フットボール(サッカー)戦術研究

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2022.02.26
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2022年J1第2節セレッソ大阪​vs京都サンガの試合をヨドコウスタジアムで観戦。1-1のドロー。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)

【戦術】
〈セレッソ大阪〉
攻撃では、ディフェンスラインとボランチ原川、奧埜との連携したビルドアップから、松田、丸橋の両SBがサイドに張った上、右は右シャドー中原、左は左シャドー乾がSB、中シャドー清武やボランチと連携して、サイドチェンジを交えながら、左右のサイドやハーフスペースを狙いながら攻めていく。
守備では、FW加藤、中シャドー 清武がサンガCBとアンカー川崎を監視しつつ、プレスをかけていく。リトリート時は4-4-2ブロックを基調として対応していく。
(相手CK時は主にゾーン対応)

〈京都サンガ〉
攻撃では、ディフェンスラインとアンカー川崎とのビルドアップから、FWウタカのポストプレーを頻繁に交えながら、FW武富、豊川に、MF武田、松田が近い位置でフォローして攻撃を仕掛け、また3トップが頻繁にポジションチェンジしながら、両サイドを使って攻めていく。
後半はウタカが左右のスペースに流れて基点となり、武富や白井、長井(後半に投入)の両WBがフォローしてカウンターを仕掛けていく。

27分からは4-1-2-3から3-4-3(守備では5-3-2または5-2-3)へのシステム変更。後半からは3-1-4-1-1(守備では5-3-1-1)へのシステム変更。
(相手CK時はマンツーマンとゾーンの併用)

【得点】
34分  武富(京都サンガ)
48分  乾(セレッソ大阪)

【退場】
なし

【警告】
72分 メンデス(京都サンガ)
83分  西尾(セレッソ大阪)
92分  鳥海(セレッソ大阪)


(前半)
セレッソは4-2-3-1システム、サンガは4-1-2-3システムにて試合に臨む。
最初に試合の流れを掴んだのはセレッソで、まず10分に、左からハーフスペースでフリーとなっていた左シャドー 乾がドリブルにて仕掛けてバイタルエリアにてスルーパスを出し、そのパスに反応したFW加藤がサンガGK上福元と1対1となってシュートを放つも、上福元の好セーブに阻まれてしまい、次に15分には、左サイドの展開からCB鳥海からパスを受けた乾の左クロスに中シャドー 清武がニアでシュートを放つも、上福元がキャッチする。さらに、18分には、清武を基点とするカウンターから加藤がバイタルエリアにてポストになって右シャドー 中原に繋いで、中原がゴールへドリブルで仕掛けて放った右足のシュートはまたもや上福元の好セーブに阻まれてしまう。
これに対して、サンガはディフェンスラインとアンカー川崎が連携してビルドアップを図るも、中盤でのボール争奪戦にてセレッソのプレスを受けてしまい、ウタカなど前線への有効なパスを出せず、またスペースも有効に作れない。
そこで、サンガは27分に、左SB麻田をサンガCBアピアタウィア、メンデスの間に配置して、右からアピアタウィア、麻田、メンデスの3バックにし、中盤を右から白井、武田、川崎、松田の4枚にし、前線を右から武富、ウタカ、豊川の3枚にする3-4-3システムに変更する。

34分に、左MFから左WBに変更した松田の右CKにフォアで頭でアピアタウィアが合わせたボールはバーを叩いたものの、そのこぼれ球に反応した武富が確実にゴールに押し込んで、サンガが1-0と先制する。
サンガは、さらに38分に、松田の右CKのこぼれ球に反応したメンデスの左クロスにウタカが右足のボレーで合わせるも、セレッソGKキム・ジンヒョンの好セーブに阻まれてしまう。
流れを引き戻したいセレッソは、ビルドアップから両サイドへの展開から活路を見出し、45分に、右への展開から、右シャドー 中原がペナルティエリア右からドリブルにて仕掛けて出したグラウンダーのクロスにニアで乾が合わせたシュートはまたもやサンガGK上福元の好セーブに阻まれてしまい、前半はサンガが1-0とリードして終了。

