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北極星 僕たちはどう働くか [ 西野 亮廣 ]
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ビジネスの世界ではよく耳にする言葉ですが、実際には仕事を始めたばかりの人や、新しい環境に飛び込んだ人にとって、この言葉は少し酷に感じることがあります。
成果が出ない。
思うように評価されない。
毎日失敗ばかり続く。
そんな状況で仕事を楽しめと言われても、素直に受け入れることは難しいでしょう。
私は、仕事を本当に楽しむためには、まず「一度、是が非でも勝ち切ること」が大切だと考えています。
ここでいう「勝つ」とは、誰かに勝つことではありません。
自分自身が目標として掲げた数字を達成すること、お客様から「ありがとう」と言われること、プロジェクトを最後までやり遂げることなど、自分にとっての成功体験をつくることです。
人は成功体験によって自信を得ます。
そして、その自信が挑戦する勇気を生み、仕事への前向きな姿勢へとつながっていきます。
逆に、成功体験がないまま「楽しさ」だけを求めてしまうと、少し壁にぶつかっただけで心が折れてしまいます。
スポーツでも同じです。
練習は決して楽ではありません。
しかし、試合で勝つ喜びを知った選手は、厳しい練習にも意味を見いだせるようになります。
仕事も同じ構造です。
まずは一つ勝つ。
小さな勝利でも構いません。
営業なら初契約を獲得する。
販売なら月間目標を達成する。
事務職なら業務改善を実現する。
管理職ならチームの目標を達成する。
この「勝った」という経験が、仕事の見え方を大きく変えてくれます。
もちろん、その勝利は偶然ではなく、自ら取りにいかなければなりません。
人より少し早く出社する。
人より多く学ぶ。
人より多くお客様と向き合う。
失敗しても改善を繰り返す。
勝つために必要な努力を、誰よりも愚直に積み重ねることです。
「ここまではやった」と言えるくらい努力した人は、結果が出た瞬間に大きな自信を手にします。
その自信は次の挑戦への原動力となり、さらに成果を生み出す好循環をつくります。
そして気が付くと、「仕事が楽しい」と感じられるようになっているのです。
仕事の楽しさは、最初から用意されているものではありません。
努力し、結果を出し、その積み重ねの先に生まれるものです。
だからこそ、仕事を始めたばかりの人や、新しいチャレンジをしている人には、「まずは何でもいいから一つ勝ち切ろう」と伝えたいと思います。
最初の一勝が、その後の働き方を大きく変えます。
勝った経験は自信となり、自信は行動を変え、行動がさらに成果を生みます。
その積み重ねが、仕事を義務からやりがいへ、そして楽しみへと変えていくのです。
楽しく仕事をしたいのであれば、まずは目の前の目標から逃げず、是が非でも勝ち切ること。
その一歩が、充実したビジネス人生のスタートラインになるはずです。
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