過ぎた話だが、結果としてそれで北海道へ行くことになり、嫁さんと出会うことになるのだ。映画「幸福の黄色いハンカチ」で、高倉健が北海道へ行くまでの成り行きを語るシーンと重なり合った。さすがに網走刑務所は未経験だけどね。大袈裟だが気分としてはこんな感じ食事会は無事終了!参加者と両親を見送って、二人で相模大野駅へ向かう。新宿まで小田急ロマンスカーの券を買った。今日ぐらい、此のくらいの贅沢も許されるだろう。さぁて、ロマンスカーは何が来るのか内心楽しみにしていたが、「ただのEXE」でがっかり。嫁さんは「Uシートとは比べもんにならないくらい豪華だ」とはしゃいでいる。EXEとかUシートとか、何の話か分からない方、すみません・・・。
2015.04.25

婚姻届を出した直後の食事は100円マック、其の後は大國魂神社で手をパンヽヽと打って終了、まるで漫画に描かれたやうな「地味婚」である我々だが、結婚寫眞は大真面目に作ることになった。寫眞を作ると云ふことは、自分達のセンスの問題が多少試されると思ふから大真面目になれる。嫁さんが買って来た「ゼクシイ」を見て早速途方に暮れた。かう云ふ雑誌はいゝことばかり書いてゐるから、店を選ぼうにも何を基準に決めていゝか分からない。とにかく一度、スタヂオを自分達の目で確かめようと云ふことになり、或るスタヂオに向かった。場所は地下鉄東西線○○駅にあるスタヂオ。我々が住む多摩の農村と正反対の、東西線快速運転区間にある駅だ(云ひ方自体やたらと鉄分濃い)。〇〇駅を出ると、周囲はスーパー、団地、倉庫、セレモニーホール、スーパー、団地、倉庫・・・こんな感じの街を歩くこと十数分、何だか作ったやうな「メルヘン」な建物を発見。店に入るのもおっかなびっくりで、中にいる店員さんに「実は・・・け、結婚寫眞を・・・」なんて云ったら、衣装のリストを渡されて、此処から選んで下さい、などと案内される。 嫁さんの表情がどうも冴えない。天気が悪いせいか、是まで歩いて来た「スーパー、団地、倉庫、セレモニーホール・・・」と云ふ街の雰囲気のせいか、店の雰囲気のせいか、其れは分からない。何となく気が乗らないのは拙者も同じだった。まぁ検討しませうと此処は一先づ退散だ。再び東西線に乗り、浦安から快速電車に乗って中野へ到着。マルイで食事してお開きとなった。実は、先程の〇〇駅は食べる處も無かったやうに記憶してゐる。翌週、今度は国電吉祥寺駅にあるスタヂオを見学する。駅前の繁華街にほど近い店で、店内は何だか活気を感じる。何となく、ぢゃあこの店にしませうと云ふことになった。雰囲気に呑まれたのである。さて、衣装を選ぶことになったが、男の「衣装」なんてはっきり云って限りなくどうでもいゝ世界。主役は嫁さんなんだから、こっちは地味でいゝのだ。と云ふ嫁さんも何だか地味な、ありふれた感じのドレスを選んできた。内心、カタログの最後の方にあるマルーンのやつが好みだったが、それは阪急電車に萌え過ぎな拙者の悪い癖?何となく此の色に萌えてしまう・・・撮影の日時なんかを予約して、先づはホッとする。帰りに吉祥寺駅の高架下にある「アトレ」で食事をした。電車の高架下とは云へ、まるでデパ地下のやうにスイーツや惣菜の店舗がひしめき、レストランもあちこちに有り、こんな猫の額のやうな狭いスペースで何で此処まで店を詰め込むのかと妙な感心をする。其処がまぁ東京らしい處で、其の雰囲気に浸るのも悪かぁ無い。運命の撮影当日スタヂオからの案内によると、新婦殿は1時間早く来てくださいとのこと。全く其の通りだと思ふので、嫁さんは1時間早く家を出て行った。こっちは髭を剃るくらいなもんで、身支度なんぞ五分も掛からない。まぁ昨日は散髪ぐらいは行った(QBハウス)。男はバリカンでがぁーっと、是に尽きる。舞い散る桜の花弁で掃除が大変な我がブラッテンバウ(集合住宅)を1時間遅れで出発。国電に乗って吉祥寺を降り、スタヂオに到着したら、スタッフさんが拙者の衣装を用意して呉れてゐた。もちろん男の着るものなんて着替えに五分も掛からない。嫁さんの支度が終はるのを待ってゐたが、其の間どうしていゝか分からず、貸し衣装を着たまゝボーッと佇んでゐるのは恐ろしく間が抜けてゐる。いよゝゝ撮影!是ね、どう表現していゝか分からない。と云ふのは、プロのカメラマンに写された経験がないもんだから、目が完全に泳いでゐて、(@@)こんな感じなのだ。とにかく、恥づかしくってたまらない。撮影のセットは、古びた壁に古びたチェストと洋書が置かれたセット。セピア色に色褪せた作品を勝手に妄想する。寫眞と云ふ技術が生まれて以来、より鮮明に寫るやう努力が重ねられ、多くの人が其れを望んでゐた訳だが、其れを「余計なお世話」と考へてしまうこともある。多少、あいまいな表現の方がありがたいと思ふこともある。大正時代あたりの、爆発するようなフラッシュで「ドン!」と撮った寫眞の方が、作品として味があるのではないか?撮影終了!出来上がり結果をパソコンで見せられる。スタッフさんから「いゝのを選んでください」と云はれて、実は二人で途方に暮れた。表情がいゝけどポーズが間が抜けてゐたり、ポーズはいゝけど顔が怖かったり、最後は消去法的に選ばざるを得ない處に哀愁を感じる。云って見れば其れは当たり前か。俺達はモデルぢゃない。是まで楽ありゃ苦もある人生を刻んできた顔そのものだし、被写体として相応しい表情やポーズを直ぐにとれる訳ぢゃない。数週間して完成品が届く。何だか本当に色褪せた作品に仕上がり、或る意味ホッとする。親戚に送る葉書用の切手を買いに逓信局へ。慶事切手を買うのも一生に一度くらいだろうか。富士通のワープロで宛名を印刷し逓信局へ出す。職場の女の人達が寫眞見せろ見せろと煩い。実家の向かいの奥さんも、寫眞見せろ見せろと煩いらしい。なんで女の人は、こーゆうの見たがるんでせうかねえ。
