フットボール(サッカー)戦術研究

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2021.06.09
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​​2021〜22年天皇杯2回戦京都サンガvsFC今治の試合をたけびしスタジアムで観戦。3-1で京都サンガの勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)

【戦術】
〈京都サンガ〉
攻撃では、CB黒木、長井とアンカー庄司とのビルドアップから、白井、富田の両SBが高い位置を張りながら左右のスペースを基点にして、曽根田、中野克の両ウイングと連携して、またFW李のポストプレーを利用して数的優位を意識して攻めていく。
守備では、4-1-4-1のブロックを基調として、時にFW李とウイングまたは中盤の1人がプレスをかけていく。

〈FC今治〉
攻撃では、安藤、オスカルのCBと岡山、宮尾のボランチとの連携したビルドアップから、FW高瀬への縦パスからのポストプレーを交えながら、左右のスペースを基点として、3シャドーと両SBにボランチが連携して攻めていく。
守備では、4-4-2のブロックを基調として、FW高瀬と中シャドーの有間がサンガCBにプレスをかけて連動したディフェンスをしていく。



62分  上月(京都サンガ)
69分  李(京都サンガ)
81分  武井(FC今治)

【警告】
玉城(FC今治)

【試合の流れ】
(前半)
サンガは4-1-2-3システム、今治は4-2-3-1システムにて試合に臨む。

まず7分に、左サイドでのカウンターを基点にして、右ペナルティエリアからの左MF三沢からの右クロスに左ウイングの中野克のボレーは右に外れてしまうが、続く10分には、右サイドでの展開から、右SB白井の右クロスにFW李が今治ディフェンスと競り合いながら、胸トラップした後に右足で決めて、サンガが1-0と先制する。
これに対して、今治はサンガCB長井、黒木からのビルドアップにFW高瀬と有間が積極的にプレスをかけていき、またFW高瀬のポストプレーによる攻撃の基点を作ろうとするが、サンガはアンカー庄司との連携で今治のプレスをいなし、また高瀬のポストプレーを潰していく。
その後、今治は左右のスペースを基点としてサイドチェンジを使って、攻撃のリズムを掴もうとし、しばらくの間、サンガとの左右での激しい攻防が展開される。
それから、ビックチャンスを掴んだのは今治で、40分に、CBオスカルからのロングフィードに反応した
有間がサンガディフェンスラインの裏を突いて右奥サイドに進出して上げた右クロスに、ペナルティエリア内に走り込んでいた高瀬がサンガGK清水と1対1になって放ったシュートは清水にセーブされてしまい、同点には至らず。
その後はサンガがチャンスを掴み、ロスタイム直前に、ペナルティエリア内からの右ウイング曽根田の右サイドに三沢が合わせた右ボレーシュートは今治GK岡田の好セーブに阻まれてしまい、追加点には至らず、前半は1-0とサンガがリードして終了。

(後半)
後半は今治はFW高瀬から飯泉に代えて、ポストプレーにより活路を見出そうとするが、序盤からサンガのペースで試合が進んでいく。
47分に、後半早々から右MF中野桂に代わって投入された谷内田が右クロスに合わせてボレーシュートを放つが、バーを超えてしまう。
その後もサンガが左右のスペースを有効に活用して今治のディフェンスラインを下げさせることを成功して終始優勢に立つ。
そして、62分に、61分に曽根田に代わって投入された上月がスルーパスに反応して今治ディフェンスラインの裏に出て、今治GK岡田の動きを見て冷静に左ゴールに流し込み、サンガが2-0と点差を広げる。

これに対して、今治は、77分に、ポストプレーで機能しなかった飯泉をFWからCBに配置換えし、CBオスカルを武井に代えて1トップに起用し、何とか一矢を報いる。
82分に、サンガGK清水がビルドアップしているところに、武井がプレスをかけてボールを奪取して、そのままゴールに流し込み、今治が1点を取るものの、その後は逆にサンガの攻勢が続き、結局3-1で京都サンガが勝利。

【システム】
(京都サンガ)4-1-2-3(右から)
GK 清水

アンカー 庄司
MF  中野桂(45分 谷内田)、三沢
FW  曽根田(61分 上月)、李(74分  山田)、中野克
(守備時は4-1-4-1)

(FC今治)4-2-3-1(右から)
GK  岡田
DF  市原(71分  島村)、安藤、オスカル(77分  武井)、近藤(92分 平岡)
ボランチ 岡山、宮尾
3シャドー   玉城、有間、福田(45分  梁)
FW  高瀬(45分 飯泉)
(守備時は4-4-2)

【勝負の分かれ目】
サンガが効果的に連携した左右のスペースからの攻めにより、今治ディフェンスラインを下げさせたことと、前線からのプレスにより今治の攻めを潰したこと。

【まとめ】
サンガは今治のプレスを掻い潜って李のポストプレーを交えながら、効果的に左右のスペースへの展開を実践できた。個々としてまたチームとして終了優位に立たことができた。J2とJ3の差が如実に表れた順当な勝利

今治は後半に何とかサンガの凡ミスで一矢を報いたが、基点としたかったポストプレーやサイドチェンジからの左右からの攻めはサンガに確実に阻まれてしまった。惜しむところ、前半40分の高瀬がGKと1対1でのシュートを決めていれば、もう少し善戦できたかも?





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最終更新日  2021.06.09 21:03:06


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