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沖縄県うるま市教育委員会は先月、同市の勝連城跡から 3 ~ 4 世紀のローマ帝国と 17 世紀のオスマン帝国のコインが出土したと発表した。(略)両帝国のコインが国内の遺跡から発見されるのは初めてのことだ。ローマ帝国のコインは、 勝連 城 が海上交易で栄えた 14 ~ 15 世紀に流入した可能性があるという。
沖縄から約 1 万キロ離れた地中海地方の遺物がどのように持ち込まれたのか。東アジアだけでなく、西洋とも何らかの接点があったのか。夢は広がる一方だが、真相の解明を期待して待ちたい。
県内では最近、考古学・人類史上貴重な発見が続いている。南城市のサキタリ洞窟跡では約 2 万 3 千年前の世界最古の釣り針が出土し、同時にモクズガニの爪やオオウナギなどの骨が多数見つかった。これまで狩猟が中心とされていた旧石器人だが、漁労活動をし、意外にグルメだった可能性があるという衝撃の発見だ。
勝連城跡もサキタリ洞も今は観光地になっている。遺産の保存は重要だが、観光にも大いに活用したい。先人の生活に思いをはせ、歴史のロマンに迫る場所として。
【北斗七星】公明新聞 2016.10.24
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