(後半)
サンガは、右FK豊川から長井に替えて左WBに配置して、ウタカ、武富の前線、白井、長井ので両WB、アンカーを川崎(52分に金子に交替)、武田、松田を中盤にする3-1-4-1-1システムに変更して後半に臨む。(セレッソはシステム変更なし)
しかしながら、後半最初にチャンスをモノにしたのはセレッソで、48分に、清武が中央バイタルエリアから出したスルーパスに反応した乾がサンガCBと競り合いながら先にボールに合わせてゴールに流し込んで、セレッソが1-1と追い付く。
その後も、セレッソは、ビルドアップから両サイドへの展開によりスペースを有効に活用して、ボール保持率を高めていき、サンガは5-3-1-1の低いブロックを作り、ウタカが左右サイドに流れて基点となってのカウンターで対応する展開が多くなっていく。
そうした中、サンガは71分に、左サイドでの基点から、左サイド奥からサイドチェンジのパスを受けたウタカからパスを受けた右WB白井のクロスに長井がジャンピングボレーを放つも、セレッソGKキム・ジンヒョンの正面を突き、さらにその直後、セレッソのパスをカットした武田がすぐさまGKキム・ジンヒョンの頭上を狙った浮き球のシュートを放つも、キム・ジンヒョンがキャッチする。
これに対して、セレッソは、73分に、左サイドでの展開から、57分に中原に替わって左シャドーに配置された北野のミドルシュートは惜しくもバーを越えるが、以降はセレッソが両サイドで有効なスペースを活用し、また清武や乾がサンガのチェックを外してチャンスをうかがい、サンガは5バックに中盤が吸収される厳しい展開となる。
セレッソは、82分に、右サイド奥での展開から、原川からパスを受けた清武からドリブルにてサンガディフェンスを剥がしながら中へ切れ込んで放ったシュートはまたもやサイドGK上福元の好セーブに阻まれてしまい、続く89分には、右ハーフスペースにいた松田ので右クロスに反応したメンデス(57分にFK加藤に替わって投入)のボレーも上福元の好セーブに阻まれてしまい、さらに91分に、中央エリアでのカウンターからのスルーパスに反応した北野が抜け出して上福元と1対1になって放った右足のシュートはまたもや上福元の好セーブに阻まれてしまう。
このように、サンガが押され気味の中、粘り強いディフェンスを発揮して、1-1にて終了。

【システム】
(セレッソ大阪)4-2-3-1(右から)
GK キム・ジンヒョン
DF  松田陸、西尾、鳥海、丸橋(78分 山中)
ボランチ 原川、奧埜(78分 鈴木)
3シャドー  中原(57分 北野)、清武、乾(70分  為田)
FW 加藤(57分 メンデス)
(守備時は4-4-2または4-4-1-1)

(京都サンガ)4-1-2-3→3-4-3→3-1-4-1-1(右から)
GK  上福元
DF  白井(75分 荒木)、アピアタウィア、メンデス、麻田
アンカー  川崎(52分 金子)
MF 武田、松田(75分 井上)
FW 武富(86分 荻原)、ウタカ、豊川(45分  長井)
(27分から3-4-3へのシステム変更、後半からは3-1-4-1-1へのシステム変更。
   守備時は4-1-4-1から5-3-2または5-2-3、後半は5-3-2に変更)

【まとめ】
セレッソは、前半からビルドアップから、両サイドを有効に活用して、また乾や清武のボールキープ力を使ってサンガのマークを剥がしてスペースを作り、幾度のチャンスを作ったが、サンガGK上福元やサンガ5バックによる粘り強いディフェンスの前に逆転を阻まれてしまった。
今後、上位チームとの対戦では、決定機を確実に決めることが重要。

サンガは、GK上福元や5バックの粘り強いディフェンスが有効に機能して、価値ある勝ち点1をもぎ取った。このドローは大きく、今後もこうした粘り強い戦い方は重要。
今日は、ウタカのポストプレーや両サイドで有効なカウンターを仕掛けたが、クロスやラストパスの精度が高くなく、また守備面でも、マンマークが剥がされてしまってピンチを招くシーンがよう見られたので、J1で戦うには攻撃面、守備面での更なる精度の高さが求められる。





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最終更新日  2022.02.26 17:58:10


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