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2023.07.17
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カテゴリ: 識別について
1980年代までは谷津干潟で数羽のホウロクシギを観察することができたのですが、
近年では出会う機会もなく寂しい限りです。
以前、三番瀬で観察できた個体の写真と特徴を整理したものを提供します。
(三番瀬で観察したホウロクシギの特徴)
上面は黄褐色味がありますが、成鳥ほど黄褐色味は強くない感じがしました。
頸から腹にかけての縦斑が細かく、嘴は成鳥よりも短く、若鳥と思われました。
なお、羽を広げたシーンを記録できれば、ホウロクシギの下雨覆には褐色の斑が
散らばっていて翼下面は白く見えない点がわかったのですが、そこまでの気力が
続きませんでした。(ダイシャクシギは背・腰・下雨覆・脇・腹・下尾筒の白さが
目立ち、ホウロクシギとの識別でははっきりとした違いです)
(渡りを中止し越冬地に戻る)
繁殖地は、カムチャツカからアムール川中流域にかけての湿原で,東南アジアからオーストラリアにかけての干潟で越冬する種類です。
植田(2004)は、ホウロクシギに関する調査結果と文献に報告されている内容を整理し報告しています。この中に渡りを追跡した37羽のうちの18羽ものホウロクシギが途中
で渡りを中止して,越冬地にもどるという行動をとったことを紹介しています。
オーストラリアではホウロクシギが渡去してした後、再度見られるようになり、越冬個体数の約25~30%が夏のあいだもオーストラリアに滞在していることを紹介しています。
(引用)
植田 睦之.2004.ホウロクシギ  渡りを中止して戻る行動.
Bird Research News Vol.1 No.3p66-67.
(写真)私のライブラリーより













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最終更新日  2023.07.17 17:31:40 コメントを書く


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