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2025.07.23
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2025年J1第21節​浦和レッズvs湘南ベルマーレの試合を埼玉スタジアムで観戦。4-1で浦和レッズの勝利。以下、レポートいたします。(長文で失礼します)

【戦術】
〈浦和レッズ〉
攻撃では、4バックディフェンスラインとボランチ安居とグスタフソンとの連携したビルドアップから、両サイドへの展開、右は右シャドー金子と右SB石原、左サイドは左シャドーのサヴィオと左SB荻原に、両ボランチが絡んで攻撃の基点となり、ハーフスペースやバイタルエリアに降りてくる中シャドー渡邊、CF小森へのクサビのパスを利用しながら、時にサイドチェンジを交えつつ、サイド→中→サイドを繰り返しつつ攻めていく。 
守備では、プレス時は前線4人にプレス仕掛ける4-2-4、リトリート時は4-4-2を基調としてブロックディフェンス対応していく。
(相手CK時はゾーンとマンマークを併用)

〈湘南ベルマーレ〉
攻撃では、3バックディフェンスラインとボランチ奥野、奧埜との連携したビルドアップから、両サイドへの展開、右WB藤井と左WB太田がサイドを高く張ったうえ、右サイドは藤井と右シャドー小野瀬に、左サイドは太田と左シャドー平岡に、ボランチが連携して攻撃の基点となり、時にFW鈴木章のポストプレー交えつつ、クサビのパスを含むハーフスペースの利用、更にはポケットへの進出を狙って攻めていく。
守備では、ハイプレス時は3-4-3、ミドルプレス時は5-2-3、リトリート時は5-4-1

(相手CK時はゾーン主体でマンマークを加味)

【得点】
      33分 ホイブラーテン(浦和レッズ)
45+4分 小森(浦和レッズ)
71分 関根(浦和レッズ)
77分 太田(湘南ベルマーレ)
90+5分 チアゴ・サンタナ(浦和レッズ)

【退場】
なし

【警告】
なし


(前半)
レッズは4-2-3-1システム、ベルマーレは3-4-2-1システムにて、この試合に臨む。
まずチャンスを作ったのはベルマーレで、2分に、右サイドでのカウンターから、右ハーフスペースでの右シャドー小野瀬のスルーパスに、右バイタルエリアにて反応したボランチ奥野のシュートは、レッズGK西川にキャッチされてしまう。
ベルマーレは、サイドを高く張り出した藤井、太田の両WBを基点として、両サイドから攻撃の機会をうかがう。
これに対して、レッズも、両サイドを基点として攻撃の機会をうかがい、12分に得た左SB荻原の右FKに、ニア側にてボランチのグスタフソンがベルマーレのマーキングに競り勝った頭で合わせて、ゴール右隅に流し込んで、1-0と先制したかに見えたが、VARの結果、オフサイドと判定されて、先制には至らず。

その後は、ベルマーレが28分に得た小野瀬の右FKのクリアボールを、バイタルエリアにて反応した左シャドー平岡のシュートはバーを超えてしまう。
しかし、レッズは、両サイドからの攻撃により、徐々にベルマーレのディフェンスラインを下げさせることに成功し、その流れで得たセットプレーにより先制に繋げる。
レッズ、33分に得た中シャドー渡邊の左CKに、ペナルティエリア中央にて反応した左CBホイブラーテンがベルマーレのマーキングに競り勝って、頭で合わせてゴール右隅に流し込んで、レッズが1-0と先制する。
先制したレッズは、両サイドを基点と攻撃が更に活性化し、まず42分には、中央から左サイドへの展開から、左ハーフスペースにてパスを受けた左シャドーのサヴィオのシュートはベルマーレGKポープの正面を突いてしまうが、ロスタイムに入って、レッズがまたもやセットプレーにて追加点をモノにする。
レッズは、48+4分に得た荻原の左CKに、ニア側にて反応したFW小森がベルマーレのマーキングに競り勝って、頭で合わせて、ゴール右隅に流し込んで、レッズが2-0とリードを広げて、前半終了。

