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2025.08.07
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カテゴリ: 識別について
1日に北総台地でツミを観察した時に白いハトが降り立ち、餌を物色していました。
一緒に観察していた鳥友からアルビノ(完全白化)と色素が少ない白変種、部分的に色素欠乏を伴う部分白化の違いについて質問をもらいました。
(1日に観察した白いハト)
1枚目、2枚目の写真が1日に観察した白いハトです。
羽、胸から腹にかけて少し黒い部分があり、虹彩は橙色、足は紅色でした。
同じハト科のシラコバトの虹彩は赤黒、足は赤色、キジバトの虹彩と足は赤色)
視力は正常で地上を移動する姿は何も問題は認められませんでした。
羽などに少し黒い部分があること、視力に問題はないこととから色素が少ないジュズカケバト白化個体(白変種のギンバト)とカワラバトの交雑個体と思われました。
野外で姿を見かける白いハトは、吉井(1988)がジュズカケバトの「白変種をギンバトと呼び、全身が白く、嘴と足が紅色。シラコバトと似ているが別種」「中央アフリカ原産のバライロシラコバトが原種とされ古くから世界各地で飼育され。一部が野生化している」と報告している種類です。
(完全白化、部分白化、羽色変異)
白い個体を見かけると、アルビノ個体と表現されている事例を見受けます。
しかし、視力に問題が認められなければ、ランダムな部分白化、羽色変異の個体のケースが多いように思えます。
(1)完全白化(アルビノ)
全身が白化している個体は、メラニンを生成する酵素であるチロシナーゼの欠如などで発生します。遺伝的、病的なものと考えられていて、視力が弱く生存能力が劣るとされています。
(2)ランダムな部分白化
部分的に色素欠乏を伴うものです。
肉体的には健全ですが、チロシナーゼが欠如して起こるのでなく。この酵素の作用が抑制さらるために発生するものてす。
たとえば、セグロセキレイで頭から前背が、腹にかけて白色で、尾の3/4程度が黒く、喉と胸の一部が 黒色のまだら模様となっている個体がこれに該当します。
(3)羽色変異
顔や胸だけに変異が生じるものです。ハクセキレイ亜種に似ている個体が目撃されるものがこのジャンルに該当します。
(引用)
吉井 正.1988.コンサイス鳥名事典.p267.三省堂.
(写真)
一枚目、二枚目:2025年8月1日北総台地で撮影
三枚目:2025年8月5日埼玉県吉川市で撮影















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最終更新日  2025.08.07 11:42:27
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