2015.04.18
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嫁さんの引っ越し荷物も届き、整頓作業もまぁ順調。クローゼットを増設しておいたので、服がほぼ収まった。クローゼットと云っても、カーテン式の一番安いやつ。でも、今回は上手い買い物をしたと思った。カーテンレールが汎用なので、好きなカーテンを付けられる優れものである。要は、窓のカーテンと合わせることで、うまくコーディネートできるのだ。六畳の小さなリビングだけど、ソファの後ろは嫁さんが札幌から持って来たチェストがある。鏡を買えば、ちょっとした鏡の間が作れる。六畳でここまで出来るのには、一工夫必要だった。ソファも「二人用としてはギリギリの大きさ」だ。テレビもあまり大きくなくて、かえって助かった。テレビ台も大幅にサイズダウンし、その代わりアイアン飾りのデザイン重視のものを。寝室はバリバリ和室。勝手に和モダンなペンダントを仕掛けた。百貨店で買えば参万円だが、ネットで買えば参千円で手に入る(さすがにメーカーは違うと思うが)。和室はモノをおかず、布団をダダーン!と敷いて大の字になって寝る!布団も買い換えた。押入れの奥行が80センチなので、一人あたりのマット(=敷布団)の幅も80センチだ。残念ながら大の字になったらはみ出す。寝台列車よりはマシだと割り切るのだ。全てがミニサイズだが、狭いアパートで一丁前の雰囲気を出すためには、必然的にこんなことになる。 では、おやすみなさい・・・
2015.04.06
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七時半に起きて、とにかく拙者は二人分の朝食を作った。巣篭り卵は「ほうれんそう」を沢山食べることができる。これを毎日食べるようになって、何だか風邪をひかなくなったように思い、だからおまじないのように食べていた。朝食もすませ、着替えが済んだらいよいよ出発だ。彼女は札幌在住時代、「ウィズユーカード(ひゃー懐かしい!)」ばかり使っていたのでIC乗車券を持ってないと云う。そう云えば拙者は「キタカ」を持っていたので、是は彼女に使ってもらうことにする。ICカード乗車券は、もう全国何処でも使える時代になった訳だ。ちなみに拙者は池田泉州銀行のピタパを使っている。東京人に自慢しても通じないネタだ。さて、早速二人で村役場へ行き、婚姻届を出した。村役場の職員に「おめでとうごぜーます」と云われたところで、場の雰囲気からして云われたほうも恥ずかしい。あまりに事務的なところで「そう云う雰囲気じゃない」のである。手続きに時間がかかり、待ち時間に何をしていいのか迷った。嫁さんの携帯がスマホなので、ネットニュースなどを見たりして時間を潰す。昼前にやっと終わり、小腹がすいたので何か食べることになったが、嫁さんが飛行機乗った際「マックの飲み物サービス券」を入手したらしいので、じゃあマックに行こうと云うことになる。そして、何か特別食べたいものも無かったので、二人とも百圓マック、払ったのは本当に百圓マックの分だけと、随分安上がりに済んだ。結婚して初めての食事が百圓マックと云うのも凄まじいが、二人で初めての食事だって680圓のパフェだった訳だ。パフェがハンバーガーの6.8倍もするのは、正しいことなのかどうか分からないが。大國魂神社へ参拝せり夕方、相模大野で両親と会食する予定だが、時間が余っているので寄り道をした。府中の大国魂神社へ参拝する。此処で余った壱圓玉に願いを託した。しだれ桜が見事で、みんな写真を撮って帰っている。拙者もつられてカメラを構えた。其の後は、府中本町駅から南武線に乗る。仕事で乗ったことがあったが、数年でいろいろ様変わりしていた。南武線に快速が走っている!しかも稲城長沼あたりも高架線になっている!登戸で小田急線に乗ったが、此の界隈はさほど変わっていない。登戸駅下りホームも、まだ中途半端なままだった。相模大野駅で降りたが、此処の駅前もかなり様変わりしている。駅の西側に出来たのはボーノ相模大野で、昔の「銀座商店街」は完全に消えてしまっている。ちなみに今日、両親と会食したのは、ボーノではなく伊勢丹相模原店内のレストランだった。親戚を招いての食事会も、此処でやろうと云うことになり、その下見を兼ねて。是から忙しくなるな・・・。
2015.04.01
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