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人間を前へと導く民衆仏法の光
きょう「日蓮大聖人御生誕の日」
〝人間としての生き方を日蓮大聖人の言葉に学んでいます〟〝知れば知るほど、自身の心が豊かになっていくのを感じます〟
本紙の友人読者から寄せられた声だ。紙面で読み、感動した御文を人生の糧にしているという方も多い。
時代をはるかに超えてなお、人間をよりよい軌道へと導く普遍的な大聖人の言葉の力は、その尊き御生涯があってのことだろう。
きょう 2 月 16 日は「日蓮大聖人御生誕の日」である。激動の鎌倉時代、大聖人は承応元年(1222年)安房国(現在の千葉県南部)で誕生された。
御自身について「遠国のもの、民が子」(新 1768 ・全 1332 )と言われた通り、「庶民」の一人として生を受けたのだ。同時代の諸宗の御開祖である法然や親鸞、道元らが、貴族や、地方の豪族の出身だったことは対照的である。
庶民、民衆の中で生まれたことを誇りとした大聖人は、いかなる権威にもおもねることなく、あらゆる迫害をも恐れず凡夫成仏、すなわち万人成仏の仏法を悪世に説き広められた。
大事に、大聖人は目の前の一人に寄り添い、希望と地合いを注ぎ抜かれた。民衆の一人として、民衆と同じ目線に立たれた大聖人は、民衆の現実の苦悩をわが苦悩として分かち合われたのだ。
病と闘う女性門下には、深く同苦しつつ、「私たちが仏に成ることは絶対に疑いないと思えば、何の嘆きがあるのでしょうか」(新 1317 ・全 967 、通解)とつづられた。仏法への大確信を平易な言葉で溶き、〝信仰を実践するあなたには絶対に幸せになれるのです〟と励まされている。ここに、民衆仏法の輝きを見たい。
池田先生は、「大聖人は、末法濁悪の闇が最も深いときをあえて選ばれ、『民が子』として『民の家』に誕生されました。そして泥沼のごとき現実社会に飛び込み、前民衆の苦悩を万年先、いな、尽未来歳まで照らし晴らす『太陽の仏法』を説き顕してくださった」と。
不惜身命で、全ての人に成仏への道を開かれた「末法の御本仏」である大聖人への感謝の気持ちを、私たちは深く胸に刻みたい。
苦悩する民衆のなかへ勇んで分け入った大聖人のように、民衆仏法の光を、広布の誓願に生き抜く自らの行動で、世界へ、未来へと届けていきたい。
【社説】聖教新聞 2024.2.16
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