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2013.07.12
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カテゴリ: 理科授業実践から
これまでの授業中の発言をみてみると、多くの子どもたちが、「上流と下流の石の大きさの違い」と「水の運搬するはたらき」を関係付けて考えることができようになっているようにみえる。そこで、今回は「どうしてA地点(南阿蘇村立野)とB地点(菊陽町戸次)では石の大きさが違うのだろう」と課題を設定した。

IMG_4381 のコピー.JPG

自分の考えをノートに書いた後、TRくんのグループでは次のように話し合っていた。

・・・・・

TRくん「いいですか?えっと、2つあるんだけど、一つ目は浸食が働いて削られると思って、浸食作用が流れ速いとき強くなると聞いたから、でっかい石が削られてこう(B地点の石)なったと思う。で、二つ目が、砕けて削られて丸くなると思って、Aにある石が運ばれてる途中に、川底にある石に当たって、その、砕ける。それで、その後のこの図なんだけど、これが、川底にあった石とぶつかってこういうふうになって、これ角があるんだよね、ちょっと。で、それが削られながらとれていって、ドーンって、Bの石になる、じゃないかなって思いました。」

hmさん「まあ、だいたいTRくんと同じなんだけど、上の方でなんか大きさがちっちゃくなるわけよ。ばーんと落ちたりして、なんか3つぐらいに分かれて、そこから、中流とかに流れていく間に、どんどん丸みができてきて、こんな感じになったと思うんだけど、いくら水の力だとしても、こんなに丸くなるのはちょっと不自然だと思うし、その上、こんなに小さくなるなのもあんまり・・・。あれ(教師用机の上にあるA地点の石)からはならないと思う。」

・・・・・

TRくんは、「侵食モデル」と「粉砕モデル」、hmさんは「粉砕+運搬モデル」であることが分かる。

スクリーンショット 2013-07-12 14.42.56.png

スクリーンショット 2013-04-30 16.02.10.png

しかし、TRくんは前時には「Aの大きい石は流れない」と発言している。このことに疑問をもったのだろうか、MRくんが次のように指摘する。

・・・・・



TRくん「あの大きな石とはいってないけど・・・、あれではないよ。ちょっと小さめ、なんかちょっと小さいやつは・・・。」

hmさん「でも、大きいやつあるじゃん。」

MRくん「だって、急斜でしょ、だから流れが速いじゃん。めっちゃ・・・。」

hmさん「でも、こんくらいのがなるならさ、また大きいやつは方法が違うってこと?」

TRくん「・・・大きいやつは流れないと思います。それか、これ(B地点の石)がAの石だとするよ。これがこう流れたとすると、角をガッガッってとっていくんじゃないかなっとは思う。」

MSくん「でも、川底の石に当たって砕けると言ったよね。」

TRくん「川底のね。うん。」

MSくん「だいいち、水ってぶつかったときの力を減少するじゃん。だって、例えば・・・。」

hmさん「まあそうだね。水の中にぶつかってもそんな痛くないじゃん。そういうことでしょ。」

MSくん「たとえば、ここに石があって、水中の中に置いてるとするじゃん。その中に石を置いて、こうやっても(水面をたたいても)、ぜんぜん割れんじゃん。」

TRくん「ああ、そうか。」



hmさん「だから、水の中では、あんまり力が働かない。」

・・・・・

MRくんは「浸食するはたらきには、石そのものを削って小さくする力はない」といいたいのだろうか、それとも「水の中で石同士がぶつかっても割れたりしない」といいたいのだろうか。はっきりしないのだが、MRくんとhmさんは妙に納得している様子である。

このことが関係しているかどうか分からないが、その後、TRくんとhmさんは次のとうにつぶやいている。

・・・・・



TRくん「ちょっと自信ない。」

hmさん「だよね。いきなりこれ(B地点の石)にはおかしいけど、どのくらいその道は長いのかな。」

・・・・・

やはり、「石が小さくなること」と「石の角が取れること」が混乱しているとともに、まだまだ「運搬モデル」よりも「粉砕モデル」や「侵食モデル」が根強いということであろう。

(つづく)

※ 今回の記録は、平成25年3月12日のものである。





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最終更新日  2013.07.12 14:59:58
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