(後半)
ベルマーレは、開始早々、中CB大野から松本に替えて、後半に臨む。
(レッズは選手交代策などはなし)
後半、まずシュートチャンスを作ったのはレッズで、51分に、右サイドでのカウンターから、敵陣右サイド奥に進出した右シャドー金子から、右ハーフスペースにてマイナス気味の横パスを受けたボランチ安居のシュートはバーを超えてしまう。
一方、試合の流れを変えたいベルマーレも、サイドチェンジを交えた両サイド攻撃を展開してチャンスをうかがい、56分には、敵陣右サイドでの展開から、右CB鈴木雄のクロスに、ゴール前に進出した小野瀬が頭で合わせるも、惜しくもバーを叩いてしまい、続く59分にも、敵陣右サイドでの展開から、藤井のスルーパスに右ハーフスペースにて反応した小野瀬のシュートは右ポストを叩いてしまい、得点には至らない。
そこで、ベルマーレは、59分に、左シャドー平岡からフィリッピに替えて、フィリッピの1トップ、(右から)鈴木章、小野瀬のシャドーに配置替えをして、フィリッピのポストプレーを活用するなど反撃の機会をうかがう。
レッズも66分に、FW小森から松本に、右シャドー金子から大久保に、左シャドーのサヴィオから関根に替える3枚替えを行い、松尾(36分に渡邊に替わって投入)を1トップ、シャドーを(右から)大久保、松本、関根の順に配置して更なる追加点を狙う一方で、ベルマーレもまた67分に、左シャドー小野瀬から小田に、ボランチ奥野から茨田に替える2枚替えを行い、両チームとも動きが激しくなる。
そうした中、レッズが選手交代策が的中してサイド攻撃から更なる追加点をモノにする。
レッズは、敵陣右サイドでの展開から、松本が右ポケットまで進出しながら出したアーリークロスに、ゴール前に飛び込んだ関根が頭で合わせて、ゴール中に押し込んで、レッズが3-0と更に引き離す。
更なる追加点を許したベルマーレは、77分に、敵陣右サイドでの展開から、藤井?から、バイタルエリアにてクサビのパスを受けたフィリッピが左ポケットにはたいて、そのパスに反応してフリーで走り込んだ太田が右足でゴール左下に流し込んで、ベルマーレが1点を返す。
また、ベルマーレは、81分にも、右ハーフスペース/バイタルエリア間でのパス交換から、小田がシュートを放つも、レッズGK西川の正面を突いてしまう。
レッズは、84分に、ボランチのグスタフソンからチアゴ・サンタナに替えて、チアゴ・サンタナの1トップ、シャドーを(右から)関根、大久保、松尾の順に配置して、チアゴ・サンタナのポストプレーを活用して更なる追加点を狙い、またもや選手交代策が的中して、ロスタイムに追加点をモノにする。
レッズは、90+4分に、中央エリアでのボール争奪戦に競り勝ったチアゴ・サンタナがそのままドリブルにてバイタルエリアに向かって仕掛けて、GKポープと1対1になりながら、冷静に左足にて難なくゴール左隅に流し込んで、レッズが4-1と更に突き放して勝利。

【システム】
(浦和レッズ)4-2-3-1(右から)
GK  西川
DF  石原、ダニーロ、ホイブラーテン、荻原
ボランチ 安居、グスタフソン(84分 チアゴ・サンタナ)
シャドー 金子(66分 大久保)、渡邊(36分 松尾)、サヴィオ(66分  関根)
FW  小森(66分 松本)
(守備時はプレス時は4-2-4または4-4-2、リトリート時は4-4-2)

(湘南ベルマーレ)3-4-2-1(右から)
GK  ポープ
DF  鈴木雄、大野(45分 松本)、松村
MF  藤井、奥野(67分 茨田)、奧埜、太田
シャドー  小野瀬(67分 小田)、平岡(59分 フィリッピ)
FW  鈴木章(75分 石橋)
(守備時はハイプレス時は3-4-3、ミドルプレス時は5-2-3、リトリート時は5-4-1)

【勝負の分かれ目】
レッズが両サイドからの攻撃により、ベルマーレのディフェンスラインを下げさせることにより得たCKにより試合の主導権を掴んだうえ、後半も効果的に追加点をあげたこと。

【まとめ】 
レッズは、序盤こそ、ベルマーレの激しいプレスに苦しんだものの、両サイドを基点とした攻撃により得た2つのCKを確実にモノにし、後半も有効な選手交代策により追加点により、ベルマーレを突き放すことができた。今日は完勝で、東京戦の敗戦を払拭できたか?

ベルマーレは、序盤は前線からの厳しいプレスと両WBを高く張り出した両サイドからの攻撃により、チャンスを作りかけたが、レッズの有効な両サイド攻撃によりリトリート対応を余儀なくされ、CKのマーキングで2度(VARの失点取消を含めると3度)も競り負けてしまったのが大きく響いて、大量失点に繋がってしまった。
同じパターンでの失点はチームの規律として問題があり、規律などの再確認が必要。

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#Jリーグ





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最終更新日  2025.07.23 23:41:29


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