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2006.01.24
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カテゴリ: その他
実験の技能を身につけるためには、「状況」と「場」が必要である。ただし、理科の授業の中で、観察・実験がきちんと行われているとするならば、小学校における子どもたちの理科に対する興味・関心の高さをあわせて考えると、「状況」という点については、ある程度は満たされているであろう。(実際は、このことが満たされていないことも多々あるのだが・・・。)

残りは「場」であるが、単に実験技能の練習をすればよいというわけでなはい。あくまでも、「状況」とセットでなければならない。昨日授業した、「ろ過」を例に挙げて考えてみる。

「ろ過」の練習をするとき、「ろ紙のセットの仕方」や「液体の注ぎ方」などがポイントとなる。単に技能の習熟のために練習をさせるとき、子どもたちは、これらの「必要性」には、ほとんど着目しない。実際、中学校でろ過をさせてみると、ろ紙からあふれるほどの液体を平気で注ぐ子どももいる。しかし、「水溶液のなかのホウ酸を取り出したい」という強い問題意識があれば、「ろ紙のセットの仕方」や「液体の注ぎ方」を無視するわけにはいかなくなる。

このときがチャンスである。ろ紙と溶け残りのある食塩水や砂糖水などを「余るほど」準備し、「実験を成功させるために、ろ過の練習をしよう」と投げかけるのである。「余るほど」準備するが、たいした「苦労」や「金額」ではない。子どもたちは、「溶け残ったホウ酸と水溶液を分ける」という「状況」を意識しながらも、楽しみながら「練習」をくり返すことができる。

「状況」と「場」をセットで考えること。このことは、実験の技能だけでは、知識や概念の獲得の場面においても大切なことである。





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最終更新日  2006.01.26 12:34:07
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