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前の記事の続きです。「ダイアログキャンプとコーチングの違いって何ですか?」という問に答える前にまずふたつの概念をお話する必要があります。ダイアログキャンプとコーチングを比較するよりもダイアログキャンプとファシリテーションのほうが、実は比較しやすいのです。【コーチング】と【ファシリテーション】というものがあります。【コーチング】コーチングを行う人をコーチといいます。コーチングを利用する人のことをクライアントといいます。基本的には1対1のスタイルで、コーチはクライアントの自己内対話を促進します。【ファシリテーション】ファシリテーションを行う人をファシリテーターといいます。グループと関わり、グループの対話を促進します。コーチングとファシリテーションはどちらも「促進」が共通ですが、1対1なのか、グループなのかという違いがあります。コーチングにもグループコーチングというものがありますが、関わり方は少し違ってきます。ここでは【コーチング】をもう少し説明してみたいと思います。コーチングを行う人をコーチといいます。コーチングを活用する人のことをクライアントといいます。基本的には1対1のスタイルで、コーチはクライアントの自己内対話を促進します。コーチングの活用の仕方はいろいろあります。1) プロコーチを個人が雇うケース 経営者・会社員・自営業・主婦・学生 いろんな可能性があります 夢の実現・転職・経営方針の決断・人間関係の改善・キャリアの方向性・ 受験・そのほかいろいろ2) セミナーや研修に参加してコーチングを身につけ、対人関係に生かすケース *上司が部下に、親が子に、リーダーがフォロワーに対し・・・という指導的立場の方が、相手の自主性ややる気を引き出す関わり方として *日常の対人関係で、上手に相談に乗りたいかた3) セミナーに参加してコーチングを身につけ、自分自身に生かすケース(セルフコーチング) 人と比較したり、失敗をすべて自分のせいにしてしまったりと、落ち込みやすい考え方の方が、無理せず前向きな考えが浮かぶ問いかけや、考え方として1)のプロコーチを個人が雇うケースにおいてプロコーチは、たとえばクライアントのもやもやしている気持ちや考えを整理したり、明確化したり、決断のための選択肢を広げるサポートをしたりします。そのためにコーチが行うことは、聴くことです。ただ聴くだけでなく、聞こえてきたことをクライアント自身にていねいに返すことで、クライアントが自分の本当の思いや考えを確認したり、気がついたりしていきます。コーチはクライアントの言葉だけでなく、言葉にしていない思い、本人さえ気がついていないかもしれないことを鏡のような存在となって伝えていきます。直感さえ使います。コーチが伝えることは「正しいこと」ではなく、クライアントが自分で吟味し、整理するための材料です。コーチとクライアントの関係は「教える人」「教えられる人」ではありません。コーチに求められることは、クライアントを信じることです。クライアントは迷える子羊ではなく、自らの答えを見つけ出すことの出来る、力のある存在であると信じています。クライアントに求められることは、コーチに依存するのではなく、自らの内側を探求し、コーチを自主的に活用することです。主導権はクライアントにあります。2)のあなたが学んでコーチングを身につける場合コーチングは日本では企業内で上司が部下のやる気や自主性を引き出すと効果があるということで、広まりました。それとともに、上司がコーチングを身に着けて部下の様子を気にかけたり、声をかけたりすることは、部下のうつ病予防にも期待されています。アメリカでは、優秀な社員へのインセンティブとしてコーチをつけました。優秀な社員はコーチによりさらに、力を発揮します。他者を変えるのは大変ですが、自分のコミュニケーションスタイルを見直し、関わっていくことで、変化を作り出していくことができます。指示待ち部下が、自ら提案を持ってきたり、行動を起こしたりするようになるには、コーチ自身のありかたを見つめていく必要もあります。変化をおこすのに時間がかかるケースもありますが、すぐに変化が現れる場合もあります。そしてなんでもそうですが、万能なものというのはありません。コーチングもリーダーシップのひとつの形として、あなたの人との関わりの基本スタンス(BEING)として有効ですが、方法はいろいろあります。相手や状況によって使い分ける、賢いリーダー、親でありたいものです。3)セルフコーチング自分で自分をコーチすることです。誰にでもお勧めです。反省ではなく、「ふりかえり」を有効に行うことが出来ます。どうどうめぐりの内省から、解決方法を見出す問いがあります。たとえば悲観的になりがちな方。自分を責めてしまう傾向のある方。楽観的になれと、前向きがいいのだと言われても、すぐに変わることなどできませんよね。それにいつでも楽観的がいいのかというとそうでもありません。悲観的な方は、リスクに敏感です。前もって手を打つことができるのは強みです。そこにコーチングの問のつくりかたや自己基盤の作り方を知って取り組むことは、無理せず、自分の気持ちが楽になるヒントとなるでしょう。と、コーチングについてはここでいったん筆をおきます。長くなっちゃったな~ 続きはまた明日。
2011.01.09
