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2025.09.05
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カテゴリ: 識別について
稲刈りが終了すると、手賀沼沿岸の水田地帯にノビタキが飛来する時期となります。
多くの方がフラキャッチをする姿を双眼鏡で探す姿を見かけますが、実は地面を這う虫を捕食する個体も見かけます。
(ノビタキの採食行動は2タイプ)
先崎(2016)は、知見を整理し、次のように報告しています。
その内容は、「採食方法は主に2種類あり、空中を飛ぶ昆虫を食べるときは見通しの良いところからフライキャッチを行なう。一方、地面を這う昆虫を食べるときは,目視で対象を見つけ地面を歩いてついばむ。主要な採食手法ではないが、被度の高い草地の内部に入り込んで,イモムシなどを探す個体もいる」と記されています。
ホームグランド手賀沼沿岸でも見通しのようポイントに止まりフライキャッチをする個体と畑地に降りて土の中の虫を探している個体の2つのタイプを見かけます。
写真一枚目と二枚目は、畑地の地面で採食していた個体です。
手賀沼沿岸で見かけるノビタキは、第一回冬羽が多い印象があります。
(1)第一回冬羽の幼羽の証
第一回冬羽個体は、初列雨覆先にバフ色のスポットがあります。
スポットが幼羽の証しです。三枚目、四枚目の写真が第一回冬羽です。
(2)成鳥冬羽
五枚目の写真は、成鳥冬羽と思われる個体です。
頭部、体上面の黒味が強く、喉に黒味が残っています。
六枚目の写真も成鳥冬羽と思われます。
下面がオレンジ褐色で喉の黒味が少し残っています。
(3)雌第一回冬羽
七枚目の写真は、雌第一回冬羽個体と思われます。
眉斑が淡褐色で全体的に褐色で背と肩羽に黒斑が点在しています。
(写真)
一枚目、二枚目:2023年10月2日手賀沼沿岸、三枚目:2014年9月20日さいたま市、
四枚目、五枚目:2015年9月30日さいたま市、六枚目:2019年9月28日手賀沼沿岸、
七枚目:2018年10月7日手賀沼沿岸
(引用)
先崎理之.2016.ノビタキ Bird Research News Vol.13 No.10.p1-2.



















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最終更新日  2025.09.05 09:24:10
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