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2008.01.23
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カテゴリ: 理科授業実践から
授業後、ビデオを見ながら授業を振り返る。今回は、一人でのリフレクションである。

○「糸の長さ」という「ことば」を獲得したこと

 今回の授業で一番印象に残ったのは、Iさんの次のような発言である。
「えっ、だって糸の長さは同じなんだから。」
「長さというのは、遠さとか近さとか。高さとは・・・。長さは、このひもの長さ。(糸をぴんと張って)低い高いが高さ。だから長さは関係ない。」
 Iさんは、授業のはじめには、「かげが遠いと・・・」と発言している。このとき、I さんには「高さ」と「遠さ」は、はっきりとはとらえられていない。今回、懐中電灯と棒を糸で結んで実験させたことにより、太陽の「高さ」についてとらえることができるようになったのだろう。しかし、実験をして、その結果を見ただけで、このようなことが起こったのではない。「長さ」という「ことば」を獲得することで、具体的な思考を促したのであろう。
 Iさんにとって(おそらく、多くの子どもたちにとって)、「高い・低い」「遠い・近い」という「ことば」は、今回の授業の中では使いにくい「ことば」だったのだ。(私にとっても、このblogを書くときに「遠さ」という「ことば」は、「高さ」「長さ」と比べ、とても使いにくい。)もちろん、目の前に具体物の糸があったことも、大きく関係あると考えている。

○「だんだん」から先の「ことば」

 逆に、Iさんがなかなか獲得できなかったのが、太陽の動きを説明するときの「だんだん」に続く「ことば」。何度も「太陽は東からだんだん・・・」「だんだん高くなって・・・」と、ボールを実際に動かしながらも「だんだん」から先がなかなか出てこなかった。途中、「だんだん傾いて」という「ことば」も聞かれた。


Iさんにとっての「この糸の長さ」という「ことば」。そして、「だんだん・・・」という「ことば」。つい最近まで「説明できなくても、見てわかればいい」を思っていた私には、授業の中で、全く大切にすることができなかった・・・。(つづく)





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最終更新日  2008.01.23 18:50:12
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