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2022.12.20
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カテゴリ: 識別について
鳥友から成鳥か若鳥かの質問をもらいました。
雄成鳥は頭上から尾まで体と翼の上面にあざやかな青灰色、体下面がオレンジ色で
黒と褐色の縦斑があります。
これに対して雌成鳥は上面が灰褐色で淡いバフ色の斑があり体下面はクリーム色で
太い黒色縦斑が並びます。
(19日、10日に観察した個体について)
上面が灰褐色で黒い軸線とバフ色の斑があり、下面に太い縦斑があります。
肩羽の淡色斑は認められず、足の色がはっきり黄色に見えます。
これらの特徴から成鳥雌と考えています。
足の色は淡い黄色で成鳥との違いがあります)
(雄の幼鳥の可能性がある個体)
2020年2月に手賀沼沿岸で観察・撮影したコチョウゲンボウが三枚目の写真です。
細長い眉斑、胸から腹にかけての縦斑が細い印象があり、雄の幼鳥の可能性がある個体です。
(写真)
雌個体:2022年12月10日、19日手賀沼沿岸で撮影
雄個体2枚とも:2021年11月印旛沼沿岸で撮影
雄の若鳥の可能性のある個体:2020年2月手賀沼沿岸で撮影
(参考:雌成鳥と幼鳥の識別について)
森岡ら(1995)は、野外で雌成鳥と幼鳥を識別するのは困難と記しています。
しかし、第一年暦の幼鳥は初列風切の先の白い羽縁の幅が広い点に着目して見分けること
が可能とし、幼鳥の下雨覆は暗色部が広く淡バフ色斑も小さいので暗褐色の中に淡バフ色が
点在しているように見えるのに対して、成鳥の下雨覆は淡バフ色の地に暗色の網目があるように
見える違いを示しています。
また第一年暦の早い時期では幼鳥の蝋膜と目の周りの皮膚の裸出部が青っぽく識別可能とし、
羽縁が擦り切れる第一回冬羽までは幼鳥の背、耳羽、雨覆(特に肩羽)に明瞭なバフ色羽縁が
あることで見分けられるとしています。
さらに、雌成鳥とは上尾筒に灰色味が乏しい、後頸のバフ色部が広く明瞭なパッチが出る、
下面の縦斑が太いなどの微妙な差異があることを指摘しています。
(引用)
森岡照明・叶内拓哉・川田隆・山形則男.1995.日本のワシタカ類.p370-371.















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最終更新日  2022.12.20 15:19:35 コメントを書く


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