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ダイアログキャンプのお知らせをしたら、コーチングに関心のある方から「コーチングとどう違うのですか?」と質問をいただきました。そのようなときには、まずは、相手の方に問いを投げます。そのほうが、ピンポイントで相手の知りたいことに近いことを応えられるからです。「あなたはなぜコーチングに関心を持たれたのですか?」「コーチングのどんなところが、あなたの役に立つかもしれないと思わせたのですか?」コーチングに関心を持っている方でも、セミナーに参加してコーチングを身につけたいと思っているかもしれないし、自分の夢や目標達成のためなど、自分自身の決断のためにコーチを雇いたい人もいます。おそらく、コーチングに関心を寄せてくださった方には、ダイアログキャンプも、なんらかの気づきやヒントがあると思います。しかし、今のあなたが欲することに近いことなのかどうかはわかりません。そんなわけで、まず質問させていただきました。とはいえ、質問されたのに質問返しで終わるのも失礼かと思ったので、説明にチャレンジしたところ、やはり長文になりました(^^;せっかくなので、このブログにも掲載したいと思います。 明日につづく
2011.01.08
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同じものを大事にする仲間を迎え、下記のような一泊2日の対話の会を行います。この会は、必要経費を頭割りする形で行い、非営利です。この案内文にピン!ときた方。気になるかた。是非ご参加ください。【ダイアログキャンプinながの】ファシリテーターがいない、予め決められた課題やテーマがないグループの中で、「今ここ」での「かかわり」を積み重ね「一人ひとりが、その人らしくありながら、みなが共にある」ことを可能にする対話の体験を試みます。ファシリテーターがいない、予め課題やテーマが決められていないグループの中で起こる「今ここ」でのプロセスに焦点を当て、対話を試みる体験から、自分のありようや人との関わりを改めて見つめなおすことを目的としています。 ファシリテーションは、単なる技術ではなく、その技術の前提となる、人間、そして人と人がかかわることに関する、ファシリテーター自身の信念・態度・価値観が自然と現れるものです。そこで、この対話編で、日常とは違った形で、人と人がかかわるということを改めて体験し、自分の人間・人間関係観をじっくりと見つめなおすことは貴重な体験になるのではないかと考えています。 【日時】2011年5月28日(土)12:00~23:00 29日(日)9:00~18:00 ※1泊2日の宿泊となります。 ※2日のお昼ごはんからご一緒しましょう。【定員】先着7名(ほかに発起人2名と今回2人をお招きした私もメンバーとして最大人数は10名となります)【場所】独立行政法人国立青少年教育振興機構 国立妙高青少年自然の家 住所:新潟県妙高市大字関山6323-2 電話:0255-82-4321 詳しくは→http://myoko.niye.go.jp/【世話人】兼重尚子(このブログの管理者です)詳細はこちらのHPをご覧ください。参加者の声などもあります。【inながの】といいつつ、新潟県じゃん!と突っ込みどころもありますが、主催が長野で会場の隣町在住のため、ながのと銘打っています。お許しを。今回の様子をみて、次回は黒姫のペンションにて実施したいと考えています!
2011.01.07
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私の住む信濃町は森林セラピー基地の先進地です。私も森林セラピーに関わっているのですが。役場の中に癒しの森係というのがあるんですよ。すごいでしょ?癒しの森係が、森林セラピーを軸にしたまちづくりのために、様々な活動を通じて、多くの企画や支援を得て、発展してきました。今では町と15の企業が契約をしています。細かいことはうまく説明できないのですが、企業と町が提携して、信濃町が企業のふるさととなるべく、企業の期待に応えられるよう協力して企画をします。森林セラピーでストレスケア・ストレスマネジメントの提案をするだけでなく、研修の場として宿泊していただいたり、ふるさととして、地元のひとと触れ合ったり、地元の食材を販売したり、食していただいたり、信濃町の森林を整備したり。ほかにもいろんな可能性があると思います。これまでは癒しの森係が、おもてなし係として、営業マンとして、企業とやりとりしてきましたが、契約企業が増えれば癒しの森係だけでは、立ち行かなくなります。そこで多くの支援者の元、癒しの森のコンシェルジェという制度が立ち上がりました。これまで癒しの森係がやってきたことの一部を請け負うわけです。行政が、何年かの間だけ、お金をつけて立ち上げて、あとは勝手にやりなさいと、民間に押し付けて先細り・・・というようなことが多いなか、ていねいな引継ぎだなぁと思います。引継ぎといっても、癒しの森係がここから完全に手をひいてしまうわけではないのですが。私もコンシェルジェとして研修を受けています。受講者としては、いろいろと葛藤があり、きづきもあります(^^;これからが楽しみです。
2011.01.05
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今頃の感もありますが・・・昨年中も、ブログにお越しいただきありがとうございました。今年はもう少しアップしていきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
2011.01.05
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