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2022.05.16
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これから関東近郊ではサギの集団繁殖地(コロニー)が形成され、子育てと
ジュニア誕生の時期を迎えます。毎年、ホシゴイはゴイサギですか?と質問をもらう
ことがあります。
結論を申し上げると、ホシゴイもゴイサギで、写真で示した二枚目のものまでを私は
そう呼んでいます。
(ホシゴイについていろいろな記述)
1年目の若鳥、成鳥になる前のゴイサギの俗称、幼鳥がホシゴイと呼ばれるなど
などとホームページやブログによってホシゴイの範囲もじつに様々です。
その背景は、幼鳥の定義はあるものの、若鳥の定義が定まっていないことによります。
生まれた年のゴイサギの幼鳥は、羽の模様が星に見え、頭はボサボサで冠羽は無く、
虹彩は黄色です。2年目に入ると、羽の星模様は消え、冠羽はありませんが、羽毛はかなり
整い虹彩は橙色に変化します。その後、3年目になると、上面は紺色、下面は白色で
3本の冠羽が出て、虹彩は真っ赤になります。
(写真)
一枚目:羽の星模様がありますが頭がボサボサのゴイサギ、2014年7月越谷市で撮影
二枚目:羽が整ってきて羽の模様が星模様にみえるゴイサギ、2018年7月22日都内で撮影
三枚目:第二回目夏羽に換羽しはじまったゴイサギ、2020年6月茨城県土浦市で撮影
四枚目:成鳥と若鳥の中間的な個体、2020年6月茨城県土浦市で撮影
五枚目:ゴイサギ成鳥、2017年8月茨城県土浦市で撮影
(幼鳥と若鳥について)
ヒナに最初に生えそろう羽が「幼羽」で、幼羽をまとっている鳥を「幼鳥」と呼びます。
たとえば、スズメでは顔の黒い斑が薄い、カワラヒワでは腹に濃い斑点があるといった点で
成鳥と異なっていますが、秋までに羽が抜け替わる(第1回冬羽)と成鳥とよく似た姿に
変化し、翌年春には繁殖できるようになります。
これに対して、繁殖できるまで2年以上かかるツル、サギ、カモメ、タカなどの仲間で、
幼羽から成鳥の羽になる途中段階などを「若鳥」と記載している図鑑もありますが、
若鳥の定義は定まっていません。
(ホシゴイの名前の経緯)
平家物語巻第五朝敵揃に記述がある内容は、つぎのとおりです。
醍醐天皇が京都二条城近くにある庭園神泉苑での宴の折、池の水際にサギが
いたので、六位の者に「あのサギを捕らえよ!」と命じたそうです。
命令を受けた人は天皇の命令なのでサギに歩み寄り、天皇のの意向である旨を伝えたところひれ伏して飛び去りませんでした。早速捕らえてくると天皇に献上すると「命令に従ってくる
とは、けなげなやつ。すぐに五位の位にせよ」と指示をし、「今日からサギの王」という札を
天皇が作りサギの首につけて放鳥したとのことでした。
サギが勅命に従って舞い降りたのをたたえ正五位に叙したところ嬉しげに舞った故事にもとづくと記されています。平家物語の訳者によっての解釈が複数あり、記述に違いがあるようです。















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最終更新日  2022.05.16 13:47:45 コメントを書く
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