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2022.04.10
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鳥友からコサギの飾り羽について質問を受けました。
コサギの羽毛について整理しました。参考となれば幸いです。
繁殖期のコサギには頭部に2本程度の飾り羽と胸や背に飾り羽がのびています。
独身の雄が背と胸につけている蓑毛(繁殖羽)をディスプレーのときに広げてのダンス
お見事です。なお、非繁殖期で灰黄色だった嘴基部が赤色に変化し婚姻色と呼ばれます。
(飾り羽について)
飾り羽は正羽と呼ばれるもので、1本の軸を中心に膜のように広がる羽毛です。
これに対してダウンのような軸がない羽毛は綿羽と呼ばれます。
(羽毛の種類)
コサギの羽毛は正羽、綿羽、半綿羽(半正羽)、粉綿羽、糸状羽、剛毛羽の6種類から
構成されています。正羽は,羽弁,羽軸,羽軸根(羽柄)で構成され、羽には分岐構造が
ある点で動物の毛髪と異なります。
(写真)
一枚目:飾り羽が長いコサギ、2022年3月21日谷津干潟
二枚目:蓑毛と嘴基部がピンク色の婚姻色となったコサギ、2015年5月31日越谷市
三枚目:上から見た蓑毛、2021年5月23日土浦市
四枚目:後方から見た蓑毛、2021年5月23日土浦市
五枚目:正面から見た蓑毛、2022年2月19日柏市

















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最終更新日  2022.04.10 17:32:32 コメント(2) | コメントを書く
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