フットボール(サッカー)戦術研究

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2019.01.03
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英国プレミアリーグ第21節 ウエストハムvsブライトンの試合をロンドンスタジアムで観戦。2-2のドロー。ウエストハムはナスリがベンチ入り(出場機会なし)。以下、試合内容をレポートします。(長文で失礼します。)

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【得点】
・ウエストハム
66分、68分 アルナルトビッチ
・ブライトン
56分 ステファン
58分 ダフィ

【戦術】
ウエストハムはアルナルトビッチ、キャロルの2トップが前を張り、右はスノドグラス、左はアンデルソンを基点に、ディフェンスラインからのビルドアップから攻撃を組み立てていく戦術。


【試合の流れ】
(前半)
序盤からウエストハムの些細なパスミスが目立って、ブライトンが押し込む展開となる。
ウエストハムは前線からのプレスが甘く、特に左サイドのアンデルソン、クレスウェルのスペースをグロスやマーチに突かれてクロスを上げられるが、クロスの精度が低く、ブライトンは決定機を作れない。
それでもウエストハムは、24分にアンデルソンのGKの正面を突くミドルシュートや、26分にクロスウェルのスローイングを受けたアルナルトビッチが中央に持ち込んで放ったシュートがGKにセーブされる場合があったが、パスミスが多く、決定機を作れずに、前半は0-0で終了。前半は両チームとも低調な出来。

(後半)
ウエストハムはアンデルソン、スノドグラスをより中央の位置に置いてブライトンのバイタルエリアを狙い、序盤はボールを支配する。
52分にアンデルソンがドリブルで持ち込んでバイタルエリアを突破して放った左足のシュートが惜しくも右隅に外れるるが、その後、ブライトンがセットプレーでチャンスをモノにする。
56分に、グロスの左CKから、ファビアンスキーが弾いたボールをステファンが左足のボレーを右隅に決めて1-0と先制し、さらに立て続けさま58分に、同じくグロスの左CKから、フォアに流れていたダフィが右足で押し込み、ブライトンが2-0とリードを広げる。
これに対して、ウエストハムは63分に、右の中盤をスノドグラスからアントニオに、ボランチをオビアングからノーブルに代えて、この交代が見事に的中する。
66分に中央エリアでフリーにいたノーブルからの浮き球のミドルパスに、アルナルトビッチが反応してダンクを背にしながら放ったシュートがGKの股間を抜いてゴールし、2-1と詰め寄り、さらに68にノーブルからサイドチェンジのパスを受けたアントニオが右サイドをドリブルで仕掛けてペナルティエリア内でベルナルドを振り切って上げたグラウンダーのクロスにアルナルトビッチが左隅に決めて、ウエストハムが2-2に追いつく。


【システム】
(ウエストハム)4-4-2 (右から)
GK ファビアンスキー
DF アントニオ、ディオプ、オグボンナ、クレスウェル
MF スノドグラス(63分 アントニオ)、オビアング(63分 ノーブル)、アンデルソン

(守備時も4-4-2)

(ブライトン)4-1-4-1(右から)
GK バットン
DF モントーヤ、ダフィ、ダンク、ベルナルド(73分 ボング)
アンカー ステファン
MF グロス、マーチ、プレッペル、ロカディア
FW マレー(82分 アンドネ)
(守備時も4-1-4-1)

【まとめ】
ウエストハムは中2日の厳しいスケジュールで前半はプレスが甘く、ミスが多かったが、選手交代が功を奏して何とかドローに持ち込んだ。個々の能力は確かだが、ディフェンス面での甘さを改善していけるか。次節のホーム、アーセナル戦のロンドンダービーではミスを少なくすることが必須。
ブライトンは監督の狙い通り、セットプレーで少ないチャンスをモノにできたが、1トップがディフェンスできないスペースをノーブルに突かれてしまい、惜しいドロー。
個々の能力を活かしたサッカーをするウエストハムと、組織的な戦いをするブライトンの違いが如実に出た試合、特に後半はスリリングな展開だった。






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最終更新日  2019.01.03 15:55:23


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